8月26日に七尾市の田鶴浜でおこなわれていた「あかりまつり」に行ってきた。
久しぶりに行ったその祭りではいま、「空飛ぶランタン」というイベントも行われていた。
夜のランタンを撮りたい…
ということで、田鶴浜まで行ってきた。
久しぶりに「田鶴浜あかりまつり」へ
七尾市の田鶴浜では夏に「田鶴浜あかりまつり」が行われている。
コロナ禍のときは出来なかったみたいだけど、今年2023年はしっかりと開催されていた。
このお祭りには数年前に自分も足を運び、当ブログでも記事にしている。
(2018年にあかりまつりへ足を運んだときの記事は→こちら)
ただ、自分が以前行ったときと今年では開催場所も内容も少し違っていた。
田鶴浜で行われることに変わりはないのだけど、会場が「田鶴浜地区コミュニティセンター周辺」となっていて、さらに「空飛ぶランタン」という新しいイベントも加えられていた。
スカイランタンといえば、昨年、穴水町の長谷部まつりでも行われていて、撮りに行ったものの光量が足りなくてオートフォーカスが働かず、苦労した思い出がある。
(長谷部まつりでスカイランタンを撮りに行ったときの記事は→こちら)
そのリベンジじゃないけど、今年は三脚も手に入れたので、もう一度挑んでみたくなったのもある。
とりあえず会場の地図
祭りそのものが今年は田鶴浜地区コミュニティセンター周辺で行われているということで、そちらにナビをセットして向かうことにした。
君ソムの聖地「ゲームセンターベティ」からも近いので、自分はナビがなくても行けたんじゃないかと思う。
到着
自分が着いたのは19時くらいだった。
空飛ぶランタンが19時30分スタートだったので、それに合わせてやってきたわけだけど、この時間だと駐車場がいっぱいで、停めるのがちょっと大変だった。
コミュニティセンター前まで行ってみよう
このコミュニティセンターにやってくるの、自分、初めてかもしれない。
新しく出来たところのようで、どこもきれいだった。
その周辺(入口前かな?)では露店も並んでいて、そのどれもに提灯が下げられているから、日本の夏祭りの雰囲気がよく出ていた。
「はままーけっと」というマーケットをやっていたようだ。
館内ではなにかの展示も
幟を見ると「足つぼマッサージ」の文字も。
プロによる足つぼ、経験がないのでいつか一度でいいからやってみたい。痛そうだけど…
芝の上には綺羅びやかなオブジェも
あかりまつりだけあって、イルミネーションも並んでいた。
落ち着いた色合いの電飾
ど派手なイルミネーションではなく、行灯と調和するような風情を感じさせる塩梅がいいですな。
ここで記念撮影をしている人が何人もいた。
ランタンの準備も進行中
空飛ぶランタンが19時半から始まるので、すでに手に持っている方々がこれまた何人もいた。
参加費として1個1500円を支払うと、このようにランタンを自分の手で上げることができる。
中はLEDだと思われるので安全なものだ。糸もくくりつけられているので完全に空中に飛ばすわけでもなく、イベント後のゴミ問題の心配もない。
終わった後は持ち帰って自分たちで処分するようだ。
なお、このランタンには願い事を書いて飛ばしたりもしているんだとか。
あかりまつりっぽいものを撮影
七尾市墓地公園の方もライトアップ
コミュニティセンターの入口から道路を挟んでこの墓地公園がある。
蝋燭を使ったライトアップが施されていて、幻想的な空間を作っていた。
前回、数年前に足を運んだときは近くの東嶺寺でキャンドルのライトアップがおこなれていたので、自分の中のあかりまつりのイメージといったら、これらの灯火だったりする。
ピラミッド型の灯火もあった
場所は変わったけど、これがあると「あかりまつりに来た」と思えるよ。
なお、今年のこのお祭りには三脚も持ち込んでいるので、これら墓地公園とピラミッド型の灯火をより明るく撮ることにも挑んでみた。
三脚なしだとこの明るさ
手ブレしないようにシャッタースピードを50分の1に設定すると、明かり以外、真っ暗な画になってしまう。
こちらが三脚を使って撮影
来訪者の邪魔にならないようにやや斜めから撮っている。
三脚を使うことで固定されているため手ブレの心配がいらないから、シャッタースピードを下げることで露出(光の量)を獲得できるので、明るい画になってくれる。
画像のザラつきが少なくなるようにISO感度ももちろん下げている。
スカイランタンでも、こんな感じで上手く明るく撮れないだろうか、そんなことを期待したが、果たして…
空飛ぶランタンを撮りたい
このように、今回は三脚も持ち込んでいる。
以前、スカイランタンを撮りに行った際、写したものがどれも暗くて納得いくものではなかったので、その打開を狙ってのことだ。
ただ、ランタンは空中を動くものなので、そう上手くいくわけもないだろうことは、現地に向かう前から想像はしていた。
そうこうしているうちに19時30分となり、会場では多目的グラウンドに集まるよう促すアナウンスが流れ始めた。
ランタンはコミュニティセンター前にあるグラウンドにて一斉に打ち上げるのだ。
グラウンドは、位置的に墓地公園の隣になるんだけど、墓地公園が小高い丘の上にあるので、そのあたりにいると、高いところからグラウンドを見下ろすことが出来た。
自分、まずはその場所から撮ることにした。
もちろん、三脚を使用してだ。
明るく撮るため、シャッタースピードを下げて撮ってみたのだが…
なんか、画がすごいことに…
ノイズも省きたくてISO感度も最大まで下げると、露出(光量)確保のためにどうしてもシャッタースピードを10秒近くまで下げることになった。
それだけ下げると、動いたり揺れたりするランタンは、こんな感じで光の残像を作ってしまう。
仕方なくISO感度も上げて、適正露出の際のシャッタースピードを2秒くらいに上げてあげると…
残像も少しはマシになる
ランタンを光の粒として撮れたなと思うものは、これ一枚くらいだった。
いやぁ、難しい。
ちなみに、これら丘の上から撮っているときはグラウンドの照明にピントを合わせ、オートフォーカスを働かせているので、ピント調整によるボケが起きていない。
このあとグラウンドにも入って、下から「空飛ぶランタン」を撮影してみたのだけど…
ピントが
あいません…
何枚撮っても、あいませんでした…
ランタンの中の明かり、光量が少なすぎて、オートフォーカスが働かないため、手動で合わすことになるんだけど、手動でピント調整って、ホント難しい。
いまだに慣れない。
スカイランタンの撮影、今回も惨敗だ…
感想
以上、田鶴浜あかりまつりで「空飛ぶランタン」を一眼レフのカメラで撮ろうとした結果である。
ランタンそのものの光量が小さいため、フォーカスを合わせるのが難しく、三脚を持ち込んでも同じことで苦しめられた。
こうなると画像のノイズ覚悟でもっと感度の良いカメラやスマホで撮影するしかない。
願わくは、ランタンの中のLEDがもっと発光してほしい。
そんなことをランタンに書き込んで空へと打ち上げたくなった。
ピンボケを利用することで玉ボケは撮りやすかったりしますけどね
オートフォーカスが働かないなら、働かないで楽しみ方はあった。
あかりまつり、そのものは気持ちが落ち着くので、また機会を見つけて足を運びたいものだ。
そのときまでには、空飛ぶランタンをもっとうまく撮れる方法も考えたいものである。