初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

おわらサーキットのチューンドカーフェスでドリフトの同乗走行を体験した

先日、富山県の「おわらサーキット」にて、「チューンドカーフェス」が行われていた。

そのフェスではドリフトやグリップ車の同乗走行も行われていて、流れから体験してきたのでまとめたい。

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富山県富山市の山の中にあるサーキット場

先日、車大好きな甥っ子に頼まれて富山県の「おわらサーキット」へ連れて行くことになった。

その日、「チューンドカーフェス」というものが行われていたからだ。

毎年10月頃に行われている当サーキットのイベントらしい。

そこで具体的に何が行われるのかよくわからないまま、自分もやっぱり車好きという理由だけで一緒に足を運んだのだった。

ついでにいうと、自分は富山にそんなサーキットがあるなんてことも知らなかった。

存在も知らなかったのだから場所ももちろん知らず、ネットで調べて車のナビだよりで向かうことになった。

場所は富山県富山市 八尾町平林だった。

地図はこちら

結構な山の中にあった。

道中、峠道のようにクネクネとしたところもあって、運転していてなかなか楽しいところだった。

ただ、前日の夜中に台風が通り過ぎた後だったので、ところどころ崖崩れのようになっていたりもしていた。

さらには、ナビがなければどこで曲がればよいのかわからなかったであろう。

それくらい分かりづらいところにある。

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入り口

「Owara Circuit YATSUO」と書かれてある。

この日はフェスで入場無料であった。

車で入っていくと、すぐ受付があり、運転しながら人数などを確認される。

そうして人数分の小さなスケジュール表とアンケート用紙を手渡された。

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こちらがそれら

最初のイベントが10時よりスタート。

自分たちが到着したのは9時30分くらいであったので、まだ少し余裕があった。

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そのままさらに進むと駐車場に

向かって左手が一般客用、右側にはフェス出場車が停まっていた。

初見では自分はどこに停めていいものかちょっと迷った。

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サーキットではレーシングカートのデモ走行が行われていた

おわらサーキットはミニサーキットなので決して大きくない。

大きくない分、初心者には来やすいところでもあるそうだ。

車やバイク、さらにはこのようにカートのレースもある。

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コースの全体図

エントリー方法や旗の意味なども書かれてあった。

125db以上のやかましいマフラーは駄目だそうだ。

この見取り図でいうとコースの右側(「入り口」の文字の上の方)に小さいが観覧席もあった。

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こんな感じで

台風が通り過ぎたすぐあとであいにくの雨であったが、屋根があるので雨でもこうして見物できる。

天気もあって、自分はそこからカメラを構える機会が多かった。

そこからだと第一コーナーから車が突っ込んでくる様がよく見えるのだ。

 

同乗走行を体験する

カートのデモ走行を屋根の下で眺めているとすぐにイベント開始の10時になった。

「ドリフト&グリップ(同乗走行)」が開始する。

甥っ子はその同乗走行というものが目当てで今回このフェスに来たようなものだったので、とりあえず同乗したいということで一緒に受付場所を探した。

受付は第一コーナーのすぐ側で行われていた。

先着順に一人ずつドリフトカーやグリップカーの助手席に乗れるのだ。

自分は当初見学だけをしているつもりであったが、一緒に受付を探してたどり着いたときにスタッフの方に同乗する一人に数えられたので、なんだか流されるまま自分もまた同乗することになってしまった。

