初心の趣

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ふらっとパン屋巡り 金沢市富樫「パン屋たね」

皮膚科に行ったついでにもパン屋に立ち寄る…

ふらっとパン屋巡りだ。

今回は9月に足を運んでいた金沢市富樫にあるパン屋「たね」を記したい。

 

 

金沢市富樫にあるパン屋

個人的に金沢市泉野近辺にある皮膚科にたまにお世話になることがあるんだけど、その帰りにこのあたりのパン屋にも寄りたいなとの思いから、今回冨樫にあるパン屋に向かった。

今回と言っても、実際に向かったのは今年の9月だ。

同じ月に珠洲市の奥能登国際芸術祭2023が始まって、以降はずっと芸術祭の記事を書くことに注力していたので、12月に入り今更のように書いている。

お店の名前は「パン屋たね」。

こんなところにある

金沢市富樫1丁目だ。

ニュー三久 泉が丘店が斜め向かいにあるので、わかりやすく行きやすいところだと思う。

すぐ近くには和栗のモンブランが美味しい「パティスリーホソヤ」さんがあるので自分としては行き慣れた場所だ。

パティスリーホソヤさんの和栗のモンブランの記事はこちら

角っこにポンッとあるお店

このあたりは住宅地なので道も狭く駐車場問題にさらされそうなところなんだけど、お店にはちゃんと専用の駐車場もある。

オレンジの車が停まっているところだ。

2台は確実に停めれるだろうか。

入口の扉には短歌のようなものが

扉のガラスの部分にその月のお休みであったりがペンで書かれていたり、おすすめのパンの絵が貼られていたりしている。

その隣で短歌のようなものも縦書きで書かれてあった。

さらにいうと絵も描かれている。

風流だ。

お店そのものは大きくなく、扉を開けて入るとすぐにカウンターがある。

ガラスケースに入ったパンを店員の方(おそらくご夫婦で切り盛りしている)に言って取ってもらうスタイルだ。

右端には冷蔵庫もあり、そこにはサンドイッチやチーズも数種類、置かれていた。

チーズにもこだわりがあるお店なんだとか。

パン一つの価格は300円や400円するものもあるので決して安い訳では無い。かといって高いわけでもない。

自分はここで3つのパンを購入した。

 

3つのパンを頂く

購入した3つはこちら

右から「ピタサンド」、真ん中の緑のものは「抹茶黒豆」、左のピンボケして写っているものは「ベーコンチーズ(クロワッサン)」だ。

ベーコンチーズをくっきりと撮影

クロワッサン生地(これ、何層なんだろう?)の中にベーコンが挟まれたものだ。

さっそく、いただきます。

かぶりつく

かぶりついてみるとクロワッサン生地に甘みがある。

ベーコンは落ち着いた大人の味で、脂のしつこさもない。

上の方にチーズも乗っかっているんだけど、チーズの主張は小さく、それでいて確かにいるので、引き立て役に回っている感じだ。

この味というか、それぞれの主張のバランスが絶妙で、かもすればお互いがお互いを引き立てあっているようでもある。

いきなり上手いし美味いと思った。

個人的に、最近はインパクト強めよりも上品に味わえるもののほうが好みなので、かなりその趣向の真ん中をいきなり突かれた感じがあった。

続いては「ピタサンド」(400円)

ピタサンドって何?と思ってしまったけど、ピタパンと呼ばれるパンに野菜やお肉とかを挟んだものなんだそうだ。

地中海沿岸や中東、北アフリカでよく食べられているものらしい。

これまたかぶりつく

レタス、パプリカ、トマト、ピクルス(?)、さらにはハム、ほのかにチーズの味もする。

ハムがまた焼いてあるのかと思える香ばしさがあり、野菜のシャキシャキ感とうまく化学反応を起こしていて美味しい。

包むピタパンも厚くないので、それら食感と香ばしさの掛け合いをかなりダイレクトに近い形で味わえる。

いやぁ、進む進む。かじるの止まらなくなって一気に食べてしまった。

野菜もあって肉もあってパン(炭水化物)もあってと、体にも嬉しい。

昼食にこれらを2つ、3つ毎日食べたくなった。

最後は抹茶黒豆(250円)

北海道産の小麦粉100%使用の、これ、いちおう食パンに分類されるそうだ。

大きさは野球ボールより小さいので大きくはない。

抹茶に惹かれて(抹茶好き)デザート感覚で購入してしまった。

かぶりついてみると中まで抹茶

きめ細かい緑の生地の中に黒豆もいる。

その食感はしっとり。

あっさりとして中も抹茶が濃くはない。

くどさがないので、あ、これは食パンなんだとこのときになって今更のように気づく。

全体的に食べやすく、黒豆がアクセントになっている。

これは飽きない味だ。

後から知ったことだけど、トーストしても味が少し変わってくるそうで、またお店に寄ったときには同じものを購入して試してみたくなった。

 

感想

パン屋たねさんのパン、全体的にしっかりと作り込まれてありながら、一つ一つバランスがいいので、どれも食べやすかった。

これは大人のパンだ。

飽きのこない食べやすさ、そのおかげで朝食や昼食にはもちろん食べたくなるし、それでいてどこか上品でもあるのでお酒(特にワイン)のお供にもなりそうだった。

なんでも定期的に「パンとチーズとワインの会」というものも行われているようで、チーズ好きの自分としてはそちらにも興味が湧いた。

自分は普段お酒は飲まないのだけど、こういうのがあると知ると少し飲みたくなってくるね。

また来ます(中学時代の地元みたいな場所にあるので)

また足を運び、その際にはお店に並んだチーズも選んでみて、少しずつでもオススメのチーズの話も聞きたくなった。