初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

<『君ソム』聖地巡礼>「ゲームセンター ベティ」を撮りたい

田舎から帰ってくるときにいつも使う道沿いにあるから、何年も前から存在は知っていたのに一度も入ったことがなかった七尾市船尾町の「ゲームセンター ベティ」に、先日初めて立ち寄ってきた。

アニメよりハマった『君は放課後インソムニア』に登場する場所だからだ。

聖地巡礼というやつだ。

 

 

ゲームセンターベティへ

アニメ『君は放課後インソムニア』(原作はオジロマコトさんの漫画)、七尾市が舞台ということで全話見ていた。

祖父母の家があったから見慣れた町がアニメーションの背景として描かれていることに県民として興奮してしまい、ハマってしまったものである(でも、まだ漫画の方は読んでいない)。

いつか聖地巡礼もしてみたいなと考えていたので、先月くらいに七尾市船尾町にある「ゲームセンター ベティ」へ行ってきた。

七尾市は祖父母の家があった町なので大概のところは普通に歩いているのだけど、ベティには入ったことがなかったのだ。

なにより、作中のキャラクターではカメラに詳しい白丸先輩を個人的に気に入っているので、ここから行きたかった。

とりあえず地図

田鶴浜和倉温泉の間の県道1号線(七尾輪島線)沿いにある。

到着してみるとこんなところ

田舎からの帰り道、毎回この道を通っているので、自分には見慣れた景色だ。

「Betty」の看板も20年以上前から目にしている(むかしは猫のロゴはなかった)んだけど、入ったことは一度もなかった。

っていうか、営業しているのかもあやしいところだなと、思ったこともあった。

ちゃんと営業しています

営業時間は現在、15時~24時の間なんだそうだ。

『君は放課後インソムニア』の作中では白丸結先輩が店長をしている。

写真の「営業中」の電光掲示板の後方に縦に長い建物があるが、漫画内ではその建物のかわりに物置のようなコンテナ小屋があって、白丸先輩はそこを住処にしていた。

白丸先輩、発見

白丸結の等身大パネルのようなものが入り口に置かれていた。

さすが聖地だ。

こうしてみると、建物の雰囲気がかなり変わった。

以前は全体的に琉球の建物のような色褪せた赤色をしていたんだけど、ここ一年くらいで茶色になって新しくなっている。

入り口もキレイなガラス扉になっているし、おそらくリフォームをしたのだと思う。

(いや、したのだ。後で知ったが、漫画では改装中の姿も描かれているみたい)

もちろん、この日、中にも入っている。

ただ、今回、中の写真は撮っていない。

初めて入ってみたけど、なかなか衝撃的なゲームセンターだった。

置かれている筐体は基本的に音ゲーのものが中心なので、音ゲー好きにはたまらない場所だろう。

自分は子供の頃、格ゲーばかりしていたので、音ゲーはからっきし駄目で、仕方なく入口近くにあった小さなクレーンゲームで遊ばせてもらった。

とはいえ、クレーンゲームもドヘタクソなので、久しぶりに小銭が溶けていく感覚を味わった。

そんなことよりも、このゲームセンター、修理中の筐体も所狭しと並んでいるところがインパクトあった。

なんでも店長の方が、日本でも数少ないゲーム筐体を自力で修理できる人なんだそうで、古いものとか、レアなものとか直しているんだとか。

ツイッターとか見ていると、昔なつかし「じゃんけんフィーバー」とかも直して稼働させたみたいだったので、また近々足を運んで久しぶりにそれで遊びたくなった。

 

踏切の向こうからベティを撮りたい

カメラを触るものとしては、聖地巡礼にやってくると、店内のゲームを楽しむよりも建物を撮る方に重きを置いてしまう。

一つ撮りたいものがあったので、後日、日を改めてベティの方へやってきた。

撮りたいと思っていたものは、お店の、道路を挟んで目の前にある踏切の向こうから見た建物の外観だ。

原作の漫画をまだ読んでいないのだけど、第10巻(だったかな?)の一コマにそんな構図の風景が描かれている。

作中内では冬なので季節は真逆だけど、とりあえず原作同様に遮断器が降りた状態の踏切の向こうからお店の建物を撮りたかったのだ。

中島町の塩津のお祭りを見たあと、祖父母の家に泊まって、朝、金沢に帰る途中に立ち寄ってきた。

なお、まだ午前中だったので、ゲームセンター ベティ自体は営業前だった。

到着

この構図だ。でも遮断器は上がったままだ。

普段は、このように遮断器が上がっている。

原作漫画に寄せるなら遮断器が降りたところを狙わないといけないんだけど、なにせ「のと鉄道」の列車は上りも下りも1時間に1、2本しか走らないので、時刻表をわかっていないとタイミングをあわせるのが難しい。

毎日猛暑日近いこの暑さだけに、待つのも大変だ。

早く来てくれないかなぁ

と、上り方向の線路を眺めていると、突如としてカンカンカンと警報音が鳴ってくれた。

上りばかり見ていたが、下り方向から列車がやってきていた。

撮れた!

見事、遮断器が降りた踏切の向こう側からベティを撮れた。

季節はむちゃくちゃ暑い夏だけど、かまわない。

待って、この瞬間を写真に収められただけで満足さ!

 

ちなみに

撮りたい写真を撮れたので、自分なりの『君ソム』の聖地巡礼、一つクリアだ。

あくまで「自分なり」だ。こんなものは自己満足なので、それでいいだろう。

ちなみにだが、やってきた電車は…

まさかの

花咲くいろは』のラッピング列車だった

まさかのコラボだ。(自分の中ではコラボ)

『君ソム』のラッピング列車もあるみたいなんだけど、それが通過しないところが、これまた自分らしいところなのだろう。

それでも、楽しめましたよ。