今回は白山市白峰地区で毎年行われている「雪だるままつり」に足を運び、そこでジビエを食べてきた。
祭りの様子と合わせて紹介したい。
白峰の雪だるま2019へ
白山麓の桑島地区と白峰地区では毎年「雪だるままつり」が行われている。
去年、自分も白峰地区の方に行っている。
(昨年の白峰の記事は→こちら)
今年は桑島の方もと思っていたのだけど、予定が合わなかったので、白峰地区の方に行ってきた。
行われたのは2月8日(金)だ。その日、一日だけしかやっていない(桑島の方は別の日)。
昨年行った際にジビエ料理を売っていたのを覚えていたので、半分それ目当てで向かった。
夜に到着
なんか、昨年と比べてあっさりと着いてしまった。
金沢から白峰までだいたい50kmから60km離れている。自分は仕事終わりに向かっている。
去年はすごく渋滞していて到着したのが夜の8時くらいだったのだけど、今年はそれより1時間くらい早い夜7時くらいに到着した。
渋滞も一切なかった。
前日、雨だったことと、当日、金沢市内では雪だったこと(白山の山の方では降っていない)、さらには今年はあまり雪が降っていなかったことなどが合わさってか、お客さんの足も鈍ったのかもしれない。
平成最後の雪だるままつり
写真が暗くて申し訳ない。
平成最後、そういやそうだと思いながら何も考えずに撮った一枚だ。
これだけのことでも足を運べて良かったなと思えた。
ただ、今年は暖冬で去年のような大雪がなかったからか、白峰でもほとんど雪が積もっていなかった。
道路もほとんどドライであった。
こんな感じで
基本、道には雪が積もっていない
雪だるまも、乾いた道路の上に乗せられているような状態だ。
ユキも少ないからか、ユキダルマの数も昨年と比べて全体的に少なく感じた。
頑張って撮影
道路にユキがほぼなかったことで風情に欠けるかもしれないものの、それでも撮っていったので、以下にいくつか写真を並べたい。
なお、ユキは積もっていなくても、この日は寒波も近づいていたので寒かった。
寒かった
…を象徴するような作品。
かまくらが羨ましい。
なんかわからないけど明るかった
周りの雪の塊には人相がなく、達磨として捉えていいのかよくわからない。
けれど、それらを顔のパーツとして見ると、何かが口をひらいているみたいだ。
というタイトルかは不明。前日辺りまで雨なんかもよく降っていたのでそう思えてしまった。
ユキダルマに雨は天敵みたいなものだろう。
明かりが優しい
昨年にも思ったけれど、この祭りの灯りはやさしい。
外は確かに寒いけれど、こうして灯りを前にするだけで、ホッとしてしまう。
楽しそうなのもあった
白山砂防女性特派員と書かれたもの。
女性の目線で、自然と人命を守る砂防事業に取り組んでいるそうだ。
その近くにあった自販機のような作品
「ぬる~い」って、あなた…
さらにその近くにいたアンパンマンたち
キッズたちが喜びそうですな。
2017年に亡くなられた鶴ひろみさんの声を思い出す。
思い出して、ちょっぴり泣けてくる。
おでんを売っているところではこういうのも
自分もなんだかんだで応援してましたな。
それでもってその近くには「平成よありがとう」
まだ実感がわかないけれど、5月には陛下の退位(譲位)もある。
そして年号も変わる。
自分は昭和生まれなので3つの年号を生きることになるのかと思うと、ちょっと感慨深い。
なんてことを白峰で考えさせられた。なぜ白峰で、とも思ったけれど。
苦しんだり、笑ったり
自分としては、平成ってそんな時代だったと思う。
ナイススマイル
とりあえず笑っていればなんとかなるもの。
苦境にも
負けません。
撮っていて、そんな言葉たちが繋がっていった。
ジビエを食べる
白峰の集落を活かした会場では、今年もいくつか食事スポットも設置されていた。
イワナの塩焼きが売られていたり、温かいおでんが売られていたりしているなか、ジビエを使った料理もいくつか提供されていた。
それらは昨年、足を運んだときにも目にしていたので、今年もあるだろうとふんでいたら、やっぱりあった。
白峰温泉総湯の側にあった
昨年と同じ場所にあったので、見つけやすかった。
ちなみに昨年はこの場所には最後に廻ってきたので、変わったジビエ料理を食べれなかった思い出がある。
今年はまず先に足を向けていたので、また渋滞に巻き込まれることなく到着していたのでありつけることができた。
今年は「ししカレー」が提供されていた。
昨年はクマカレーだったと思う。
亥年なので猪肉を推しているのかもしれない。
一皿500円だった。
こちらが「ししカレー」
白山市の猪肉は処理がしっかりされているので臭みがない。
食べてみると、やや辛口のカレーに対してむしろシシ肉が甘みを感じさせてくれていた。
天然イノシシは食べやすいし、いい味が出るようだ。
美味い。
さらに隣にはスープも売られていた
一杯300円の「ジビエ・スープ」だ。
お店の人(もしくは運営の人)が言うには猪肉と鹿肉の両方を使っているとのこと。
その説明に惹かれてこちらも買ってしまった
立ったまま撮っている都合上、スープの中の肉をお見せすることができなかったが、こちらがそのスープだ。
食べてみると、食べ慣れているイノシシの肉の味の他に、もう一つ特別野性味の強い肉がニンジン等の野菜と一緒に入っていた。
その肉がまあ、クセがある。
鹿肉ってこんなに強いのかと思い知った。
そうして、そのクセこそが自分にとっては好物だったりする。
万人受けはしないかもしれないけれど、自分には美味いスープだ。
まとめ
以上、白峰雪だるままつりで食べたジビエ料理の紹介だ。
やはり白山市はしっかりした処理施設を持っているからか、野性味の強いはずのイノシシ肉も臭みなく美味しくいただけた。
カレーの辛味を肉の旨味が抑えていたのには驚いた。
いいジビエは甘みすら感じさせるということだろうか。
比べてスープの中に入っていた鹿肉の野性味の強いこと。
ジビエを食べているという実感を久しぶりに味わえた気がする。
キレイに処理された猪肉の食べやすさに飽きたら、今度は鹿を求めればいいのかなと、そんな想像ができた。
ちなみにスープを買ったらペプシがサービスされた
運営の人たちもいろいろと気を使ってくれる。
今年は雪が少なかったけれど、寒い中で食べる温かいジビエ料理というのもやはり乙だ。
またこのまつりに足を運んだときは再びジビエを食べたくなったものである。
お店脇の串&箸入れ
ゴミを捨てる袋などはちゃんと設置されているので、きちんと捨てた。
山の恵に感謝しながらシシ肉を食べたそのあとに、山を汚すような真似は自分にはさすがにできない。
ごちそうさまでした。