初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

道の駅「めぐみ白山」のジビエ肉を使った白山定食を食べる

4月に白山市で新しい道の駅が誕生した。

そのレストランでジビエ(イノシシ)肉を使った定食を食べれるという。

イノシシ肉好きとしては見逃せないので先日食べに行ってきた。

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新たに誕生した道の駅「めぐみ白山」

4月27日、白山市に道の駅「めぐみ白山」がグランドオープンした。

白山市の豊かな恵みが育んだ里・山・海の魅力を発信する寄り道ステーションとのことだ。

去年は羽咋市に「のと千里浜」という道の駅がオープンしていたし、石川県内に着実に道の駅が増えている。

県民としては嬉しいことだし、何よりそのレストランでイノシシ肉を使った定食があるというから一度足を運ばずにはいられなかった。

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そして目にした「道の駅 めぐみ白山」

その巨大なモニュメントだ。

この道の駅、国道8号線沿いにあり、金沢方面から白山市の方へ走っているとこれが見えてくる。

もっと具体的に言うと「宮丸町南」という交差点の角にある。

地図ではこう

カーナビを使っていく場合、その住所を入力するよりその 「宮丸町南」という交差点で検索したほうが速いかもしれない(自分はそうした)。

実は自分が最初に当道の駅に足を運んだのはグランドオープンの翌々日だ。

上の写真もその頃のものである。

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そんなものでバルーン飛んでました

いまでもバルーンを飛ばす風習ってあるんだね。

駅そのものと関係ないけど、まずそのことにちょいと感動した。

まずはそんなオープンしたての新しい道の駅「めぐみ白山」そのものについて簡単に紹介したい。

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駐車場を含めた当施設の景色

こんな感じで横に長い建物だ。

建物に上層階というものがなく1階だけの施設なので、七尾市の「能登食祭市場」みたいなバカでかさはないものの、駐車場は普通車190台分、大型車32台分のスペースがあるのでなかなか広い。

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駐車場案内の図

ピンク色のものが建物なので、建物以上に駐車スペースのほうが広いことがわかる。

そしてこの看板の後ろにあるのが建物そのものだ。

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その外観

こうしてみると高さ5メートルはある。

内部がどのような構造をしているのか細かいところは不明であるが、この建物、基本的に一階しかない。

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館内のマップ

2階というものがないのだ。

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入ってみると天井も高い

千葉産品売り場の様子だ。

この日はオープンしたてで人が多かったのだけど、天井が高いおかげでそれほど圧迫感はなかった。

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巨大パネルの前で記念撮影できます

鉄道員の顔ハメパネルもある。

写真では伝わりにくいが、実寸台なのだろうか、新幹線のパネルがかなりデカかった。

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白山市って鉄道の町らしい

鉄道車両工場があるようなのだ。

知らなかった。

そんな鉄道に関することがパネル展示されていた。

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こちらは情報コーナーの一画

大きなスクリーンがあって白山市の魅力を伝える映像が流されていた。

写真のスイッチで見たい映像も選択できるようだ。

イスも置いてあるので座って見ていられる。

見ていられるといえば、屋外にはこんなものもある。

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白山ビュースポット

白山手取川ジオパークとある。楽しみながらふるさと白山を学べるプロジェクトだ。

ここ道の駅「めぐみ白山」からも白山を眺めることができるのだ。

のどかな景色だ。

ベンチもあるし、軽食など食事をしながら眺めたくなる。

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ちなみにもっと食べやすい屋外スペースもある

建物の端っこがレストランになっており、そこから外にも出られて、こうして屋外で食事ができるベンチやテーブルもあった。

眺めれる景色はとりあえず山ということでちょっと殺風景のようでもあるが、自分としてはこのなにもない感じが石川県らしくて好みだ。

次にはそのレストランで食べたジビエ肉を使った白山定食の紹介をしたい。

 

白山定食をいただく

本当はオープンして二日後の日にそのジビエ肉を使った定食を食べたかったのだけど、オープンしたてのしかも日曜日ということで、人がいっぱい、レストラン内でも座れそうになく、おまけに定食そのものが売り切れであった。

