先月、10月13日と14日に小松市では「どんどんまつり」が行われていた。
そのうち14日にははじめての試みとしてスーパーカーフェスティバルも行われていた。
車大好きの甥っ子に頼まれてそのフェスを一緒に見に行ったところ、高級車はボディまでキレイに見えた。
そんな超車の写真を今回は並べたい。
スーパーカーフェス目的でどんどんまつりへ
昨年、当ブログでも少し紹介したが、小松市では毎年10月に「どんどんまつり」という市を上げての大きなお祭りが駅周辺で行われている。
(昨年どんどんまつりに足を運んだときの記事は→こちら)
秋の市民祭典でイメージとしては「小松の大きな物産展」みたいな感じだろうか。
駅前の様子
駅前広場を中心に物産展やステージパフォーマンスが行われていて人の数も毎年のことながら多かった。
写真の右手に見える建物は「こまつ芸術劇場うらら」で、今年(2018年)初めて「どんどんまつり」の最終日限定で行われたスーパーカーフェスタはこの建物の前で行われていた。
「うらら」前より
この入口前の道路が封鎖されていて、そこでスーパーカーが並んでいたのだ。
晴天のもと
ズラっとね
富山ナンバーが多かっただろうか。ポルシェやフェラーリ、さらにはランボルギーニの車など、一台数千万円するような高級スポーツカーやダッジ・バイパーやコルベットなど大排気量のアメ車、ベンツやBMWといった世のおじさんが好きそうな車も並んでいた。
ランボ、ランボ、フェラーリ、ランボ、ポルシェ…
奥では出店が並び、手前では高級スポーツカーが並ぶという、ちょっと異様な光景が今年のどんどんまつりでは見られたのだ。
どれも庶民の自分にはまず手を出せない車ばかりだ。
石川県では目にすることもないであろう車も数台見られた。
気になった車のボディの綺麗さを中心に撮る
日本の車では日産のGT-R(R35)も数台並んでいた
こうしてどんどん祭りにやって来ながら今年は車ばかりに注目して、高級車ばかり撮っていると、天気がいいからかボンネットやフロントガラスに空や雲がキレイに映っている事に気がついた。
ちゃんと磨いてあるからかキレイに反射させているのだ。
ただ撮るのもつまらないと思い、その点を留意しながら気になった、また興味のある車を中心に撮っていったので以下にその写真を並べたい。
ちなみに一緒にいた甥っ子が言うには車の写真をとるときはヘッドライトにピントをあわせると良いそうだ。
グランツーリスモ(ゲーム)で学んだとのこと。
本当かどうかよくわからないけれど、相変わらずカメラ初心者気分を抜けきれない自分は免許も取れない子供の言うことに従っていたものだから、顔から撮った写真が多いことを先に断っておきたい。
まずはアウディのR8
アウディの高級スポーツカーでV8のエンジンをミッドシップに積んで駆動形式は4WDというちょっと変わった車だ。
ミッドシップで4WDは現在アウディが株を持っているランボルギーニとか、日本車でいうとホンダの新型NSXとかで見られる駆動形式で、その珍しさから自分もちょっと憧れた。
このR8はフェラーリやランボルギーニとかと比べるとまだ安い方で、手が届きやすいスーパーカーという認知のされ方をしていたが1000万円を超えることに変わりはないので、庶民の自分にはやっぱりお高い。
ボンネットやフロントガラスに映る雲がキレイだ。
そして、これからもわかるようにこの日はいい天気だった。
より天気の良さが伝わりそうなポルシェ
青いポルシェだ。
ボディカラーのおかげでますますボンネットの空ばかりが映える。
普通に空を眺めているような美しさがあるからたまらず撮った。
吸い込まれるような感じがした。
こちらはアヴェンタドール
今回のラインナップの中で甥っ子が一番気に入った一台。
ランボルギーニ好き、特にアヴェンタが好きなのだが、それでもこだわりがあるようで数台いたアヴェンタドールの中でもこの一台を推していた。
アヴェンタは一番安いグレードでも1台4000万円もしていたはず。何をしていたら買えるんだろうか…。やっぱり経営者だろうか。
この一台はボディがキレイなメタリックの赤だったので、ボンネットに映る空の色が奇妙なものになっている。
赤いようで紫がかっているようで、夕日のようで青空のようで、その人のその時の気分次第で見えるものが変わるような、そんな反射の仕方をしていた。