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なんかヘルメットを渡されたのだ

同乗走行を体験する人、一人一つずつ渡していた。

同乗走行の体験も無料なので、特にレンタル料なんかが発生するわけではない。

余談だが最初に手渡されたこのヘルメット、ベルトが締まり過ぎていてはめるとき苦労した。

台風が過ぎたばかりで天気も悪かったからか、この時間帯では体験参加者は10人~20人くらいだった。

あとから聞いたら去年もこのチューンドカーフェスは台風だったらしい。

台風と縁のあるフェスなようだ。

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動き出すチューンドカー

同乗する客を乗せて動き出した。

最初にグリップマシンが8台ほどコースを走り、次にドリフトマシンが10台ほどコースを走り、それをそれぞれ3回ほど繰り返す、という流れであった。

自分はもともと見学のつもりで来ていたので、最初は遠慮してどんどん順番を他のお客さんに譲っていた。

写真の車はどれもグリップマシンで、RX-7好きの甥っ子は緑の雨宮仕様のFDに乗れたらいいなと言っていたが、運良くいきなりそれに乗っていた。

自分としてはそれを見届けカメラで撮影できればいいやと、そう思っていたのだ。

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こんな感じで

あくまで撮る側のつもりで来ていたのだ。

ところがどうだろう…

グリップマシンたちがコースを走っている間、ピットロードに次に走るドリフトマシンたちがスタンバイしていく。

同乗走行を体験するお客の数がまだ少なかったこともあって、乗る人が自分くらいしか残っていなかったので、流れから、自分が体験することになってしまったのだった。

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ドリフトマシンの助手席より

流されるように乗ってしまった。

しかもカメラを首にぶら下げながらだ。

カメラ持ち込みで怒られるかと思ったけど、むしろドライバーの方には興味を示された。

なんだろうか、カメラを持ち込んでも問題ないようなのだ。もちろんシートベルトはしっかりとしめた。

そのドライバーの方がまたいい人で、「走り屋=ちょっとやんちゃな人」という誰もが持つであろうイメージをいきなり崩してくれた。

腰も低く、よく話しかけてきくれて、そして丁寧に説明してくれたのだ。

トーク技術のイメージとしてはデキる営業マンのような方)

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ちなみにそのドライバーさんのドリフトマシンはこちら

白いS15シルビア(日産)だ。

日本のドリ車といったらシルビア&180SXだろう。この日も10台いたドリフトマシンはトヨタの「86」1台を抜いてすべてシルビアか180SXシルエイティやワンビア含む)だった。

(車が好きな人じゃないとわからない話かもしれないが、ご容赦いただきたい)

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インパネも撮影

S15のダッシュボードってこうなっているのか、と興味津々な自分。

追加メーターとかカッコいい。

そして余計なものが取っ払われているところも走り屋の車っぽい(人によってはエアコンとかを外す人もいる)。

カメラOKなんだとわかるやバシャバシャと撮り始めている自分である。

こうなったらもうドリフトしてもらっている最中もシャッターを切ってやろうと意識を変えるのであった。

なお、S15のドライバーの方は親切な方で、

「ドリフトは初めてですか?」と聞いてくれた。返事次第でいろいろと加減をしてくれるようなのだ。

「はい!」と答えた自分であるが、心の中では『(サーキットでは)』と自分の中だけで補足していた。

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ということでドリフト中の車内で撮影

静止画一枚だとわかりづいらいが、ずっと景色が斜めに動いていた。

雨で路面が濡れていた分、まだ多くはないもののタイヤが焼けて煙も出ていたし、ニオイもしていた。

ちょうどフロントガラスの向こうで別の車がドリフトをしている。コーナーなのにこちらを向いているという不自然な姿勢で進んでいるのがわかっていただけるだろうか?

自分が同乗している車もまさにそういう状態だった。

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踏ん張りながらシャッターを切っていたのでブレまくり

メーター類を見ていると時速90km近くでコーナーに侵入して滑らせていたので横Gもかかる。

片手だけでもどこかに掴まっていないと首を持っていかれそうであった。

第一コーナー手前の直線で車体を真横に向けてさらにわざとケツの方を出して滑らせていたときは『やるぅ』と思った。

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2周走ってもらって終了

意外と4輪を流している間でもシャッターを切れるものだった。

こちらも夢中だったのであっという間だった。

ピットレーンに戻る前の停車中にドライバーの方よりいろいろと話を聞けた。

その方、もう十年以上ドリフトをやっているそうだ。

ドリフトをする上で一番心がけていることも尋ねてみたら、

「メンタル」という答えをもらえた。

何やっても上手くいくようなハイテンションに持っていけるかがドリフトでは重要なんだそうだ。

思考がアスリートだ。

実際、出来栄えでポイントが加算されていくドリフト競技もある。

アスリートなのだ。

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別のドリ車にも同乗

このあと、他のドリフトマシンにも同乗できた。その際、そのドライバーの方が、ちょうど目の前を走っていたS15のドライバーはほとんどプロみたいなものだと言っていた(「上手いからそっちを撮って」とも言っていた)。

