初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

「金澤ぷりん・駅なか」を食べる

金沢駅のおみやげ処で今年2019年より「金澤ぷりん・駅なか」なるものが登場している。

以前より気になっていたので一つ試しに買って食べてみた。

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金沢駅内で購入

金沢駅内の東口側にある「おみやげ処金沢」に今年(2019年)の2月ごろより新たに「金澤ぷりん・駅なか」なるものが置かれるようになったという。

なんでも輪島の「la reves」(ラ・レーヴ)と「おみやげ処金沢」とが協力しあって作り上げたのだとか。

「la reves」(ラ・レーヴ)といえば、朝市通りにある柚餅子の「中浦屋」の企業内ベンチャーで輪島プリンの専門店だ。

自分も一度食べて以来ファンになって何度か当ブログでも紹介している。

輪島プリンの記事はこちら

そんな「la reves」のプリンを金沢でも食べれるというのだから興味深い。

先日、金沢駅のほうに立ち寄る機会があったので、一つ食べてみようと駅内にも足を伸ばしてみた。

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垂れ幕下がってた

「おみやげ処金沢」は東口から駅内に入ってすぐ右手側にあるお土産屋だ。

九谷焼ガチャなんかも置いてあったところだ。

過去の九谷焼ガチャの記事はこちら

通路よりその前を通ると、このように垂れ幕が高いところから下がっていたのですぐにそのお店に目的のものがあるとわかった。

ちょうどこの垂れ幕の下の方に「金澤ぷりん・駅なか」が置かれていた。

 

いきなりルビーロマン味を試す

「金澤ぷりん・駅なか」のフレーバーは4種類あった。

ナチュラルプレーン」「ひゃくまん穀」「五郎島スイートポテト」そして「ルビーロマン」だ。

全部食べてみたくなったけど、予算の都合もあって一つだけ選ぶことにした。

4分の一なので、まあ悩む。

初めての「金澤ぷりん・駅なか」となれば普通はナチュラルプレーンを選びたいところだ。

ただ、ルビーロマン味だけが金沢駅限定とあったのでそちらにも気持ちが大きく傾いてしまった。

輪島プリンでプレーンを食べたことがあるので、ナチュラルプレーンを飛び越えていきなり変わり種を選ぶのもアリのような気もした。

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ということでいきなりルビーロマン味にいきました

ルビーロマンというのは石川県で採れる高級ぶどうのことだ。

地域ブランド化されていて、初競りで一房100万円を超えたりする庶民にはなかなか手の届かない代物だ。平均価格でも一房6000円くらいするらしい。

自分自身、ルビーロマンというものをこれまで食べたこともなかったので、ここぞとばかりに選んでしまったのだった。

プリンとしてはかなりの変わり種で、ルビーロマンがゼリーのようになってプリンの下にいた。

プリンそのものの味を楽しみたい人にとってはちょっと違うかも知れない。

ちなみにこちらのプリン、季節が冬だからか常温で12時間は持つと言われた。

これはルビーロマン味に限らないようだ。

購入するとレジにてプラスチック製の、ちょっと長めのスプーンももらえる。

でも自分は輪島プリン用に輪島塗りのスプーン(匙)も購入してあるのでそちらを使って食べることにした。

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長さ比較

もらったプラスチック製のものは結構長い。

大は小を兼ねるというしね。でも、自分が所有する輪島塗のスプーンのほうの短さでも難なく食べれた。

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ちゃんと底まで届く

底まで届かせて、さてどう食べるかであるが、これは混ぜるべきなのか、一緒に掬うべきなのか、正しい食べ方をわかっていない自分はちょっと悩んだ。

この商品、ルビーロマンとプリンのマリアージュ(結婚)なんて表現もされていたので、瓶の中で撹拌するようにゴチャ混ぜにしたほうがいいようにもちょっと思えたのだった。

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いえ、ごちゃ混ぜないようにいただきました

底の方から掬うと、このようにきれいに二層でスプーンに乗っかってくれた。

これなら両方の味わいをそれなりに分離して堪能できる。

実際に口に含んでみると、さわやかなミルクの香りが口の中から鼻孔に抜けた。

この香りは蓋を開けたときからしていたのだけど、口に含むとより顕著だ。

そこに遅れてルビーロマンの味が薄っすらと広がる。

初めてルビーロマンを食べてみたけど、癖もクドさもないやさしいブドウの味がした。

俺が俺がといった具合に存在をあまり主張せず、おしとやかにプリンと連れ添って喉の奥を抜けるような感じだ。

プリンも口溶けがやわらかだけど、こちらのほうが主張してくる。

プリンを男、ルビーロマンを女として見るなら、昭和世代の夫婦(めおと)のような趣だ。

確かにマリアージュといえばマリアージュだ。

まあ、もっとも、時代はもう平成も終わって令和なので、プリンのほうが女性、なんてことも大いに考えられる。

実際、これを作った「la reves」(ラ・レーヴ)も女性たちが作り上げたお店だし、このプリン作りに加わっている「おみやげ処金沢」の方々も主に女性たちだと聞くので、女性の行動力や実現力といったパワーは男と同様、いやそれ以上かもと思えてきたりもする。

男としては悲しいかな、最近の男子は草食系も多いですしな(多分、自分もそう)。

一瓶に色んなものを感じたプリンでした。

ごちそうさまでした。

美味かったです。

 

まとめ

「金澤ぷりん・駅なか」、いきなりルビーロマン味から行ってしまったけど、美味しかったです。

別のフレーバー、特に卵を使わず米で作った「ひゃくまん穀」や「五郎島金時」も試してみたくなった。

金沢駅ではその2つにナチュラルプレーンも加えた3個セットも売られていた。

一つ一つ400円近くするのだけど、その三個セットだと1544円(税込)だった。

ちなみに今回自分が食べたルビーロマン味は一番高くて一つ496円(税込)。

ルビーロマン味は金沢駅「おみやげ処金沢」の限定だ。

限定というのは、この「金澤ぷりん・駅なか」、駅内以外にも中浦屋の「めいてつ・エムザ店」でも売られているらしい。

エムザはここ

エムザか… 近江町市場の真ん前なので駅から歩いていけないこともない。

地元民の自分なんかは歩いていく。

2つの距離が近いのでプリンだけを求めると2店の差別化は難しいかも知れないけど、兼六園あたりから近江町あたりに立ち寄る人や、ビジネス街の南町あたりで働いている人はエムザのほうが行きやすいかと思う。あと、柚餅子も個人的に大好きなのでオススメです。

機会を見つけてまた食べたい。