初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

おコメ味の輪島プリンを店内でいただく

年が明けてすぐの頃、輪島の朝市通りに立ち寄ってきた。

その通りにある柚餅子のお店「中浦屋」の輪島プリンのお米味を食べてきたので簡単に紹介したい。

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朝市通りへ

輪島市の朝市通りには特に理由なく立ち寄ってきた。いわゆる気まぐれというやつだ。

昼も過ぎた頃であったので朝市そのものは終了しており、近くの有料駐車場もその時間帯だと無料になっている。

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静かな通り

出店も撤収していて、人の往来もあまりなかった。

とはいえ、お店がすべてしまっているというわけでもなく、写真に写っている永井豪記念館を筆頭にオープンしているところもボチボチとある。

活気のある朝もいいけど、ゆっくりのんびり歩いてじっくり通りを見てまわれるこの時間帯(正午過ぎ以降)も自分は結構好きだったりする。

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見守るマジンガーZ

正月から稼働中だ。

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そのすぐ近く(斜め前)には永井洋服店

この洋服店永井豪先生のオリジナルTシャツやキャラクターグッズも売られている。

当然公認だ。中には豪先生のキャラクターのラベルが貼られた日本酒なんかも売られているようで、洋服を超えた販売もしているようだ。

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静かな炭火コーナー

通りにある「朝市御休憩処」と呼ばれるところだ。

炭火焼きセットが置かれていて、朝市で買った食材をここでセルフで焼いたり炙ったりして食べれるのだ。

使用時間は9時半から11時半までだ。このときは時間外なので蓋もされて人もいなかった。

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防火用の井戸もある

水汲みも、セルフサービスだ。

ちなみにここ、禁煙なんだとか。タバコを吸わない自分にはあまり関係ないが、喫煙家に厳しい世の風はこんなところでも吹いているようだ。

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ヨーロッパ風を吹かせた建物が急に現れたりもする

こちらは通りにある旧「イナチュウ美術館」だ。いまは閉鎖されている。

かつては16世紀から19世紀頃の超貴重な美術品等が400点あまり展示されていたところだ。

日本風のお店や家屋が並ぶ中で急に小規模のベルサイユ宮殿みたいな建物が現れるので驚く。

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置いてある像も日本離れしている

閉鎖されていて汚れも目立つけれど、それでもこの通りでは特別な存在感を放っている。

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そうかと思えば近くにこんな小路があったりする

風呂屋小路」とある。

むかし風呂屋があったんだろうなと思わせる小路だ。こちらは昭和の日本の香りをほのかに残している。

こうしてゆっくり歩いてみてわかったが、朝市通り、和洋が折衷でなかなかユニークな通りだ。

 

柚餅子のお店でコメの輪島プリンをいただく

以前にも当ブログで紹介しているように、この朝市通りには輪島プリンというものが売られている。

柚餅子の老舗のお店「中浦屋」から企業内ベンチャーで立ち上げられた「la reves」(ラ・レーヴ)という専門店にある。

最初にラ・レーヴのプリンを食べたときの記事はこちら

専門店と言っても中浦屋と同じ建物にある。

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こちらが中浦

柚子の和菓子「柚餅子」のお店だ。

突き出たところにラ・レーヴの暖簾も見える。

正月明けて間もなくで、さらに正午過ぎなので閉まっているお店も多い中、ここはしっかりと営業中であった。

中に入るとすぐ右手のカウンターに輪島プリンが並んでいる。

現在、フレーバーは三種類くらいあるだろうか。

いつもの「プレーン」「柚子」と、さらに昨年秋頃に新たに追加された「お米」だ。

今回の狙いはその「お米」こと「輪島プリン千枚田のお米」だ。

さっそく一つ注文したところ、中で食べるか持ち帰るか聞かれた。

そのとき自分以外にお客さんがいなかったので、今回はそれまでと趣向を変えて店の中で食べることにしてみた。

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店内だ

写真でいうと右手に入り口があり、入ってすぐカウンターに柚餅子が並んでいる。

これまた写真でいうと奥に見えるスプーンの大きなオブジェなんかが見えるところが輪島プリンを扱っているラ・レーヴのスペースとなる。

自分が腰を下ろしたのは入り口からすると左手だ。そこにガラスのテーブルと椅子が置かれており、休憩&飲食が可能となっていた。

ついでにいうと店内、小さな観光案内所のような役割も果たしていた。

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運んでもらえた

購入したプリンをお盆に乗せて座っているところまで運んでもらえた。

スプーンと、あとサービスでほうじ茶もついていた。

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こちらが「千枚田のお米」味

ご飯の絵が施されている。

一緒についてきたのは黒蜜だ。

プレーンではキャラメルソースがついていたと思うが、こちらは和風らしく黒蜜であった。

お好みで加えて食べるといいそうだ。

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蓋を開けてみると真っ白

このプリン、それまでのフレーバーと違って卵を一切使用していないらしい。

おコメ、それも輪島の千枚田のおコメを使ってプリンにしているのだとか。

コメでもプリンを作れるんだということに驚きだ。

どういう作り方をしているのか、デザートとか作ったことのない男の自分には不思議なものだ。

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いただきます

以前、よりなめらかな食感を求めて輪島プリン用に漆塗の匙を購入したのだけど、今回は気まぐれで同市に立ち寄ったのでそのマイ匙を持ってくるのを忘れた。

しかたなくついていたプラスチックの匙で頂いている。

漆塗りの匙で食べたときの記事はこちら

まずは黒蜜をつけずにそのままいただいた。

その食感はとってもミルキー。

それでいてまったくクドくなくあっさりとしているのでツルンといける。

舌の上で踊らせてみると、確かにコメの味がした。

これ、美味い。

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続いて黒蜜も絡めていただく

うん、一気にコクが増す。まろやかに甘くなった。

何もつけないままだとあっさりし過ぎと思う方には、こうして絡めて食べたほうが、プリンを食べているという気が増すのではないだろうか。

かといってその甘味、やはりクドくなりすぎるわけでもなく、おコメのあっさりさが絶妙に包んでくれている。

イケますな、これ。

かなり自分好みの美味さでした。

 

感想

輪島プリンの新フレーバー「千枚田のお米」、玉子不使用でおコメでできていると聞いて、デザートとしてどうなのかと最初はちょっと不安もあったけれど、食べてみるといい意味で裏切られた。

過去のフレーバーではプレーンが一番好みだと思っていたが、それに匹敵、またはそれを超えたと思えるくらい自分好みの味だった。

あのあっさりさとコメの味がたまらない。

なんだろうか、その米味に郷愁でも感じてしまうのか、なんだか和む味だ。

卵を使っていないので、卵アレルギーの人でも食べれるというコンセプトもあるそうで、いろいろと優しい。

今回はお店の中で食べたのだけど、店内ではジャズも流れいてこれまた自分好みであった。

総じて個人的にまったりとリラックスできた時間であった。

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ガラステーブルの中に置かれていた木型

魚型のものが置かれていた。

実際に菓子製造に使うのか、はたまた使われていたのかどうか不明だ。

ただ、こういうのを見ていると歴史や文化を感じさせられる。

歴史や文化を感じると心に一本芯を作ってもらえたような気がするのは自分だけだろうか。

まあ、単純にこの魚型の可愛さにも癒やされましたけどね。

自分は混雑が苦手なので、三が日明けのこの時間帯だったことも幸いであったかもしれない。

ゆっくりとなごむプリンをいただくために、あえて観光客が少ない時を狙って行くのもアリかもしれない。

ごちそうさまでした。