そういうその方はオレンジのシルエイティ(だったかな?)に乗っていたんだけど、そちらも上手かったですよ。

オレンジのドリ車に乗ったとき、白のS15のときには慌てていてできなかった連写も試してみた。

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GIFにしてみた

流れる景色…

静止画一枚より伝わったのではないだろうか… 多分。

ドリフトはだいたいコーナー手前でブレーキングによる荷重移動やクラッチ蹴り、サイドブレーキを引いてきっかけを作ってカウンターを当てながら流していく。

軽々とハンドルをさばいていたので、皆さん上手いもんだなと思った。

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グリップマシンにも乗せてもらえた

最初のS15の後に一度こちらのFD(マツダRX-7)にも同乗している。

こちらはグリップマシンなのでドリフトはせずにコースを軽く攻めてくれていた。

黄色のFDなので「頭文字D」を想起させる。

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というか出番前にはハチロクトレノと並んでいた

頭文字Dですな。

トヨタランクルフェスに行った後に漫画を全巻大人買いしたのが懐かしい。

大人買いしたときの記事はこちら

ドライバーの方も「頭文字Dは好きですか?」と聞いてくるので「はい」と答えると…

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アニメ版「頭文字D」の主題歌を車内で流してくれた

サービス精神旺盛だ。

個人的にミュージックプレイヤーをビニールテープで固定してある所がツボだった。

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グリップで攻めているところも車内より撮影

リトラクタブルライトが上がっているのがかわいい。

あとロータリーエンジンはいい音していた。

イベントが始まったばかりのときはお客の数も少なかったのでこうして10時半までの30分の間に3台ものマシンに同乗できたのであった。

 

同乗走行を外から撮る

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続いてカートの予選が始まった

レーシングカート、マリオカート並みにかなり速かった。原チャより早いんじゃないだろうか。

このカートの予選レースを挟み、11時から再びドリフト&グリップの同乗走行が行われていた。

体験ができるチャンスは10時からのと、この11時からの計2回だけだ。甥っ子は端からその同乗体験が目的だったので、このときも受付にて列に並んでいた。

その頃にはお客さんの数も増えていて、順番待ちが大変そうであったので、自分は外から撮影することにした。

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いつの間にか列が長くなっていたのだ

こうして見るとちっちゃいお子様たちも列に並んでいる。

軽く攻めてくれるグリップの方に乗るのかなと思いながら見ていると、中にはドリフトマシンに同乗しているお子様もいた。

ちっちゃい子でもドリフトのGに耐えれるようだ。すげえな。

そんなドリフトマシンを観覧スポットからも撮った。

当たり前だけど、外側から見たほうが滑っているところがわかりやすい。

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いちばん見やすい第一コーナーで

ホームストレートからの最初のコーナーなのでスピードが乗っていて迫力がある。

白のS15シルビアと黒の180SX(ワンエイティ)がパラレルドリフトをしていて距離も近い。

自分はシャッターを切りながら「やるなぁ」と思わず声に出してしまっていた。

ちなみに黒のワンパチに甥っ子が乗っていたそうなのだけど、この白黒のパラレルドリフト中、車内でも「近い近い」と盛り上がっていたそうだ。

個人的にはちゃんとカウンター中の前輪が写っている点に満足している。

ドリフト、カッコいい。そして楽しそうだ。

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乗り降りはこんな感じ

いい体験をさせてくれたドライバーさんたちに「ありがとうございました」だ。

 

