先日、イオンモール白山にて宝達志水町の獅子舞が見れると知ったので足を運んできた。
思った通り「獅子殺し」の演目が見れたので、その写真を簡単にまとめたい。
イオンモール白山にて「いしかわ百万石文化祭」のPRイベント
日本では毎年「国民文化祭」、さらには「全国障害者芸術・文化祭」というものが行われている。
開催地は各県が持ち回りで今年2023年は石川県だ。
「第38回国民文化祭」と「第23回全国障害者芸術・文化祭」、これらの統一名称として「いしかわ百万石文化祭2023」と呼ばれている。
文化祭そのものの開催は10月14日(土)からなんだけど、そのPRイベントが先日3月5日(日)にイオンモール白山にて行われていた。
そのイベントに久保町獅子舞がやってくるという。
宝達志水町子浦久保町若連中による獅子舞だ。
自分はこの演目(神事)が好きだ。
かつて自分も一度写真を撮りに行ったことがあるが、地方の秋祭りの神事なのでかなりレアでなかなか見に行けるものでもない。
祭りがいつ行われているのかわからないことも多く、わかっても天気に恵まれないこともあるのだ。
そんなレアな獅子殺しを屋根の下で見られるのでは?!
ということで、午前中用事があったけど、昼過ぎにイオンモール白山に足を運ぶのだった。
イオンモール白山に到着
2021年に誕生した新しいモールで、ものすごくデカくてかつオシャレなものだからか、自分はまだ1、2回しか来たことがない。
う~む、自分にはそびえ立つ要塞に見えてしまう。
いしかわ百万石文化祭2023のPRイベントはここの1階にある「かがやきステージ」というところで行われていた。
もちろん、その場所も自分はよくわかっていない。
入っていって、1階を進んで歩き、イベントの司会進行の声が聞こえる方へと向かったのだった。
これだ
自分が到着したのは昼過ぎであったので、イベントの午前の部はすでに終わり、午後の部が始まっていた。
この看板の右手にステージがあった。
そこでは石川県のゆるキャラ「ひゃくまんさん」と来年2024年の文化祭開催地である岐阜県のマスコットキャラクター「ミナモ」が登壇していて、まもなくして彼らもステージ出演を終了させていた。
ステージを降りてブースの前で記念撮影に臨むお二人
イベントの途中からやって来た自分はステージからは遠くの岐阜県のブースの前から見ていたんだけど、そのうちこの二人が目の前を通って、そうしてこのように隣のブースの前で記念撮影に臨んでいた。
お客さんの中には二人と一緒に撮っている方々もいた。
さすがイベントだ。
またしても自分の目の前を通っていくひゃくまんさん
ひゃくまんさんをこんな近くで目にしたの初めてだったので、なんか緊張してしまった。
ゆるキャラなのに… なんだこのプレッシャーは。
記念撮影を終えて台車で運ばれていくひゃくまんさん
だるま型をしているので移動が大変なのだろう、会場をあとにする時、台車に載せられてスタッフに押してもらいながら去っていった。
ごめん、ひゃくまんさん、そのシュールな姿、ゆるキャラの裏事情に、自分はつい笑ってしまったよ。
かわいいじゃないか。
久保町獅子舞を見る
ひゃくまんさんとミナモのステージが終了したあと、「アクィユ・サクソフォン・カルテット」の演奏、岐阜県の郡上おどり保存会の実演を経て、ステージ上では久保町の獅子舞が始まった。
説明やPRを終えて下手から姿を表した天狗
ついでに獅子もこっちから現れていた。
ステージで、明るい場所での演技なので、いきなり闇に紛れて背後から襲撃といったこともできそうにない。
それでも序盤からバチバチとやり合う天狗と獅子
始まると早々にこのようにもみ合うようなこともする。
こいつらは一体どうしてこんなに揉めているんだと思ってしまうが、因縁なんて世の中に無数にある。
