足を撮り忘れても足からデトックス、の足湯の旅13回目だ。
湊健康増進センターへ
目的の足湯は白山市湊町にある「湊健康増進センター」(白山市湊町カ377-1)の敷地内にある。
湊健康増進センターだ
トレーニング室なんかもある健康センターだ。
その敷地内には「湊デイサービスセンター」もあった。
こちらがデイサービスセンターの建物
その建物の左隣に写っているゲル(モンゴルの移動式住居)のような形をした建物が足湯だ。
位置としては健康増進センターとデイサービスセンターに挟まれた格好になる。
足湯だ
利用客の姿も見かける。
もちろん、この足湯は無料だ。市民であるなし関係なく誰でも使うことが出来る。
このときには、足湯に浸しながら持ち込んだ本を読んでいたお年寄りや、浸しながらスマホを触っていた女性や、40代くらいのご夫婦がいた。性別も年齢もバラバラだったが、皆さん一様に静かであった。
今入っていっては邪魔になるかもしれないと思い、少しその周りを見て回った。
傍にはラッピングされた自動販売機があった
足湯を正面に左手(健康増進センター)側に設置された自販機だ。
「白山手取川ジオパーク」の文字が見える。
ジオパークとは「大地の成り立ちや地質・地形など、地球の活動がよくわかる大地の遺産を見どころとする、自然公園の一種」だそうだ。
地球学的な価値のある遺産(例えば火山や渓谷、扇状地など)を残し教育にも活用する地域のプログラムだ。
白山手取川ジオパークのテーマは「山-川-海そして雪 いのちを育む水の旅」だそうだ。
この小舞子温泉は確かに手取川とも近い。足湯から徒歩で18分くらいで「小舞子海水浴場」もある。小舞子は、テーマにある「水の旅」の終着の方にあたるのだろう。
なお、下の方に描かれたキャラクターは…
「ゆきママとしずくちゃん」だ
白山手取川ジオパークのキャラクターで同プログラムのPR役だ。
上記の白山手取川ジオパークのテーマをイメージして制作されたとのこと。どうやら親子のようだ。
湊健康増進センター敷地内には小さな花も
植物に詳しくないので花の名前はちょっとわからないが、こうして小さな花が適度な間隔で咲いている。バリアフリーを考慮しながらこうして花も楽しめるように敷地内は設計されていた。
小舞子温泉足湯へ
足湯というのは長時間浸けていても低温やけどになったりるすることもあるので、利用時間はだいたい20分くらいを目安にされている。
それらのことから、そろそろ先客の皆さんも上がるだろうと見込んで、自分も足湯の方に向かった。
小舞子温泉足湯だ
神経痛や筋肉痛、打ち身や捻挫などなど、いろいろと効能があるようだ。
自分としては疲労回復というのが嬉しいところだ。
利用時間
9時から20時まで。
夕方には終わってしまう足湯も少なくないので、夜までやっているというのは有り難い。
足湯の中の様子
円形だ。
公園にある噴水のような形だ。
湯の周りは腰掛けられる板が渡されている。
ちなみにこの板、建物の周りにも張られていた。
この通り
こうなっているものだからか、人によっては、靴をガラス戸から少し離れたところに置いていた人がいた。
つまり、その木の板を土足で踏まないように手前で靴を脱いでいるのだ。
よくわかっていない自分も一応、それに倣うことにした。
誰もいなくなった時に一人で使用&撮影
見る限り透明のお湯であった。若干、硫黄のニオイがしただろうか。
温泉分析書を見る限り泉温は42.9℃と書かれてあった。実際に足を浸してみたその所感は「ややヌル目」であった。
ガラスには注意事項も貼られており、それによると「初めての方は5分~10分程度」浸けるのが良いと書かれてあった。これもまた低温やけどを避けるためであるが、他と比べると短い気もする。
給湯口まわりでちょうど良いかも
お湯の温度が高い足湯だとこの給湯口の周りは熱すぎて近寄れないが、ここの足湯では逆に打たせ湯のように流れ出るお湯に足を当てていたほうが熱を感じられた。
ただその分、低温やけどの可能性は上がるので、長い時間打たせっぱなしはやはりしないほうがいいだろう。
ちなみに窓は基本的に開けっ放し
閉め切ってしまうと、湯気がたまり、硫黄のニオイもたまるとかで気分が悪くなる可能性があるからだとか。それも注意書きに書かれてあった。
さすがに健康増進センターの敷地内にある足湯だけあって、いろいろと気を使ってくれている。
感想
小舞子温泉足湯、お年寄りも多く使うことを考えて、作りもお湯の温度も、利用の目安も、いろいろと人に優しい足湯であった。
「温泉は熱いほうがいいんじゃー」と思っている輩(自分もその傾向あり)にとっては、健康を害さない正しいお湯の入り方はこうですよと教えられているような足湯でもあった。
自分も実際、10分くらいでお湯から足を抜いてしまっていた。
このように書かれたことについつい従ってしまうのは庶民の習性だろう。
こうして靴を板の手前に置いてしまったのも庶民の習性
これで正解なのかわからなかったけど、板の部分は土足で上がらないほうが無難であろうと考えてしまった。
今回はそういった習性を自覚した足湯の旅でもあった。