初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

2023年も千里浜砂像をチェックする

自衛隊とコラボした砂像フェアを見に行ったあと、千里浜なぎさドライブウェイ入り口で展示されている「千里浜砂像2023」も見に行ってきた。

今年の作品も愛でたい。

 

 

能登千里浜レストハウスのあるところへ

毎年恒例の千里浜砂像が置かれている場所は千里浜なぎさドライブウェイの入り口にある能登千里浜レストハウスの駐車場脇だ。

地図ではここ

海水浴場もあるので、泳ぎに来た人たちの車も駐車していることが多い。

到着

右手に見える建物がお土産屋とレストランを兼ねたレストハウスで、奥に見える浜は日本で唯一車も走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」だ。

この駐車場から車で入っていけるのだ(天候次第で封鎖されることもある)。

その浜と駐車場の間に砂像が設置されている。

近づいてみよう

いつもの看板を発見。

ちゃんと「千里浜砂像2023」となっている。

今年もちゃんと古永さんたちクリエイターが作ってくれているのだ。

 

2023年の砂像をチェック

では作品を見ていこう。

作品は4つほど並んでいて、いちばん左に展示されていたのが…

こちらの『密偵家族』

つまりは『SPY×FAMILY』だ。

自分、このアニメ、漫画も含めて見たことがないので、正直よくわかっていない。

よくわかっていないけど…

よく出来ているなぁ

と感心。

読んだことないけど細かく作られているのは、わかる。

後ろの奥さんのところがちょうど日陰

昼も過ぎた頃に見に来ていたので、海に沈んでいく太陽のおかげで、殺し屋さんが彫られたところが陰になっていた。

ポージングと相まって、ちょうど見頃だったんじゃないかと思ったよ。

なお、こちらを制作したのは「田中5」さんだ。

続いてはこちら

「田中〇〇」さんによる『わたしが誰より一番?』というタイトルの作品だ。

先程も「田中」という名字だったので混乱しそうになるが、姉妹で砂像クリエイターをされているそうなのだ。

で、この作品であるが…

高橋留美子ワールドだった

ラムちゃん犬夜叉、乱馬…

小学生の頃、『らんま1/2』を読んでいた高橋留美子好きの自分としてはかなりツボだ。

社会人になってから『らんま1/2』を全巻大人買いして、後日この漫画の楽しさを教えようと甥っ子に貸してあげたら、戻ってこなくなった思い出がある。

布教成功と考えていいんだろうけど、「俺の『らんま』…」と複雑な気持ちでもあった。

どうでもいい話ですが、『らんま』の中では「久遠寺右京」が好きでした。

商魂たくましくって好き。

でもね、そんな『らんま1/2』より好きだった高橋留美子作品が…

めぞん一刻』でした

おおっ! 管理人さんがいた!

田中さん、わかっていらっしゃる!

めぞん一刻』は漫画も全部読んだし、なによりアニメ版が好き過ぎて、高校生のときに何周したかわからないくらい録画したものを観てた。

あんなに馬鹿みたいに観たアニメは、自分の中では他にない。

これまたどうでもいい話だが、『めぞん一刻』で好きなキャラは四谷さんです。

あしからず。

一番右側には羽咋工業高校の生徒たちの作品も

タイトルは「かき氷と海の生き物」。

今年も羽咋工業高の美術・デザイン部の子たちが製作したそうだ。

角度を変えると

ペンギンかわいい。

砂像制作の体験で鉢の上にミニ砂像を作るものがあるんだけど、大きさ的にそれを思い出してしまう。

背中には美術デザイン部のサイン

制作者、制作チームの名前を彫れるって、誇りを感じる。

自分はそういう経験をあまりしていないので純粋に羨ましくなった。

ものづくりや、作品制作はやはり楽しそうだ。

そして最後は古永さんの作品

中央にひときわドでかい砂像があるんだけど、千里浜砂像協会会長の古永健雄(ふるえけんゆう)さんの作品だ。

毎年、古永さんの作品はデカい。

今年の作品名は『加賀人形と石川あれこれ』だ。

石川県では10月から「いしかわ百万石文化祭2023」が行われるので、それに合わせた作品となっているようだ。

これですな

羽咋市独自イベントとして千里浜「砂」の芸術祭というものも行っているようなのだ。

「ひゃくまんさん」がドォーーン!

胴体の模様も彫り込まれていて、いろいろ細かい。

顔は本家と比べるとどこかダンディだ。

ヒゲが凛々しくて名探偵風な雰囲気がある。

これって「郵太郎」?

更にその上には獅子頭を抱え、腹掛け姿の人形のようなキャラも描かれている。

金沢駅に60年近く前から置かれている加賀人形「郵太郎」なんじゃなかろうかと、金沢市民の自分の目には見えてくるのだが、いかがだろうか?

郵太郎を知っている人ってどれくらいいるんだろう?

三人の広げている手が神々しい。

相撲のようにも見えるけど…

いや、相撲は神事だ。

 

最後にレストハウスの方の砂像もチェック

以上、2023年の千里浜砂像だ。

個人的に『めぞん一刻』の管理人さんが彫られているのを見れて、それだけでも楽しめた。

好きなキャラや昔見ていた漫画やアニメのキャラが彫られているとやっぱり反応してしまう。

自分はアートの才能がないので自分で砂像を作るなんてことはできないが、もし仮に作れたとしたら自分好みのキャラの寄せ集めにするだろう。

例えば格ゲーのスト4シリーズやっていたとき(もう8年以上前)の持ちキャラたち(まこと、いぶき、フォルテ、エレナ、ポイズン)の砂像を作りたいと思った。

そんな妄想がむくむくと膨らむから、千里浜砂像、毎年楽しく見に来てしまう。

これら4つの作品の他に、実はレストハウスの方にももう一つ砂像が置かれている。

レストランの外に置かれているので見逃しがちだけど、毎年作品が変わっているので自分などはわざわざ見に行ってしまう。

今年も2023年の砂像が置かれていたのでそちらも撮った。

SSTRの砂像だ

この千里浜目指して毎年SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)というバイクのイベントが行われているんだけど、それを祝うような砂像だ。

毎年ここに置かれている作品はSSTRのもので、だいたいハート型で貫通している。

そこから覗く海が好きだ。

でも今年のデザインがキスしている男女なので、覗き見をしているような罪悪感も少し覚えた。

このデザインそのものは、好みです。過去一で好み。