初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

今年(2022年)も千里浜の砂像を見に行ってきたら自衛隊と鬼殺隊だった

今年(2022年)も千里浜にて新しい砂像が作られていた。

本年度はアニメのキャラクターがモデルということらしい。

毎年見に行っているので、定期鑑賞のように今年も見に行ってきた。

 

 

今年も千里浜の砂像を鑑賞

日本で唯一、自動車でも走ることができる砂浜である千里浜は砂像も有名だ。

砂像クリエーターの方がいて「千里浜砂像」として毎年新しい作品が展示されている。

自分はこれをいつも楽しみにしているので、2022年も見に行くことにした。

ということで能登千里浜レストハウスに到着

レストラン兼お土産屋のこちらのお店までやって来た。

地図でいうとこんなところにある

車で走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」の千里浜北口の直ぐ側にあるのでわかりやすい。

その駐車場の端に…

砂像が並んでいる

いつもこの場所だ。

去年も見に行って記事にしているのだけど、やはりここだった。

去年の砂像を見に行ったときの記事はこちら

今年は3基作られたというが、パッと見て4基あるように思えた。

近づいてみよう

やはり4基… まあ、いいか。

それにしても砂像って「~基」って数えるんだね。

 

2022年の砂像を拝む

今年は3基の砂像が作られ、モデルはアニメキャラクターだと事前に調べて知っていた。

アニメキャラがモデルになることは近年多い。

去年も鬼滅の刃がいたなぁ、とぼんやり思い出していたら…

今年もいた

作品名は「滅兄妹」。

製作者は「田中5」という方だ(もしかしたらユニット名かもしれない)。

この方、去年も『鬼滅の刃』をモデルにしていた。

よほどこの作品が好きなのだろう。

3基中、一番左には「GATE」

ひときわ大きなこちらは砂像クリエーターの古永さんの作品だ。

モデルは「GATE」という自衛隊の物語の作品だ。

小説、さらにはアニメにもなっているそうだけど、自分はこの作品を小説で読んだこともアニメで視聴したこともない。今回はじめて存在を知った

それにしても古永さんの作品は毎年でかい。

そうしてだいたい真ん中に置かれているんだけど、今年は3基の中で一番左に置かれていた。

真ん中に置かれていたのは…

藤子不二雄作品のキャラクターたち

藤子・F・不二雄先生の作品のキャラも、藤子不二雄A先生の作品のキャラもいる。

作ったのは「田中民恵」さん。

タイトルは「11人いる!」だ。

ネコ型ロボットもいればカラクリロボットもいるので、自分には「11人」というより「11体」に思えた。

自衛隊、鬼殺隊、11体…

なんかそのほうが語感もいいなと、勝手に一人で納得するのであった。

自衛隊

鬼殺隊

11体

韻をふめて、満足である。

 

細かく見る

鬼殺隊から細かく見てみよう

ちゃんと額のアザとかも彫ってあるんだよね。

髪の流れや、流れのあるエフェクトなど、ウェーブがかった曲線がね、毎度いいなと思わせるんだよね、この方の作品。

古永さんの作品では「GATE」の文字に目が行く

文字が綺麗に彫られていて、陰影まで計算されているのかな?と考えてしまう。

自分、この日はお昼前にやってきているのだけど、時間によっては文字の中の影のでき方も変わってくるんじゃなかろうかと思う。

そして古永さんの作品でもう一つ目を引いたのは…

この車両

車好きとしてはたまらん。

車まで砂像で描いてもらえるのかと思うと胸熱だ。

自衛隊だと「メガクルーザー」か、それとも別のRV系か、その車種を想像するのも楽しい。

なんかありがたくなって、この前で合掌したくなった。

自衛隊関係なく、「千里浜を走行する車」にも見えて、この景色にあっている気がしたのだ。

アニメキャラよりも、車両…

これが自分というものなのでご容赦いただきたい。

11体もじっくりと…

少し角度を変えて写してみたけど、これ、どう見ても10体しかいないような気がする。

ドラえもんコロ助パーマンのび太くん、ハットリくん、しし丸、Q太郎、O次郎、怪物くん、フランケン…

やはり10体ですな。

もう一体はどこだ?と思いながらグルっとその背後に回ってみたら…

あ、いた…

喪黒福造がこんなところに。

顔だけなのにこの占拠率の高さ…

やはり存在感が違う。

この人は人間だけど、一人ではなく「一体」と数えたくなるくらいモンスター属性があるかと思う。

真正面から撮ると…

目が合う。

う~む、怖い。

でも11体(11人)の謎が解けて満足だ。

 

3基の他にもう2基

3基のはずが4基いるじゃないかと最初に指摘したように、これらの他にも砂像が置かれていた。

そういえば去年も4基いた。常設のものがあるのかなと思って覗き込んでみたら…

今年の新作だった

「自律・創造」というタイトルの、地元の羽咋工業高校60周年記念作品だった。

製作したのは羽咋工業高校美術・デザイン部の子たちで、完成は令和4年8月2日のようだ。

看板は倒れちゃってましたが

立ち入り制限の紐を誰か足で引っ掛けたんじゃなかろうか。

こちらの作品も一面だけではなく、横に回ると…

こんな表情を見せる

なんだったらこっちが正面なんじゃないかと思えてくるくらい表情がある。

こちらの面の反対側に回ると…

背面って感じが強い

どう見てもこちらが背後に見えてしまうデザインなのだ。

どことなく狛犬の背中に似ている。

正面の真後ろに回るとこうなっている

羽咋工業高校の校章だろうか。

OBが見たらニヤリとしてしまうんじゃなかろうか。

自分はこういうの好きなので、仮に自分が卒業生だったら作った生徒たちを思い浮かべながら敬礼していただろう。

隣の自衛隊に、自分、感化されているな…

またこれの他にも、今年はもう1基、砂像を見つけてしまった。

レストランの方に目を向けると

あんなところにも砂像っぽいものが目に入った。

このレストハウス、昨年の2月にリニューアルされていて、新しくなったテラス席の方にも砂像が見えるのだ。

これだ

タイトルもなく、製作者の名前も記されていないけど、今年の「SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」を記念したものだというのがよくわかる。

SSTRという、2輪車の「旅」や「愉しさ」に着目したイベントが毎年、この千里浜を目指す形で行われているのだ。

自分は二輪免許を持っていないので縁遠いイベントだけど、バイクに乗っていたらスピードを競う競技よりもこういうイベントに参加したいと思ってしまう。

写真やニュースではSSTRのことをよく見かけるのだが、これに参加したくて2輪がほしいなと思ったこともあるくらいだ。

SSTRに参加していたら、この砂像の有り難みや味わいも変わってくるのだろう。

自分はまだまだこの砂像の良さをすべて味わえていないのだ。

ライダーの皆さんはやはり、この前で腕組をして写真を撮るのだろうか?

うむ、ライダーが羨ましい。

 

まとめ

以上、羽咋市の千里浜で鑑賞できる令和4年度版の千里浜砂像の写真だ。

11月くらいまで展示されているそうなので、まだまだ見に行くこともできるだろう。

ただ、今年の砂像は、実はこれだけではなかったりする。

このレストハウスのすぐ近くにある道の駅「のと千里浜」でも期間限定の砂像が登場していたのだ。

しかも自衛隊とのコラボで。

今年の古永さんの作品が自衛隊のアニメキャラクターだった理由も、なるほど、よくわかる。

道の駅はすぐ近くにある

もちろん、そちらも見に行ったので、後日また記したい。