初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

続・久しぶりに能美市大長野町の「かかし街道」へ足を運んだ

8月に約4年ぶりに能美市大長野町の「かかし街道」へ足を運んだ。

愛を持って写真を羅列していたら重くなってきたので、記事を二つに分けることにした。

前回の続き、後半戦を記したい。

前回の記事はこちら

f:id:seisyunsanka:20210910222727j:plain

 

 

一体ずつ撮る(後半戦)

前回の記事で自分の案山子街道の楽しみ方がわかってきたかと思われる。

そんなところで後半戦、ラストスパートだ。

f:id:seisyunsanka:20210906221227j:plain

ぱっと見た後半戦

もう出だしから笑ってしまう。

f:id:seisyunsanka:20210906221427j:plain

後半戦筆頭は力士

f:id:seisyunsanka:20210906221505j:plain

お股が痛そうな力士!

手足がちょっと細い気もするけど「力(ちから)のモノノフ」だ。

f:id:seisyunsanka:20210906221702j:plain

真正面から見るとちょっと強そう

掌から指まで手をしっかり作ってあるからか突っ張りが強そうだ。

そして、

f:id:seisyunsanka:20210906221837j:plain

二番手も力士!

こちらはまわしが茶色。

空手の黒帯と同じ発想からか、黒いまわしのほうが横綱で、こちらの茶色の方は大関以下なんだろうなと勝手に想像してしまう。

f:id:seisyunsanka:20210906222219j:plain

「技あり!」

って言ってそうでならない。

もはや空手でも相撲でもない。

f:id:seisyunsanka:20210906222321j:plain

ちなみに顔はイケメン

からの…

f:id:seisyunsanka:20210906222519j:plain

次はひょうきん顔

こういう顔してこういう格好をしたミュージシャンがいそうな気がしないでもない。

f:id:seisyunsanka:20210906222724j:plain

と思ったら、隣にはもっとすごい顔

「こびとづかん」だ。

作者の「なばた としたか」さんは石川県の鶴来育ちだ。

f:id:seisyunsanka:20210906223552j:plain

こびと、もう一体

さっきのは牛で、こちらは桃だろうか?

f:id:seisyunsanka:20210906223830j:plain

丸くてでかいほっぺのせいかアンパ○マンにも見える

アンパ○マンをブサ○クにするとこんな顔になるんじゃないだろうか…

f:id:seisyunsanka:20210906224045j:plain

ていうか、隣りにいるし

妖精つながりだ。

4年前に来たときにもアンパンマンも見かけたが、多少リニューアルされているようだ。

リニューアルされていたとしても、久しぶりに会えた気がしてなんか嬉しい。

相変わらずその手は「グー」だしね。

4年前のかかし街道の記事はこちら

f:id:seisyunsanka:20210907234206j:plain

期待通り、隣にはこっちもいた

やっぱり手が「チョキ」のバイキンマンだ。

こちらもちょっとリニューアルされている気がする。

f:id:seisyunsanka:20210907234747j:plain

胸元に小さいのもいるし

憎たらしいはずなのにかわいらしいじゃないか。

f:id:seisyunsanka:20210907235047j:plain

そのとなりは手が「パー」

正面からだと角度的に見づらいけど手が「パー」だ。

f:id:seisyunsanka:20210907235404j:plain

この角度からだと見やすい…

っていうかウルトラマンスペシウム光線に見えてしまう。

子供の頃のヒーロー繋がりだろうか。

見た目は学生ですけどね。

f:id:seisyunsanka:20210908233751j:plain

隣は女学生

学生つながりだ。

男子のヒーローごっこに付き合わされている幼馴染の女子といった間柄のようだが、意外と女子のほうが男子を手のひらで転がしていそうでもある。

f:id:seisyunsanka:20210908234832j:plain

そんな二人を見守る西郷どん

突然やって来た歴史の男。

NHK大河ドラマ西郷どん』が2018年にやっていたので、その頃かその後に作られたカカシではないかと思われる。

犬を連れているので西郷隆盛で間違いないと思われるが、学生つながりで「明治時代くらいの学生です」と言われたら自分としては軽くショックだ。

f:id:seisyunsanka:20210908235902j:plain

西郷どんですよね?

f:id:seisyunsanka:20210908235947j:plain

ですよね?