マッドブラックのアヴェンタもいた
「ガムボール3000」という世界の高級車が世界各国を走るツーリングイベントがあるんだけど、夏にそのイベントが日本にもやって来ていて、しかも今年は小松市にある日本自動車博物館も会場の一つになっていた(ほかは東京などの都会)。クルマ好きの石川県人からするとそんな奇跡的なことがあったんだけど、そのガムボール3000にもやって来ていた一台だそうだ。
甥っ子はその日本自動車博物館で行われていたガムボール3000も見に行っている。当日は平日だったのだが、ちょうど学生たちは夏休みだったので行けたのだ。
これまた余談だが、ガムボール3000に参加する高級車オーナーはハリウッドの映画監督とかVIPな人たちばかりなので、小松でイベントをやった後の宿は和倉の加賀屋を貸し切ったそうだ。庶民の感覚ではついていけない。
こちらの車、マッドカラー(つや消し)なので、ボンネットに空が反射することなく撮れている。
映らない一台もこうして撮ってみた。
フロントガラスにはしっかりと空と雲だ。ギャップもあってマットカラーの特性というか個性が際立って見える。
それでいてぼんやりと、雲っぽいものもボンネットに映っているように見えるから面白い。
マットカラーは日本の道路ではなかなか目にすることができない。塗り直そうにしてもお高いので目の保養になった心地がした。
ただし、甥っ子が言うにはマットカラーって劣化しやすいのだとか。
最後はフェラーリ
とりあえず、反射は置いておいて、甥っ子の助言どおり目にピントを合わせて撮った一枚。
こちらの車、フェラーリの「458 イタリア」という車なんだけど、高級スポーツカーの中では個人的に一番好きな車なので、ちょっと特別にこうして載せてみた。
フェラーリが好きというより、この458イタリアが好きという方が正しい。
しかもたとえ同じ「458」でも「イタリア」以外に興味がない(よりハイグレードのものとかオープンカー仕様のものには興味なし)。
変なところにこだわるところは、甥っ子とあまり変わらない。
もっと言うとフェラーリのこのクラスでは最後のNA車(エンジンが自然吸気。フルモデルチェンジした後はターボ車になった)という点もNA好きとしては気に入っている。
全体はこんな感じ
流線型のボディがセクシーだ。
同じイタリア車でもランボルギーニはエッジが利いたボディデザインが多いのに対し、フェラーリはボディラインがなめらかなものが多い、という話を甥っ子とよくする。
その違いからランボは男性的で、フェラーリは女性的な印象もある。
流れるようなボディラインに映るランボ
ちょうど隣にランボルギーニの青(水色)のガヤルドがいたので撮ってみたらこうして映り込んでくれた。
赤いボディでも水色が視認できるほど反射してくれている。
逆に、左隣にいたランボルギーニのウラカンに映る458イタリアを撮影
同じく水色をしたウラカンがいた。
こうして見ると道路の色までわかるし、ほとんど鏡みたいに思えてくる。
ライバルメーカー同士、互いに映り込むくらい共に美しいボディをしてくれている。
たったそれだけのことでも、クルマ好きとしては楽しくなってしまう(ご飯一杯は行けそう)。
まとめ
以上、小松のどんどんまつりで目にしたスーパーカーたちの写真だ。
自分としては初めてのスーパーカーフェスであったので何をどう撮っていいのか最初は戸惑っていたものの、結果としてこうしてキレイに空や雲を映すそのボディを中心に堪能&撮影できて満足している。
フェスに出すのだから当然のこととはいえ、オーナーの方々はほんとボディまでちゃんとキレイにしている。
いい車に乗るんだったら、そういうところまで気にかけれるようじゃないと駄目だよと言われているようで、そういうところにまで気をかけれるような人間じゃないと、こういう高級スポーツカーに乗れるようにはなれないのかも知れないとも思うのだった。
ヨーロッパ車ばかりだったのでアメ車も撮影
こちらクライスラー系列のダッジ・バイパー。新旧のバイパーが二台並んでいた。
V10で排気量8.4リッターという、日本では税金がバカ高くなりそうなエンジンを積んだモンスターな車だ。
マフラーはサイドから出てるし(日本では車検が通らない場合もある)、厳ついイメージがあるけれど、こうしてやっぱり隣の車が映り込むくらいボディがケアされている。
見習わねば。