仕方なく、少し日が経って入館者の数も落ち着いた2ヶ月後くらいに再び足を運んでいる。

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レストランへ

地場産品売場の次がレストランだ。

その名前は「地産百膳 風土ぴあ」だ。

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入り口脇のメニュー表

「風土ぴあ」ではソバやうどん、定食やおにぎりを食べれる。

どれも白山の地元食材をふんだんに使用したものだそうだ

また同じフロア内には「白山カフェ」というパンやサンドイッチを販売しているお店も併設されていた。

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カフェのメニュー

コーヒーが付いているセットメニューもある。

こういった軽食のほうが、外に持っていくとき運びやすそうで食べやすそうだ。

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内側はこんな感じ

入ってすぐ食券売り場がある。

注文はすべてこの食券自販機にて行う。

今どきの食券って、券を買った時点で注文が厨房で共有されているようで、わざわざ食券を見せに厨房前のカウンターへ持っていく必要がない。

食べたいものの券を購入したらもう席についてしまうだけでよいのだ。

ただし、カフェのメニューはカウンターでする必要がある。

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こちらが購入した食券

食べるものが決まっていたので迷うことなくこの「白山定食」を購入した。

一つ1200円だ。

日にちや時間も記入されている。

出来上がると記されている番号と料理名をマイクを使ってアナウンスされるので、呼ばれたらそのときようやく厨房前のカウンターまで足を運べば良い。

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ちなみに自分は窓側の一番端のテーブルに座った

長テーブルの下の方にはこのように物を置けるスペースもあった。

カメラ用のバッグがおけるくらいなので、結構広いスペースだった。

バッグを持ち歩く自分としてはかなり助かる。こういうところにも気配りを感じられる。

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そしてこちらがお目当ての「白山定食」

イノシシ肉を使ったハンバーグがメインの定食だ。

食券を買ってからだいたい20分くらいでできあがっただろうか。

出来上がったものを受け取るカウンター脇に割り箸や手拭きが置かれていた。

ウォータータンクもあり、水をセルフで持ってくることもできる。

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上にかかっているもの

大根おろしなめこと思われるきのこ、さらには玉ねぎも使っているであろう和風ソースだ。

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さっそくいただきます

プレートの野菜がすでにないのは、自分は必ずまず野菜から食べてしまうからだ。

子供の頃からの癖だが、おかげで(かどうかは不明だが)自分は太ったことがない。

さて、箸で割いてみようとするとかなり弾力があった。

安いハンバーグに見られるゼリーみたいな柔らかさがなく、なかなか箸で切れないのだ。

なんだろうか、野性のタフネスさみたいなものだろうか。

ようやく割いて食べてみると、ところが口の中では硬さはない。

やわらかすぎることもないけれど歯でスッと裂けてくれる。

そしてその味はどこか野生味がして、かつ思った以上に脂が乗っていた。

イノシシって低カロリー低脂肪で高蛋白のイメージがあるけれど、ハンバーグらしくアブラの旨味を感じれるのだ。

癖もほとんどなく、おろしの和風ソースのおかげか脂の味を感じながらもあっさりと食べれた。

うまい。

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ご飯はもちもち

銘柄はわからないがこれも白山市で穫れたものだと思われる。

ハンバーグが脂の味を感じられるので、ご飯とすごくあった。

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こちらは汁もの

味噌汁というか、この具材の多さからどちらかといえば「めった汁」に近いかも。

中の具材はさつまいも、にんじん、油揚げ、だいこん、ごぼう、ネギ、さらにはジビエだろうかタンパクな肉もいた。

栄養いっぱいな上に美味く、これだけでもご飯が進んでしまった。

すんごく満足。

ごちそうさまでした。

 

感想

新しくできた道の駅でジビエ肉の料理が提供されるくらい、白山市ではジビエ肉に力を入れているのがわかる。

少し前までは自分の中で「県内でのイノシシ肉=羽咋市」のイメージがあったが、今回食べたその定食で考えを改めさせられた。

白山市もまたジビエがうまい。ついでにいうと金沢市湯涌温泉など山の方でもイノシシ肉が名物になっている。

ジビエ肉が好きな自分としては嬉し話だ。

同時に、石川県って山も多いんだなと今更のように気付かされた。

テレビなどでは海の幸がよく紹介されているが、山の幸もあるのだ。

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ビュースポットからの山(白山)の景色をもう一度

山に合掌だ。