初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

津幡の河北潟にある「ひまわり村」のライトアップを見に行った

内灘町と津幡の間あたりに向日葵が35万本植えられた「ひまわり村」というところがある。

そこが期間限定で夜にライトアップするというので、現地に足を運びその様子を撮ってきた。

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明るいうちに行くと迷路 

河北潟の「ひまわり村」は石川県河北郡津幡町湖東にある。

地図

ホリ牧場の近くなので、この当たりに来るとそんなに迷わないかと思われる。

今年のオープン日が7月31日で見頃が8月5日くらいとあったので、向日葵ってナマモノだなと思った。

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こちらが「ひまわり村」

ご覧のように背の高い向日葵が何本も植えられているところなのだ。

成長や寿命を考えるとたしかに見頃期間の短い村であろう。

夜のライトアップも期間が短く8月2日から7日までであった。

自分はまだ明るいうちに足を運んだので、ひとまず迷路と化したその向日葵の群生を紹介したい。

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正面に入口と出口がある

向日葵はどれも身長180cmある自分くらい背が高い。

こんなにいっぱい生えていると大人でも壁に見える。

迷路状に通路も設けているので、方向音痴だと迷うこと必至だ。

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迷路はクイズラリーにもなっている

迷路の途中でクイズがいくつか設けられているので、それを答えながら迷路をクリアしていくという遊びもできる。

キッズたちからするとヒマワリの花を観賞することよりも迷路を探索してこのクイズを見つけて答えていくほうが楽しいだろう。そういう子、少なくなかった。

大人たちはだいたい観賞が目的であったろうか。カメラを持っている人も多く、みなさんあちこちで花の撮影をしていた。

なお、展望台もあり、そこではみんなカメラを構えていた。

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自分も撮影

こちら逆光で撮っている。

自分は夕方に足を運んだところ、向日葵たちがみんな太陽に背を向けていた。

向日葵ってその名のとおり太陽を追いかけるように花の向きが変わるなんて昔教わった記憶があるけど、それってきっと間違いなんだろうなと思った。

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みんなそっぽ向いてます

太陽の位置から、なんかそのように見えた。

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迷路はこんな感じ

女の人と比べても向日葵が明らかに高い。

けっして難しい迷路ではないけれど、右に行ったり左に行ったりしているとやっぱり迷うものだった。

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道中、こんなクイズがある

こちらでまだ難しい方だ。ヒントもあり基本的に子供でもわかるようなやさしい問題ばかりであった。

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答えを解答用紙に書いていく

出口付近では答えわせもできる。

キッズたちの中にはこれらクイズの問題を探しながら駆け回っている子もいた。

カメラで撮影しながら歩いていた自分は結局迷ってしまって、引き戻るのも面倒になり、すべての問題を見つける前に出口に到着してしまった。

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色温度とか変えて撮っていたらクイズのことを忘れてしまっていた

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なんか怖いのも撮れた

 

そうやって撮りながら進んでいくと、そのうち展望台に到着する。

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こちらがその展望台

迷路を通っていてもたどり着けるし、入り口からこの場所へ近道できる道もある。

ご覧のようにカメラを構えている人が多かった。三脚もつけた本格的なものを持っている人も多く、ない人でもスマホで撮影していた。

そこからの景色がキレイだからだ。

この展望台は誰でも登れるので自分も上がってみた。

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そこからの景色

ヒマワリたちが一斉にこちらを向いていた。

なるほど、みんな夕日に背を向けていたのがよくわかる。

展望台を向いてくれていたのだ。

なんだろうか、黄色いヒマワリの海原のように見えた。

みんなしてカメラを向けていたのも納得だ。

個人的にはもっと海っぽく広くフレーム内にヒマワリばかりを入れてみたいなと思ったのだけれど、この展望台の高さと花との距離からではなかなかそれも難しかった。

自分にもう少し身長があれば、地面から背伸びして花に最接近した上で上方より群生を撮れただろう。

と考えていたら…

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こんな人もいた

「かしこい」と思わず声にしそうになった。

脚立を持ち込んでいる人がいたのだ。

これなら自分の理想の画を撮れそうな気がした。

こういうのもアリなようだ。

 