キッズカートもやっていた

甥っ子の目的がドリフト&グリップ同乗走行であったので、それをメインに参加&見物していたが、このフェスではその他にもいろいろと催しが行われていた。

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例えばバイク

モトレーサー(バイク)によるデモンストレーションも行われていた。

あくまでデモ走行でレースではないが、このおわらサーキットがクルマだけではなくバイクも走らせられることがよくわかった。

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でもバイクのことはよくわからない自分

甥っ子はバイクも好きなので、種類の知識など自分より詳しかった。

将来的にバイクにも乗りたいらしい。もろ親の影響ですな。

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そしてキッズたちによるカートレースも

8人のキッズたちが4チームに分かれてドライバー交代制でレースを行っていた。

上は小学校高学年から下は6歳くらいの女の子までいた。

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チビッコたちでもちゃんと運転する

みんな慎重に動かしていたけど、うまいものだ。

このキッズカート、おわらサーキットの名物になりつつあるらしい。

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こんな体験を子供の頃からできてどんな大人になるのだろうか?

子供の頃にこういう体験ができていたら、自分の世界がまた少し変わっていただろうなぁと羨ましく思うもう大人な自分がいた。

やっぱり、自分もクルマや運転が好きだなと改めて思う瞬間でもあった。

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交代中

ドライバー交代を含めてのレースだ。

耐久レースとかで見られるやつだ。

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交代した後もレースは白熱

キッズたちの乗るカートは大人の乗るものとは違い、そんなにスピードが出ない仕様のものだ。

コースもフルに走るのではなく一部だけ使われていた。

また、怪我しないよう大人たちのフォローもまた良かったなと見ていて思った。

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表彰台にシャンパンファイトもあった

順位確定後、こうして表彰台にも上がっていた。

3位と4位は一緒に「3位」の段に上がっていた。

メダルも贈与されるが、これは順位に関係なく安全に運転できたことを評して全員に金メダルが送られていた。

もっとも順位は関係ないけど負けた子の悔しそうな顔や、一位になった子の本気で嬉しがっていた表情が印象に残った。

ちっちゃくてもアスリートじゃないか。

また、個人的にシャンパンファイト(中身はジュースに違いない)も羨ましい。

自分は生まれてこの方、そんなことやったことがない。

 

感想

キッズカートの他にも大人のレーシングカートの決勝レースやチューンドカーのフォトセッション、追走ドリフトのエキシビションフリー走行、さらには15時半から17時までレンタルカート(有料)も行われていたようだ。

自分たちは時間の都合上すべてを見ることはできなかったが、同乗走行を筆頭に確実に楽しめ、このサーキットにまた来たいと思った。

そうしてますますクルマが好きになってしまった。

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撮っているだけでも

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楽しい

見ているだけでも楽しい。

観客としてサーキットに行くのもいいものかも知れない。

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ついでにいうと投票箱もあった

TCF(チューンドカーフェス)2018総選挙というものも行われていた。

参加していたチューンドカーの人気投票ができるのだ。

投票用紙は入り口でもらったタイムスケージュールの紙と一緒にもらっていたものだ。帰り際に投票してきた。

ドリフトマシン、グリップマシン、あとバイクの3つのカテゴリーに分かれていて、それぞれに投票する。複数回答もアリのようだった。

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記入してイン

自分は白いS15を筆頭に同乗を体験させてくれたクルマに入れていった。

バイクはよくわからないので、甥っ子に聞きながら選んだ。

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投票箱の側にTCF限定記念ステッカーが置かれている

投票するともらえる。

いい記念品だ。

どこに貼ろうか。そんな話を帰りのクルマで話していた。

自分は甥っ子のことを普段より車バカ(釣りバカみたいなもの)だと言っているが、今回のことで自分もそう変わらないかも知れないと思えてきた。

今回、それくらい楽しかった。

さらに言うと、なんだか自分でもやってみたくなった。

乗っているアクア(ハイブリッド車)でドリフト… グリップレース… まあ無理だな…

スポーツカーも欲しくなってしまったこの度の体験であった。