初心の趣

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富樫にあるパティスリーホソヤの「和栗のモンブラン」を久しぶりにいただく

金沢市富樫にあるパティスリーホソヤへ久しぶりに足を運び、秋限定の和栗のモンブランを数年ぶりに食べてみたので、改めて感想を記したい。

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富樫にある洋菓子屋さん

当ブログを始めた数年前にも別の記事のついでにパティスリーホソヤのモンブランを小さく紹介したことが実はある。

本当についでで、ホソヤがどこにあるのかも詳しく説明していなかったものだから、いつかきちんと紹介したいなと思っていたのだが、なにせ秋限定で人気があって、並ばないと買えないなんて代物であるものだから、なかなか叶わずにいた。

人気がありすぎて、過去ひどいときなどは一日の販売分がすべて予約で埋まってしまって当日飛び込みで買いに行っても誰も買えないなんて日もあったらしい。

今回も自分の気まぐれで食べたくなったものだから足を運んでみて買えそうになかったら諦めるつもりでいたくらいだ。

こうして記事にしているということは、なんとか買えたわけである。

そんなモンブランが有名なパティスリーホソヤがどこにあるかといえば金沢市富樫にある。

富樫と言ったら結構な住宅地だ。

地図

泉丘高校や、少し前に烏骨鶏の卵を使ったソフトクリームで紹介した烏鶏庵(泉ヶ丘店)なんかが近くにある。

烏鶏庵の記事はこちら

一番わかり易い目印はスーパーマーケットのニュー三久(泉ヶ丘店)だろうか。位置のイメージとしてはニュー三久の駐車場の裏といった感じだ。

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こちらがお店の外観

住宅地に紛れて建つ洋菓子屋さんだ。

大通りに沿ったところではないので、なかなか見つけづらいところにある。

駐車場も3つしかなく、車ではなかなか来づらいところだ。

でも写真でもわかるようにこの日もこうしてお客さんが店の前で並んでいた。

皆さんの狙いはもちろん秋限定の和栗のモンブランだ。

営業時間はAM10:00~PM18:30

自分は10時ちょっと過ぎくらいに到着したのだけど、開店前から皆さん並んでいるわけである。

お店の張り紙によると今はコロナのせいもあってお店の中には3名しか入れないようになっていたので、それも列になっている原因であると思う。

これまた張り紙によるとモンブランは現在一日に160個作っているそうで、購入数も一人4個までとされていた。

去年以前のように予約で一日の販売分がすべて埋まるということはこの日はなかった。もしくは今年はないのかもしれない。

自分の後ろには小学生くらいの女子二人(+その子達のお母さん)が並んでいたけど、窓ガラスのため外からでも店内が見えるのでショーケースに入ったモンブランの残りの数を数えながら「買えないかもしれない、買えないかもしれない」とソワソワしていたのが可愛らしかった。

というか自分も同じ気分であった。

ショーケースからなくなったときには心のなかで『終了』と諦めの呟きをしたものだけど、その後すぐ補充されていたので胸をなでおろしたものである。

 

久しぶりに和栗のモンブランを食べる

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購入した時の箱

正式名称は「和栗のモンブラン」といい、その価格は一つ486円だ。

生菓子にあたるようで消費期限(賞味期限ではない)は買ったその日になっていた。

購入したとき帰るまでの時間を聞かれ、それに合わせて保冷剤もタダで入れてもらえた。

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久しぶりのご対面

数年ぶりだ。その見た目は以前食べたときと特に変わっていないと思われる。

パティスリーホソヤのは、日本のモンブランでよく見られるような栗がまるまる乗っているようなスタイルではない。

栗のクリームの色もよく見られる黄色っぽいものではなく薄い茶色をしている。

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ムンズっ

フォークを入れた時の感触はスーッサクッとというより、ムンズっといった具合だ。

クリームの濃さがクッションのようになっているかのようだ。

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断面

土台になっているのはメレンゲを固めたものだろうか。

中央には白のホイップクリームも見えた。

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いただきます

口に入れるとすぐに広がる和栗の味。

栗そのものが乗っかっているわけでもないのに、栗をそのまま食べた以上に濃厚な栗の味が口に広がってくる。

この存在感、和栗感の強さ、数年前に食べたときと変わらない。

これだけ和栗をハンパなく主張してきながら、それでいて食べていてくどくないのだから不思議。

甘みの殆どが、砂糖よりも栗によるものだからだろうか?

でも砂糖も使っていないはずはないはずだし、その配分、または調理の技に素人ながら唸ってしまう。

わかっていたけど、これ美味い。

ただ、食べやすいからと言って何個も一気に食べたいと思うわけではない。

数年前に2つくらい一気に食べて頭が痛くなった思い出もあるので、今回はそんな無茶はせずに一つで終えた。

一つで終えてみると、一つでも十分な満足感があることに気づく。

一つで満足させる、これもまた上手いなと思えた。

ごちそうさまでした。

数に限りがあり、並んでも手に入らないときもあるけれどまたいつか買いに行きたい。