隣のガーデンカフェで日没まで休憩

夕方に足を運び迷路を一回りし終えたらもう日も暮れるだろうと思っていたけれど、夏の日没は遅かった。

おまけに日中はほぼ猛暑日みたいな気温で夕方でも暑かったので飲み物を切らしていた自分は熱中症を恐れ、水分補給を求めて隣のお店にも足を運んだ。

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隣にガーデンカフェがある

「ブラウンスイス」というお店だ。

住所が津幡町でありながら実はここ、内灘町の「ミルク王国」の店の一つに数えられる。

まあ、ホリ牧場のすぐ近くなのでこのあたりも内灘みたいなものだろう。

河北潟にある直営農場のブラウンスイス牛からとれたミルクやそれを使ったソフトクリーム、まさかのミルクラーメンまで置かれているお店だ。

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でも頼んだはレモネード

のどが渇いていたのでレモネードにした。一つ300円だった。

こちらも自家製だそうだ。

のどごし爽やか。乾いた体に浸透していくのがよくわかった。

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さらにはソフトクリームも

喉も潤ったら食べたくなった。

せっかくミルク王国の店にやってきたのだ、ミルクを使ったものも味見しておきたい。

ブラウンスイス牛の牛乳100%使用したソフトクリームだ。

一つ330円。

カップとコーンとワッフルから選べたのでワッフルにした。

シンプルなソフトクリームの他にはちみつ味や抹茶味などもあり、それらは一つ380円であった。

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いただきます

食べる前から香りがしっかりと来る。

口に運んでみるとさらにミルクのいい香りが鼻を抜けていった。

凝固剤を使っていないそうで口当たりも柔らかであった。

柔らかな分、風には気をつけろと書かれてあった。

迷路あたりは風もよく吹くので油断しているとクリームが飛ばされて衣服につくこともあるらしい。

何にせよ、美味かった。

写真でもわかるようにソフトクリームも食べているとそのうち日も暮れていった。

本来、このガーデンカフェ「ブラウンスイス」は10時~18時までの営業(冬季休業)なのだけど、ひまわり村がライトアップされる期間は21時まで営業していた。

 

ライトアップされる日没後にも展望台へ

すっかり夜になっていたので改めてひまわり村へ向かった。

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遠くの方でライトが点灯

すべてがすべてライトアップされているわけではなく、展望台のある辺りだけが明るかった。

これで迷路に行こうものならさらに迷ってしまいそうなので、このときは看板にあった「近道」を利用してまっすぐ展望台の方へと向かった。

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足元も一応ライトアップしていた

点々と照明器具が畑に埋められぼんやりと足元を照らしていた。

こういうの無かったら、真っ暗で道が見えなかったかも。

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夜でも展望台は人でいっぱい

期間も短いし、ちょうど金曜の夜だったしで人がよく来ていた。

そうしてやっぱり皆さんカメラやスマホを構えていた。

ライトは展望台後方あたりから照らされ、この付近ではヒマワリもまだはっきりと見えるので夜の姿を撮るならそのあたりが一番撮りやすいのだ。

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自分も一枚

夜でバックが暗いせいか、花全体がくっきりと見える。

ただそれだけできれいに撮れたような気になれるので、何度もシャッターを押したくなるというものだ。

もちろん、夜になってからも展望台に上っている。

夜は夜でまたそこからの景色が良かった。

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夜だとこんな具合

ヒマワリたちが黄金の絨毯のように見えた。

巧く撮りたいと思って脇を締めてブレないように撮っていたけど、我ながら三脚が欲しくなった。

シャッタースピードをもっと下げれれば、稜線ももっとキレイに浮かんできたかもと後悔するのであった。

でも、他のカメラマンはフィルターを使っている人が多かったので、それもあって初めて背後の夜空等もキレイに写るのではないかと思われた。

カメラ初心者、まだまだである。

 

まとめ

以上、河北潟のひまわり村と期間限定のライトアップされた夜の景色だ。

迷路のあるところということで最初は子供向けのところかと思っていたら、展望台とそこからの景色のおかげで大人も楽しめるところであった。

カメラをする人やインスタをする人には特にそうではないだろうか。

期間も短い分、凄くレアな体験をした気がする。

 

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なお、ご覧のように足元は土

足跡がつくくらい土だ。

あとから見たら自分の普通のウォーキングシューズも砂で白っぽくなっていたので、汚れていい靴で来るのが良いかと思われる。

長靴を履いている人も何人かいた。

また、暑い季節なので熱中症にも気をつけたほうがよいだろう。

ほかにも、より良い写真をとるには脚立や三脚、フィルターなんかを持っていったほうが良さそうなので、来年以降、自分もまた撮りに来る機会があればそのときまでにはそれら(それらのうちどれか一つくらいは)を用意したいと思う。