初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

和倉温泉の春の花火大会を撮りに行く

七尾市の温泉街である和倉では夏だけではなく春にも花火大会が行われている。

今年で30回目を迎えるその花火大会へ、この度初めて見に行ってきた。

カメラの練習のつもりで写真も撮ってきたので並べたい。

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会場は和倉の湯っ足りパーク

和倉では春も花火大会が行われている。

自分は石川県人でありながらその春花火に一度も行ったことがなかった。

今年で30回目、平成最後ということもあって見にいってくることにした。

場所は和倉温泉の足湯がある「湯っ足りパーク」だ。

足湯は過去に当ブログでも紹介している。

湯っ足りパークの過去の記事はこちら

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パーク近くにあった地図

こんな感じのところだ。

開始は夜の八時からで、一応臨時駐車場もある。

地図にも乗っている宿「のと楽」の駐車場も臨時駐車場になっていた。

そこが一番近いのだと思うけれど、さすがにすぐに満車になってしまう。

さらにいうと、夜の7時位になるとパークへの道路が封鎖されて車では通れなくなる。

自分は、これまた地図にも載っている「七尾市和倉温泉運動公園」(多目的グラウンド)の方に停めた。正確にはその近くのテニスコート横の「能登香島駐車場」だ。

会場まで歩いて15分はかかるけれど、そこも臨時駐車場になっていた。

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湯っ足りパークに到着

花火はこのすぐ側の海の方から打ち上げられる。

夜の7時前くらいには見物客も多かった。

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園内の様子

パーク内にはテント村(出店)も並び、道路の方にも露店が並んでいた。

食べ歩きしながら、茣蓙を敷いてものを食べながら花火を見上げることも可能なのだ。

自分が見た限りでは茣蓙の上でドンブリでラーメンを食べている見物客を2組くらい見た。

そんなのもアリのようだ。

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わくたまくんがいた

和倉温泉のPRキャラクター「わくたまくん」だ。

うむ、かわいい。

この子がいるテントではわくたまくんの人形焼(ベビーカステラ)も売っていた。

この日限定販売とのこと。

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買ってしまった

その名も「わくたま焼き」だ。一袋300円だった。

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うむ、やはりかわいい

ちょっと食べるのがもったいなくなったけれど、食べてみるとほのかな甘味を楽しめる人形焼だった。

焼きたてなので端の方はカリッとしていた。美味しい。

なお、そのお店ではわくたまくんのトレーディングカードも置かれていた。

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ご自由にお持ちくださいとあった

ということで…

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一枚もらった

ゆるキャラトレカというものらしい。

こんなものが世の中に存在していたとは知らなかった。

ちなみにわくたまくんのステータスは…

ゆるさ…星4

かわいさ…星5

運動能力…星2

特技…星5

であった。

その特技は「温泉たまごづくり」だ。食べたくなるではないか。でもそれはまたの機会にしたい。

 

花火を撮る

花火大会は夜の8時よりスタート。

主催は北國新聞社七尾市和倉温泉観光協会、同温泉旅館協同組合だ。

海の方から打ち上げられるので、沿岸沿いの温泉宿に泊まっている人は部屋から眺めることができるので羨ましい。

会場である湯っ足りパークより見上げる場合は場所選びを考えなくてはならない。

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パーク内の沿岸付近はブラックライトの灯りが伸びていた

日が沈んで暗くなっていても、その灯りのおかげでそれなりに移動しやすい。

自分は開始30分前には到着していたのだけれど、海沿いあたりは茣蓙を敷いた見物客でほぼ占められていた。

それでもまず、自分も海沿いに近くに陣取って撮影してみた。

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北國春花火大会スタート

いきなり変な画になった。

これだけ見ると打ち上げられた花火が歪んで見えるだろう。特に右下で。

何故こうなるのかというと、目の前に木があるからだ。

海の方から打ち上げられる花火を見ようと公園内の海沿いに近づくと、そこらには背の高い松が何本も植えられていて、そのあたりから空を見上げるとそれら松がかざした傘のようになってしまうのだ。

