初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

2023年も千里浜砂像フェアへ行って自衛隊車両を撮ってきた

2023年も羽咋市の道の駅のと千里浜で「千里浜砂像フェア」が行われていた。

自衛隊とのコラボで特殊な車両も展示されているので、マシンに惹かれて今年も見に行ってきた。

 

 

昨年に引き続き道の駅で行われた砂像フェア

千里浜は砂像でも知られている。

羽咋市の道の駅のと千里浜では砂像フェアを毎年8月の終わり頃に行っているんだけど、昨年から自衛隊とコラボして、自衛隊車両の展示も同時に行っていた。

昨年のフェアの様子の記事はこちら

それを、今年2023年もやるということなので、砂像も好きなら車も好きな自分としては見に行かずにはいられなくなった。

今更だけど地図

当ブログでは道の駅のと千里浜に何度も足を運んで記事にしているので今更だけど、こんなところにある。

砂像フェアの会場も道の駅の駐車場内だ。

到着

建物の前に看板が置かれていた。

イベントの正式な名称は「千里浜砂像フェア2023 ~自衛隊災害活動×砂像~」というようだ。

これによるとインフルエンサーの「かざり」さんという方がトークショーも行うとのこと。

かざりさんって、元自衛官なんだそうで、任期満了で退任後はタレントや女優業をしているんだとか。今年になって防衛省広報アドバイザーにも就任しているらしい。

さらに、西田千秋さんという七尾市在住のポートレートアーティストによるチョークアートのライブアートも見られるとある。

なんでも、インフルエンサーのかがりさんを2日間かけて描くという。

日程は8月26日(土)と、27日(日)の2日間に渡って行われ、自分が足を運んだのは27日日曜日のお昼頃だったので…

チョークアート、すでに完成していた

これが西田千秋さんが描いた「かざり」さんだ。

自衛隊時代の姿、そして今の姿と、しっかりポートレートアートとして描かれている。

かざりさんの半生をドラマティックに感じられる一枚だ。

ついでに隣には…

別のチョークアート

県内のテレビ局の一つ北陸朝日放送(HAB)の菅井智絵アナウンサーの似顔絵だ。

HABの番組「ふむふむ」内の中継でこのイベントを取り上げていて、その際に西田さんに描いてもらっていた。その中継、録画していたので自分も目にしている。

西田さん、ポートレートアーティストだけではなく、似顔絵制作もしているようで、似顔絵のときはタッチがぜんぜん違う。

でも、特徴をよく捉えていて、かなり似てる。

絵心のない自分としては、ただただ感心していた。

 

2023年の自衛隊コラボ砂像をチェック

砂像フェアなのでもちろん砂像もある。

今年も自衛隊とのコラボだから、自衛隊を描いた砂像作品だ。

今年はどんなものになるのか、それを確かめ撮るのもこのフェアの個人的な楽しみの一つだ。

何度もいうが、自分は砂像が好きなのだ。

2023年の自衛隊砂像はこちら

昨年は陸自を描いた作品だったが、今年は陸海空があわせ技で制作されていた。

戦闘機に護衛艦、そしてメガクルーザーだ。

かざりさんっぽい女性隊員も描かれている。

メガクルーザー、今年は小ぶりに

昨年は実寸大なのかもと思わせるくらい、一台を大きく制作していたので、それと比べると小さい。

今回は陸海空を詰め込んでいるのでそれは仕方ないことだろう。

でも、小さかったら小さかったで、チョロQ感があって可愛い。

小さくても細かく描かれているし、車好きの心を掴んでくる。

空自のパイロットもかっこいい

昨年、トム・クルーズの映画『トップガン マーヴェリック』も公開して、自分も見ているからか(最初の『トップガン』も見ている)、それを思い出してしまって、一人勝手に胸熱になってしまっていた。

自衛隊砂像の手前ではミニ砂像制作体験の作品も並んでいた

部門ごとに賞も与えられていて、これらはその賞を受賞した作品群だ。

皆さん、よく出来ている。

なお、砂像制作体験は2日間に渡って行われていて、無料でできるんだとか。

足湯の隣ではその体験コーナーも

左手のテントの下で行われていた。

皆さん、作るのうまいやね。

自分、絵心もなければ彫刻の腕も皆無なので、上手く作れる人たちが羨ましい。

ちなみに上手い人が作るとこんなクオリティ

おそらく千里浜砂像協会の誰かが作ったのと思われる。

「のとしし」がなにげにかわいい。

 

