初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

金沢市の長町で見つけた「ひやったい」がひんやりおいしい

先日、金沢市武家屋敷なんかがある長町を歩いていたところ、民家の前で「ひやったい」という冷たいたい焼きを売っている出店を見つけた。

珍しいので食べてみたところ美味しかったので紹介したい。

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長町の民家の前で見つけたたいやき

長町の細い道を歩いているとき、それを見つけた。

ほんと民家の前に出ていたお店なので、地図でもなければ場所を説明するのもなかなか難しい。

ということでまずは地図

長町と言うと武家屋敷とかがあるところだ。

金沢聖霊総合病院というわりと大きな病院が近くにあるので、それを目印にすると良いと思う。

その聖霊病院から大野庄用水を挟んで斜め向かいくらいにそのお店はある。

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こちらがその看板

庭でバザーとか、そういう商売の類だろうか、何度も言うようにほんと民家の前にあった。

家の駐車場前にテーブルをこしらえて、そこで「たい焼き」を売っていたのだ。

自分より上の世代の女性の方が店番をしていて、前を通りすがる観光客に声をかけていた。背後の家はその方の家だという。

つまり、個人で玄関先でやっている商売なのだ。

正直、このキレイな看板を目にしたとき、どこかの企業やお店の出張販売かと思った。

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小さなお店だ

テーブルにたい焼きの案内と瓶詰めされたシロップが数本、さらに試飲用のポットと紙コップが置かれていた。

この店の前(家の前)を通ろうとすると、お店の方(その家の奥さんだと思われる方)が、「ひやったい、いかがですか」「飲んでみませんか」と声をかけてくるので、気になって足を止めてしまったというわけだ。

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シロップは「梅」

自家製オーガニックの梅シロップだった。

冷でも温でも炭酸でもいけるそうで、1本1500円であった。

試飲させてもらったけど、ストレートでも口当たりが良くて喉に引っかかるものもなかった。

梅を優しく味わえるシロップだ。おいしい。

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でも、今回頂いたのはこちら

冷たいたい焼き、その名も「ひやったい」だ。

言葉のとおり冷たいたい焼き… というか凍っているたい焼きであった。

 

食べてみた

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一つ購入した

お店のテーブルの上にこのたい焼きが並べられていなかったのだが、購入するとガサゴソと隠してあった冷凍庫のようなもの(こちらからはよく見えなかった)からこちらを取り出していた。

300円を支払って受け取ったこちら、袋越しでもひんやり冷たかった。

お店の方の説明では室温で15分~20分ほど解凍して、そのひんやりが残っているうちに食べるといいそうだ。

ちなみにフライングして早めに食べようとすると、凍っているので少し固いので気をつけたほうが良い。

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我慢できずにかじってしまった様子

注意したほうがいいと記しながらフライングでかじってしまった自分。

この段階だとアイスを食べているような食感だ。

本当はもう少し溶かしたほうがいいのだろうけれど、このままでも美味いのだから止まらなくなってしまう。

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抹茶もある

一緒に歩いていた友人の一人は抹茶味をチョイスしていた。

こちらもフライングしてしまっていたが、苦にせずそのまま食べてしまっていた。

抹茶味も、半分凍ったような状態でも美味いということだ。

なお、こういう冷たい食べ物であるので、販売は春夏秋くらいだそうで、寒くなる頃には流石に売らなくなるとお店の方が言っていた。

自分たちは11月上旬にたまたま見つけ、食すことができたわけだが、もう少し日にちが後であったら出会えなかったかも知れない一品だったわけだ。

一期一会みたいなものだろう。

観光客でもない金沢市民だけど、まだまだ市内で知らないことが山のようにある。それでもって家の前で商売というのもアリなんだなと、いろいろと考えさせられた「ひやったい」との出会いであった。

ちなみに冬場は冬場でまた違うものを提供したりするそうだ。また機会があれば足を運びたいものである。