それら松の木の間をさらに過ぎて海沿いギリギリまで行くことも可能なのだけど、そこには早い時間から見物客が何人も茣蓙を敷いて陣取ってしまっているので、自分が到着した頃には入っていけなかった。

そんなもので中途半端に海に近いところから撮ろうとすると、こんな木の陰が入ってしまう不完全な画になってしまうのであった。

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松の枝よ…

わかるだろうか? 枝が写り込んでしまっているのが。

でも、これはこれで構図としては面白いだろうなと思ってしまった。自分にもっと技術があればいい写真になっていた可能性もある。

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そんな場所だけれど撮れないわけではない

こうして木々の間より撮影できないわけではない。

特に上空高く上がる大きな一発や、連発のものはそれなりに見上げられるし撮れる。

ああ、でもこの木々を過ぎてもっと海側に近づきたい… そこから撮ってみたい…

そんなことも欲していたら、一組の先客が海の側から去っていくのが目に入った。

この日は決して晴天というわけではなく、小雨がパラパラと降ったり降らなかったりしていたので、木陰やテントに隠れようとしたりして去っていく人がいたのだ。

その一組と入れ替わるように、海そばで空いたスペースに自分が飛び込んでいった。

そこで撮れた画が…

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これ

遮るものもなく、海を三分の一、空を三分の二の構図で撮ることができた。

みんな、早くにやってきて場所を取りたくなるのも、そりゃわかる。

海を広く見れたせいか、花火が海上から打ち上げられているのがわかった。

どっから打ち上げているのだろうか? やっぱり海上の船だろうか?

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船だろうかと思われる写真

いわゆる「水上スターマイン」(正確には「紅白扇打ちスターマイン」というらしい)で連続で打ち上げていたとき、海の上が明るくなるので、船っぽいものが見られた。

打ち上げ角度が低いので、なんか、戦艦が砲撃をしているようであった。

海際ギリギリで見ると迫力が違うのでこの瞬間は特に場所取りオススメだと思われる。

 

ちょっと引いたところから撮る

ずっと海の近くから撮っているのも面白味にかけると思い、少し引いたところからも撮ってみることにした。

早くに来て海側に陣取った人じゃないと、いい写真が撮れないというのもなんだか寂しい気がしたからだ。

もともと自分には技術がないので、どうにか構図だけを工夫してみることにした。

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そうして撮れたのがこれ

花火も入れて、海も少し入れて、松の木も入れて、ブラックライトの灯りも入れて、外灯も入れて、そうして見物客、スマホで撮影している人たちも入れてと盛りだくさんの画にしてみた。

構図と行ったら、自分にはこれくらいしか考えられなかった。

ちなみにこのときの花火はフィナーレの「黄金100連発」(30回の節目の記念だそうだ)だ。

迫力がすごくて、自分などは連写しまくっていた。

写真からもわかるようにみなさんも撮りまくりだ。

終わった後、自然と歓声を上げて拍手してしまっていた。

いいものを見れたし、撮れたと思う。

 

まとめ

以上、和倉温泉の春花火の様子だ。

松の木の遮りもないほんと海の近くで陣取れれば迫力のある花火の写真を撮れるのだろうけれど、皆さん承知しているから、場所取りのためには結構早めにやってこないといけないだろう。

それでも工夫次第で海側以外でも面白い画は撮れると思われる。

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魔法使いをイメージした画

あと、夏と違って夜は寒いのでコート等を持ってきたほうが良いかもしれない。

もっとも、冬で空気が澄んでいる分、夏とは違った響き方をしてくれる。

静寂の中につんざく「ドンッ!」という響きは寒さに耐えるご褒美のように、一聴の価値ありであった。

個人的には黄金100連発は毎年やってほしいなと思う。

ところで帰ってから気づいたのだが、足湯に浸かりながら見上げることはできるのだろうか?

できるなら足湯好きの自分としては嬉しい。

それはまた次の花火大会以降で確認したい。