「のさか」というその靴屋にて買ったウォーキングシューズが気に入ってしまったのでちょっと紹介したい。
プロフェッショナルシューフィッティングのお店
昨年末の健康診断の結果から今年(2019年)は「歩く」ということも日々の運動に取り入れていた自分。
晴れていれば毎日10分から15分は歩いているだろうか。
散歩を始めた当初、適当な靴がなかった。そこでウォーキングシューズを探していたところ、この金沢市内にプロのシューフィッターがいる靴屋があるという話をニュースで目にした。
それが「のさか」という靴屋である。
シューフィッターというのは足のサイズを細かく測って本当にその人にあった一足を選んでくれる人のことだ。
そんな人たちがいて、計測からしてくれる靴屋がこの金沢にあるなんて、市民でありながら自分はそれまでまったく知らなかった。
しかもその本店が自分が住んでいるところからそう離れていない、生活圏内にあったのだから、ちょっと驚いた。
こちらが「のさか」本店
どこにあるかといえば金沢市三口新町にある。
地図
三口新町と言ったら、自分がよく買い物等に利用していた「パレット」があったすぐ側だ。
パレットについては、そこが閉店することになった時に記憶に残すつもりで何度か当ブログでも紹介している。
(過去の「パレット」の記事は→こちら)
同じ通り沿いにあるので、自分はこの「のさか」本店の前を何年も前より何度も通り過ぎていることになる。それで存在を知らなかったって…自分の注意力の不足を疑いたくなる。
そんな「のさか」に自分が足を運んだのは6月くらいだった。
足のサイズから形などを本当に計測してもらえた。
仕事帰りだったので汗臭そうな決してきれいではない自分の足を、いやな顔ひとつせず、むしろニコニコしながら触って測ってくれたのだから、そのスタッフの方を「プロだ」と思った。
測ってみたら、自分ってやっぱり左右で足の長さが違っていた。
さらには左右でかかる圧も違っていた。そこから骨盤や姿勢の歪みも指摘された。
はっきり言って、自覚ある。そのとおりだと思った。
「のさか」で主力商品になっているのが、そんな歪んだ姿勢等を整えるのにも役立つウォーキングシューズだ。
「ストレッチウォーカー」という靴で、なんでも「一本下駄」を原点としているという。
試着してみると、土踏まずのあたり、足の中央辺りに一本下駄の歯のようなものがあって、それを軸に踵から爪先へと推進力を与えてもらいながら歩ける、といった具合の靴だった。
別料金で自分の足にあったインソールも作ってもらえるので、左右のバランスを整えてもらったあとにその靴で歩くとどんどんと進んでいく感覚があった。
どんどん進んでいくので歩いていてすごく楽しくなってくる。
インナーマッスルも鍛えられるようで、そのおかげで姿勢も整っていくという理屈のようだ。
また、筋持久力を高めることで体脂肪が燃えやすい体にする働きもあるらしい。
ただ、知らず知らず歩きすぎて、筋肉の使いすぎになってしまうこともあるらしいので、慣れないうちは限度を考えたほうがいいとのことだった。
ちなみにこの靴、決して安くはない。
一足10万円近くするブランド物のおしゃれ靴と比べると安いけど、ウォーキングシューズとして見ると結構高い。数万円する。
それでも計測からインソール代、初回のメンテナンス料なども込みと考えると、また今後も大事に使って一生モノと考えると、自分としては納得のいく値段であった。
靴を撮る
自分が購入した「ストレッチウォーカー」にも3つくらいタイプがあって、そこから材質や形、柄なども枝分かれしていくので、40以上の種類があるようだ。
中にはブーツタイプや、サンダルのようなものもあった。
計測から、このタイプのものがいいというアドバイスを貰い、自分が購入したのは「XSENSIBLE」というタイプのものだ。
他には「New Walker」や「City Walker」というタイプのものもあったが、実際に履いてみたりして、ちょっとオールドタイプでより鍛えられる「XSENSIBLE」を選んだ。
より鍛えられるという点に惹かれた。
こちらがその靴
結構派手めでかわいい系。まあ、ウォーキングシューズなので見た目は何でもいい。むしろありきたりな地味なものよりいい。
それにしても靴って実際に撮影してみると撮るのが意外と難しい。
何年経ってもカメラ初心者の自分にはどう撮っていいかわからず、撮れば撮るほど「なんか違う」という思いが増えていってしまった。
靴屋のインスタとか見ると、すんごくうまく撮っていて、それと比べると自分の撮ったものは見劣りしてしまうのだ。
上手い人の写真を観察していると皆さん結構下の方から撮っている。
どうやって撮っているんだ?
カメラを地べたに置いて撮っているのだろうか?
自分もそれに近いことをやって撮っているのだけど、やっぱり「なんか違う」のだ。
これから長い付き合いになりそうなので、靴の撮り方も成長させたいところである。
まとめ
以上、のさかで買った靴の写真である。
最近晴れたら毎日履いているからか、経年変化を楽しむためにも撮りたくなってしまった。
このストレッチウォーカー、聞けばオランダの企業と協力して作った「NOSAKA(のさか)」のオリジナルの商品らしい。
現在の社長さんの病気をきっかけに開発したという。
製造はポルトガルだと言っていた。
ウォーキングシューズのイメージが強いけど、「のさか」にはそれ以外のおしゃれ履きの靴も置かれていて、そのポルトガルの靴メーカーの靴も並んでいた。
また「のさか」自体も自社工場を持っており、ラインナップの「jollier(ジョリア)」(女性向け)というオリジナルブランドは小松にある工場で作っているという。
個人的にはジョリアのようにカラーオーダーができる男向けのおしゃれ履きの靴も作ってくれると嬉しい。
今回、自分にとっては初めての「のさか」であったが、自分の親から話を聞くと、自分の幼馴染のお袋さんがむかし働いていたところであったらしく、自分の母親も「のさか」を知っていて、現在の社長さんとも顔見知りだったという。
しかもその頃は販売店のみの会社で、自分の通っていた小学校の校下内である平和町にあったというから妙な縁を感じてしまった。
そういえば、平和センター(と言う名の小さなショッピングセンターが当時あった)内に靴屋があったような覚えがある…懐かしい。
「のさか」のお店は現在、本店以外には武蔵ヶ辻のエムザの中や、小松空港近く、泉野出町にもある。
県外では富山や大阪(高島屋)、奈良にもあるようだ。
自分はなんだかんだと靴が好きなので、自分の住む市内にこんな靴メーカーがあるって、ちょっと誇らしい。
それだけに最近まで「のさか」の存在を知らなかったことが恥ずかしい。
ちょっと高いので庶民の自分としてはなかなか頻繁に買うというわけにはいかないが、今後もちょくちょくチェックしていきたい。
お店にてケアの仕方や正しい履き方(靴べらは必ず使ったほうがいいとのこと)も教えてもらえたので、買った靴は大事に履いていきたいと思う。