初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

小松空港内の九谷焼ガチャが三つになっていた

以前、小松空港内にある「空の駅 こまつ」にて九谷焼ガチャの第二弾が置かれていると紹介したことがある。

当時の記事はこちら

その「空の駅 こまつ」で最近新しいタイプの九谷焼ガチャが設置されたらしい。しかも二つもだ。

気になったので回しに行ってきた。

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九谷焼ガチャを回しに小松空港

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小松空港へ行ってきた

今回は夜に足を運んだ。

車を有料駐車場に停めたものの、短い時間だと0円ですむ。

この空港内にご当地商品を揃えたショップ「空の駅 こまつ」があり、今年の3月ごろに九谷焼ガチャの第二弾が設置されていた。

九谷焼ガチャとは株式会社九谷陶泉さんが企画する九谷焼の箸置きをカプセルに詰めたガチャガチャだ。昨年の10月頃に初登場し、今年になって次々新しいタイプの「九谷焼ガチャ」が制作されている。タイプによって設置場所も異なり、同じ場所に2タイプが設置されていることもある。

今回行った小松空港内にはもともとあった第二弾(正式には「TYPE B」)にさらに2タイプが加わったので計3タイプのガチャが並んでいた。

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このとおり

3つになったからか店内の設置場所も少し変更されていた。以前一つだったときは「空の駅 こまつ」と書かれた看板の裏に置かれていた。

もともと置かれていた第二弾こと「TYPE B」は左上のカブッキーの絵柄が描かれたものだ。

新しく増えたのはその下の「TYPE J」と右隣の「TYPE K」だ。

JもKも両方回してきたので、順に紹介したい。

 

「TYPE J」

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こちらが「TYPE J」だ

この空港内のそれまでのガチャは「カブッキー」というキャラもので、ある意味個性が強く九谷焼ガチャのこれまでのシリーズの中でも少し特異なタイプであったが、この「TYPE J」は絵柄も落ち着きのあるものだった。

その絵柄の種類は6種類。

右上から時計回りに「さえずり」「めばえ」「富士山」「紅白梅」「花唐草」そして「エアメール」だ。どれも絵のタッチが優しい。

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減り具合をチェック

このタイプ、9月になって登場したと思われるのだが、結構減っている。

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回すためお金を投入

こちらは一回500円で、500円玉が必要だ。

五百円玉がない場合はレジにいえば両替してもらえる。

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まわして

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コロンッ

出てきた絵柄を見た瞬間に「お!」と自分は思った。

6つの中ではデザインがモダンな「エアメール」が当たらないかなと思っていたので狙い通りだったのだ。これまで何回も九谷焼ガチャを回してきて、心の中で密かに狙っていたものが出てきたのは今回が初めてだ。まあ、基本的に何が出てくれても問題ないんですけどね。

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その「エアメール」だ

上下逆に撮ってしまった。

これだと飛行機が低空で飛んでいるように見えてしまう。でも、これはこれで面白い。

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縦にすると上昇中

縁起が良くなって見えてきた。

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裏はこのように

九谷とある。

航空プラザで「TYPE I」を回したときも裏にこう書かれてあった。

作者名なのか、それとも別の何かの名前なのかまだ謎だ。

 

「TYPE K」

続いては「TYPE K」だ。

こちらはカッブキーのもの以上に特殊なタイプだった。

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こちらがその特殊な「TYPE K」

小松基地航空祭記念のものだ。

小松市民の数より人が訪れると言われている全国的に知られる「小松基地航空祭2017」にあわせて作られた九谷焼ガチャだ。

その絵柄も航空自衛隊の部隊マークという記念版に相応しい特別でレアなものだった。

ただ、9月17日(日)に開催予定であった2017年の「小松基地航空祭」は当日の台風直撃によって中止となってしまった。自分もカメラを持ってその航空祭に行こうとしていただけに残念であった。

2017年の航空祭の記念なので、開催されなかったからこのガチャも撤去されていないだろうかと、足を運んでみるまで心配していた。こうしてちゃんと設置されていて嬉しい。航空祭そのものは中止になったけど、この記念箸置きで航空祭の気分だけでも味わいたいものだ。

さて、こちらの絵柄も6種類。

右上から時計回りに…

「ドラゴン(小松基地 第303飛行隊)」

ブルーインパルス松島基地 第11飛行隊)」

「イーグル(那覇基地 第204飛行隊)」

「かえる(百里基地 第301飛行隊)」

コブラ(飛行教導隊)」

「いぬわし(小松基地 第306飛行隊)」だ。

同じ小松基地でも部隊によってマークが違うというのが面白い。

航空自衛隊についてあまり詳しくない自分にとっては初めて知ったことだ。勉強になる。そして、どれもカッコイイ。男ならこういうのに憧れる。

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こちらは一回700円

既存のマークとなると著作物なので使用料からか少し割高だ。

700円というワンコインですまない価格の場合は、レジにて専用コインを購入して回すことになる。これは、小松空港の近くにある航空プラザで九谷焼ガチャを回した時も同じだったので自分としてはもう慣れている。

航空プラザで回したときの記事はこちら

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レジにてコインを購入

よく見ると航空プラザのときと同じコインだ。

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回す前に減り具合をチェック

この「TYPE K」、九谷陶泉さんのHPによると10月4日に一度裏印の仕様を変更しているそうだ。自分が回しに行った3日前のことなので、そのためかまだこのようにボックスの中はいっぱい残っていた。

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コイン投入して回す

出てきた絵柄は…

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コブラ

全国の飛行部隊に巡回教導を行なう教官で編成された航空総隊司令官直轄の部隊のマークだ。

6種類の中では唯一「〇〇基地」というのがなかった柄ので、考えようによってはレアなものではなかろうか。

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裏面

これが変更したという裏印だ。「九谷」と書かれているが、右から書かれている。

今後、印は「九谷」で統一するのだろうか。気になるところだ。

気になると言えば、変更前の裏印がどんなものであったのかも興味がある。変更前のものこそレアだろう。

 

感想

「TYPE J」と「TYPE K」、こうしてみると前者は女性向け、後者は男性向け、そしてカブッキーのものは子供向けと、一つの場所にありながらターゲットがちゃんと住み分けられているところが見事だなと思った。

それにしても九谷焼ガチャもたった一年で「TYPE J」「TYPE K」まで増えている。

「TYPE J」といったら数えて第10弾目だ。

昨年(2016年)10月あたりに最初の九谷焼ガチャが安宅の関跡に登場して一年だ。一年間で第10弾、第11弾まで登場させている九谷陶泉さんのヤル気や勢いがステキだ。

昨年、最初のものを回したとき、自分もブログで第二弾を期待すると書いていたけれど、たった一年間でここまでタイプが増えるとはさすがに想像していなかった。

最初に回したときの記事はこちら

「TYPE L」も現在制作中(10月13日現在)だというし、次はどんなものでどこに設置されるのか、楽しみでならない。

九谷焼全体からするとガチャなんてお遊びみたいなものかもしれないけれど、昨今のマーケティング(特にWEBを使ったマーケティング)を考えると、こういう遊び心ってなくしちゃダメなんだろうなとやはり思う。

九谷焼の懐の深さというか、作り手のイマジネーションの広大さというか、そういうものを示すツールとしてこの九谷焼ガチャが大きな役割を果たしていくんじゃないかと、そう思うのだ。

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箸置きそのものは手のひらサイズの小ささですが

なんだろうか、小さな箸置きなのに、最近ちょっと大きく見えてきた。