返事がない、犬はこちらに興味がないようだ。

というか、どこを見ているんだよ、君は。

f:id:seisyunsanka:20210909230323j:plain

ああ、空ですか

この農道のまわりには稲刈り真っ最中の田んぼがあって、そこに白鷺(シロサギ)が舞い降りたり、飛びだったりしていた。

田舎の景色が残る場所なのだ。

f:id:seisyunsanka:20210910164743j:plain

都会的ですね

隣では都会からゴルフでもしにやって来たオシャレにスポーティな淑女(男かもしれないけど)がVIPに椅子に座っていた。

グラサンの斜めがけがスタイリッシュだ。

f:id:seisyunsanka:20210910165521j:plain

金田一耕助

突然「じっちゃんの名にかけて」のじっちゃんの方が登場。

唐突すぎて殺人事件でも起きたのかと思ったよ。

f:id:seisyunsanka:20210910170628j:plain

事件のキーパーソンになりそうな浴衣姿の女性も隣にいるし

浴衣の下にロンTを着るって斬新でただならぬ雰囲気ある。

f:id:seisyunsanka:20210910170815j:plain

表情にもただならぬ雰囲気ある

陰があってやっぱり事件解決のキーパーソン的雰囲気があるのだ。

しかもその背後には…

f:id:seisyunsanka:20210910171756j:plain

鷹が

鳥追いカイトですが。

鷹も呼べる少女なんて、なんとミステリアスなことか。

f:id:seisyunsanka:20210910172135j:plain

あ、スイマセン、隣に鷹匠いました

この人の鷹だったようです。

「へい、タクシー」とタクシーを呼んでいるわけではないです。

f:id:seisyunsanka:20210910172311j:plain

この腕に鷹が止まるんです

このサポーターをしている腕の方を上げていたらスタン・ハンセンのラリアット予告を想起させたに違いないと思ったのは自分だけだろうか。

それにしても鷹匠の手袋にしては腕サポーターの部分が長いしごつい。

何だったら警察犬を鍛えるときに見られる噛まれる犯人役のための腕サポーターにも見えなくもない。

f:id:seisyunsanka:20210910173232j:plain

君のため用でした?

警察犬ではないと思われるけど、まわりに犬といったら君しかいない。

f:id:seisyunsanka:20210910173559j:plain

農家の嫁的モンペ姿の女性だ

映画『種まく旅人〜華蓮のかがやき〜』でも農家の嫁や女性による農業にスポットが当てられていたけど、こういう格好をした人、いま全然見なくなったわね。

こういう姿を見ると祭りか何かイベントがあるのかなと、そんなふうに考えてしまうくらいだ。

f:id:seisyunsanka:20210910175130j:plain

隣にも浴衣姿の女子

もしかしてやっぱり祭りですか?

鷹匠も百万石祭りにやって来ていたりするし、祭り、またはフェスのニオイがしてならない。

f:id:seisyunsanka:20210910175456j:plain

ご来場はこちらです

って言っていそうなおっさんもいた。

f:id:seisyunsanka:20210910184033j:plain

ゴシックなパンクなお姉ちゃんもいた

野外フェスな雰囲気がもりもりだ。

田園の中で歌う音楽イベントってアリだと思う。

f:id:seisyunsanka:20210910184951j:plain

ギャラリーです

合いの手、いれてます。

f:id:seisyunsanka:20210910185108j:plain

こちらもギャラリー

歌に合わせて踊ってます。

f:id:seisyunsanka:20210910185215j:plain

本日のメイン(自分の中で)

本日の主役はこの方でしょう。

この顔、4年前にも見かけた。

リニューアルされているけど、懐かしさもあって自分としては心動かされるものがあった。

f:id:seisyunsanka:20210910185458j:plain

この笑顔

まさに主役級だ。

f:id:seisyunsanka:20210910190210j:plain

そのお弟子さんかな

若手シンガーでもある。そんな妄想が膨らむ。

f:id:seisyunsanka:20210910190516j:plain

こっちの方の付き人だったかも

f:id:seisyunsanka:20210910190653j:plain

このアンニュイな目元に貫禄をおぼえる

ベテラン大物歌手のオーラが出ていらっしゃるじゃないか。

f:id:seisyunsanka:20210910190921j:plain

隣には敏腕マネージャーさんみたいな人もいるし

色付きメガネが仕事できそうなニオイをプンプンさせている。

f:id:seisyunsanka:20210910191107j:plain

大物女優もお忍びでフェスに足を運んでます

このムスリムウェアのような頭巾をかぶって「くノ一」チックにフェスを満喫だ。

すぐバレそうな気もするけど。

f:id:seisyunsanka:20210910191552j:plain

あ、事務所の社長

こんな感じの名物社長、いる。

事務所上げてのフェスだったと信じたい(妄想したい)。

f:id:seisyunsanka:20210910222026j:plain

妄想は程々にしましょう

もともと交通安全を訴えるカカシたちなので、妄想し過ぎで運転に支障が生じないようにいたしましょう。

妄想するなら乗るな、乗るなら妄想するな、と言っているに違いない。

少なくとも自分にはそう見えたが、ええ、これを妄想という。

 

感想

以上、2021年、能美市大長野町の「かかし街道」の写真の羅列である。

並べすぎて容量が重くなって2記事に分けてしまったが、4年前に足を運んだときと比べて案山子の数が増えているんじゃないかと思う。

増えてもそれらへの愛で方は変わらず、最後の最後まで妄想を膨らませて手前勝手にツッコミを入れさせてもらった。

自分自身もやりきった感が一入で、書き終えて楽しかったと思えたのだから、こんな嬉しいこともない。4年空けた甲斐もあったというものだ。

やはり自分は創作案山子というものが好きだし、この「かかし街道」が好きなんだと改めて認識できた次第だ。

f:id:seisyunsanka:20210910223802j:plain

こんな遊びもできる

手乗り妖精だ。

f:id:seisyunsanka:20210910223911j:plain

陰だけ撮って遊ぶこともできる

前編で記した聖火ランナーのかかしだけど、影だけ見ると「棍棒を持った原始人」みたいだ。

f:id:seisyunsanka:20210910224153j:plain

この影はなんの影でしょう?

ザリガニではない。

f:id:seisyunsanka:20210910224319j:plain

正解はこちら

とまあ、影当てゲームみたいなこともできてしまう。

遊び心と言う名の愛を持って見て回ると、ほかにも色々と楽しみ方が出てくるんじゃないかと思える。

台風が来るとなかなか予定が合わず毎年見に来れるという保証はないが、またカメラ片手にやって来たいものである。

もしかしたらオリンピックのようにまた4年後になるかもしれないけど… それはそれでエネルギーを充電して見に来れるので、悪いことでもないと今回悟った気がする。