初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

能登の里海が育んだ天然コラーゲンスイーツこと「パンナマコッタ」を味見する

七尾市和倉温泉にあるナマコ製品を扱ったお店「なまこや」に、変わったスイーツが新登場していた。

その名も「パンナマコッタ」。

気になってしまったので、一つ買いに行ってきた。

 

 

和倉温泉のお店へ

和倉温泉の「なまこや」さんに、今年新たなスイーツが誕生していた。

なまこやさんと言ったら、以前、当ブログでも紹介した「干クチコ」(ナマコの卵巣を干したもの)を購入したお店だ。

干クチコを味見したときの記事はこちら

あのナマコ製品で知られ、お酒の肴のような商品がたくさん並んでいるなまこやさんが、それまでのイメージを覆すような甘い食べ物を新たに開発したようなのだ。

しかもその名前がパンナマコッタ

ナマコをパンナコッタに投入したから「パンナマコッタ」だ。

こんなの気にならないわけがない。

ということでお盆の墓参りの帰りに和倉温泉にあるお店へと立ち寄ってきた。

本店に行ってきた

JR和倉温泉駅から温泉街へと向かうと、温泉街の入口あたりで見かける。

地図ではこう

十字路の角にあるお店だ。

存在を知りながら、自分はいままでこのお店に入ったことがなかった。

七尾の港の方にある道の駅「能登食祭市場」にもなまこやさんが入っていて、自分はそこばかり利用していたので、こちらの本店は今回が初入店だ。

入ってみると、レジの前にパンナマコッタが置かれていた。

一つ200円(税込216円)。

フレーバーが「いちご」「ほうじ茶」「ジンジャー」の三種類置かれていて、お店の方にオススメを訊ねたら、季節的に今が旬な「ジンジャー」(生姜味)を勧めてくれたのでそちらを一つ購入することにした。

なんだったら3種類一気に買っても良かったのだけど、どんな味がするのか不安であったので、とりあえずこの日は一つだけ買うことにしたのだった。

 

パンナマコッタのジンジャー味を味見する

こちらがパンナマコッタ

ジンジャー(生姜味)だ。

このようなパッケージになっている。

大きさは手のひらに収まるサイズなので、そんなに大きなものではない。

裏も見てみよう

こちらはちゃんと「パンナコッタ」と書かれてある。

そして原材料に「ナマコ(石川県)」とある。

見た目がグニュグニュして、食べれば三大珍味に数えられてしまうナマコだけど、「石川県」と書かれてあるとただそれだけでなんか誇らしい。

ちなみにパンナコッタはプリンみたいな口溶けなめらかなスイーツだ。

プリンと決定的に違うところは「卵」を使っていない点だ。

成分表を見ても、生クリームとグラニュー糖だ。

卵が入っていると「プリン」で、入っておらず生クリームやグラニュー糖で固めているのが「パンナコッタ」だ。

自分も最近知った。

てはオープン

開けてみたら中も白かった。

この色、ジンジャー(生姜味)だからのようで、他のフレーバーだと、例えばイチゴ味だとピンクっぽい色をしているようなのだ。

購入したとき一緒に紙のスプーンももらったんだけど、家で食べるので輪島プリン用に以前購入した…

輪島塗の匙で食べることに

輪島塗だと口当たりがなめらかなので、なめらかなプリンやパンナコッタをより口あたり優しく食べれるという理屈だ。

以前、輪島プリンを漆塗りの匙で食べたときの記事はこちら

匙を入れただけで伝わるなめらかさ

すぅぅ~~っと入っていく。

口に入れる前からこのパンナコッタ、いやパンナマコッタの柔らかさを味わえた。

このパンナマコッタ、ナマコ感がないということで知られているんだけど、この滑らかさだけでも少しもナマコ感を感じない。

では、あらためて、いただきます

食べても体感、つぅるんっとしたなめらかさ。

そして広がるミルクのコクと甘味と、ジンジャーのかすかな刺激…

うまい…

そして、ナマコ、ちっともいません

ほんとにナマコ感がゼロなのだ。

香りも食感も味も、ナマコのいない生姜味のパンナコッタなのだ。

滑らかさの他に、ときどきシャリッとした小さな食感もあるんだけど、これもおそらくジンジャーの何かだろう。

少なくともそう思わせるほどクセも何もない。

クチコにするとあんなに珍味なのに、パンナコッタに紛れると美容にもいいコラーゲンだけを提供して我が身は隠れる、滅私奉公のような立ち居振る舞いを見せてくれているのだ。

ナマコ… 見直したよ。

あんた、すごいよ…

なんか、感動した。

健康のためにも、また、いや定期的に食べたくなったよ。

 

まとめ

パンナマコッタ、噂通りナマコ感がなかった。

パンナコッタだ。

それでいてナマコがコラーゲン豊富なものだから、美容に良さそうなスイーツであった。

味も美味しく、体にも美味しい食べ物なので、自分はかなり気に入った。

冗談抜きでまた買いに行きたくなったじゃないか

今回は和倉温泉の本店の方で購入したが、七尾駅近辺にある道の駅「能登食祭市場」内の支店の方でも売っていると店員の方が教えてくれた。

自分としてはそちらのほうが行きやすいので、ちょくちょく立ち寄ろうかと思う。

イチゴ味も、ほうじ茶味も試したい。

ネット販売の方を見ると「きなこ味」みたいなものも見かけたんだけど、そういうのもあるならもちろんそれも味見したい。

なんだったらもっと味が増えてくれても自分としては有り難い。

今回味見してよかった。

ごちそうさまでした。