自衛隊車両のうち昨年いなかったものを撮る

砂像を楽しんだら、次は自衛隊車両だ。

二日目の日曜日だけ、昨年同様に駐車場の一角で自衛隊車両が展示されていた。

会場はこんな様子

家族連れで盛況していた。

自衛隊の特殊車両の展示だけではなく、記念撮影用に自衛隊の制服の貸出なんかも去年に引き続き行われていて、小さなお子さんたちが迷彩服等に袖を通し、車両の前や、ときに上に乗っかって撮影している姿が微笑ましかった。

展示されていた自衛隊車両は、去年も展示されていたものもあった。

それらは昨年、写真に収めているので、今回自分は、今年初展示されていた特殊車両を中心に撮っていた。

以下、それらを載せたい。

まずはこれ

ボードには「11/2救急車」と書かれてあった。

外見はどう見てもトラックだし、実際、73式中型トラックをベースにしているんだけど、救急車だ。

赤色灯も着いていて、サイレンだって鳴らせるそうなのだ。

赤色灯だ

荷台の収容スペースには左右に2段ベッドが設置されていて、床を含めて計5名の患者を収容できるそうだ。

普通の救急車だと一人だけ収容して搬送しているイメージが強いので、最大5名までというのは、戦場や災害現場の過酷さが想像できる。

何人も怪我人が出てしまうような現場では一人ずつ収容なんて、たしかに悠長なことはしてられないわね。

荷台の方も見せてもらえる

なんだろうか、こういうと失礼かもしれないけど、野戦病院からやってきたような印象がある。

シンプルにベットや担架が置かれていて、無駄なものを取り除いている感じがある。

無駄なものを乗せるくらいなら、より多くの怪我人を運べ、そんな声が聞こえてきそうだ。

もうひとつはこちら

「1トン水タンクトレーラ」だ。

牽引されて運ばれるもので自走ができるものではない。

タンクに飲料水を入れて輸送、配給、貯蔵に使われる車両だ。

後ろから撮ると

楕円のお尻が可愛い。

一般の自動車で後ろ姿が楕円をしているものってなかなかないので、珍しさもあってそう思わせるのかもしれない。

まあ、車の曲線って美しいしね。

蛇口がついていた

3連の蛇口がついていた。

飲料水を配給するとき、ここから出すようで、ポリタンクなんかに入れていくさまをイメージできる。

ってか、この日も出てた

キッズたちがまじまじと眺めていると、自衛隊員の方が蛇口を捻ってくれてデモンストレーションを行ってくれていた。

これには大人の自分も心掴まれた。

災害時、お世話になったときのことを少しシミュレーションできたよ。

特殊車両の写真を撮っていたらトークショーも始まった

かざりさんと「トマト王子」という方のトークショーだ。

実物、可愛らしい方だった。

迷彩柄のスカートってなかなかないよね。衣装も漫画みたいで、二次元からやってきたようなそんな印象もあった。

石川に来てくれてありがとう。

 

感想

砂像に自衛隊車両に、好きなものを一度に楽しめて今年も個人的に満足できたイベントだった。

特殊車両、昨年と同じかと思ったら、ちゃんと新たなやつが2台もいて、来た甲斐があったというものだ。

毎年足を運んだら、毎年少しずつでもあらたな特殊車両を拝めるなら、来年も行くだろう。

ついでに昼食は期間限定営業中のハマヤで

道の駅のと千里浜のレストランはいま期間限定でかつて羽咋市の国道159号線沿いにあったハマヤが営業している。

数週間前にも行っているのに、また行ってきた。

数週間前に行ったときの記事はこちら

この日は「のと地魚丼」をいただいた。

レジのところに本日の魚も載っていた

前回行ったときは気づかなかった。

志賀町の西海港で捕れたものだそうで、どれも美味しくてガツガツと一気に食べてしまっていた。

石川県、やっぱりお魚が美味いね。

とまあ、食でも満足してしまって、充実した半日でした。