自分にももちろんわからない。
そんなもので観客である我々が勝手に想像してもいいだろう、なんてことを自分などは考えてしまう。
獅子「冷蔵庫のプリン、食べたのお前か?!」
断っておきますがこの「」の中のセリフは自分の勝手な妄想です。
演者の方々は真剣に演じています。
天狗「俺じゃねぇって!」
何度も言いますが「」の中のセリフは自分の勝手な想像によるアテレコです。
久保町の獅子舞とは全く関係ありません。
関係ないけど、争う理由が欲しいので、そういうセリフを頭の中で入れてしまいます。
「逆ギレが怪しい! お前あやまれ! 土下座しろ! 」
なんてことは絶対に言っていません。(自分の勝手な妄想です)
殺るか殺られるかの真剣勝負です。
「謝らねぇなら、お前のその千歳飴をよこせ!」
獅子殺しの演目の中では天狗の棒を獅子が奪って窮地に追い込むシーンがあるんだけど、自分にはもう天狗のその棒が七五三なんかで食べる千歳飴(長い棒状の飴)に見えて仕方なかった。
失礼なのは承知だけど、そういうアテレコを入れたくて仕方なかったのです。
さすがに濡れ衣だと怒ったか(勝手な想像です)成敗してしまう天狗
理不尽なことには戦うしかない。
飛んだり跳ねたりの末、天狗が獅子をぶっ倒してしまう。
ひれ伏す獅子。
天狗「許せよ」
そんな仕草を見せる天狗。
成仏を願う仏門の仕草だけど…
天狗『悪い、本当は食べたの俺なんだ…』
なんて声が聞こえてきそうだった。
何度でもいいますが「」の中のセリフは自分の暴走に近い妄想による勝手なアテレコです。ご容赦を。
生死を確認する天狗
天狗「やりすぎたかな?」
もちろん、↑これも、妄想です。
天狗「やってしまったよ」
と、驚く天狗(何度も言いますが、自分の目にはそのように見えてしまっただけです)。
殺人事件のサスペンスみたいになってきてしまった。
獅子「やっぱり、お前か~っ!」
突如、復活する獅子。
獅子殺しでは獅子が何度か復活するシーンがあるんですが、『こち亀』の両さんなみに殺そうとしたって死なないキャラなんじゃないかと思うときがあります。
獅子、怒り爆発!
逆襲の獅子!
プリンを食べていたのが本当に天狗だったなら、そりゃ怒るわね(←妄想です)。
どれくらい怒っているかって言うと…
攻撃によって天狗の衣がはだけて生肌が見えてしまうくらい、怒っています
いえ、若連中の方々がそれくらい激しい動きで演じていたということです。
今回は引き分けか?
天狗が獅子を完全に沈黙させるわけでもなく、この獅子舞は終了した。
両者、プリンごときで喧嘩をしちゃいけない(←勝手な空想です)といったことなのだろう。
袖へと引き上げる両者
まだまだ言いたいことはありそうな両者だけど、完全決着はここではつけていなかった。
久保町の方のアナウンスによると、9月のお祭りでもやはり獅子舞は行われるようで、そこでは今回見せていない演目もあるようなのだ。
同じ獅子殺しでも町によって決着の付き方が違うのかもしれないし、たいへん気になるところだ。
興味を持った方は秋のお祭りに足を運んでみてはいかがだろうか?
自分は見に行きたくなった。
感想
以上、イオンモール白山で目にした宝達志水町子浦久保町の獅子舞の様子である。
地元民じゃないと獅子殺しはなかなか見れないので、こんなところで拝見できて自分は満足である。
妄想アテレコが暴走して茶化したような記事になってしまったが、若連中の方々は真剣に演じています。
天狗vs獅子の背景にもちゃんとした因縁があるはずです。
勝手なアテレコで楽しみつつ、そういった文化の歴史にも目を向けるきっかけになれば、自分としても幸いです。
それにしても、一口に「獅子殺し」といっても町ごとに見せ方や脚本、演出が違うんだなということが今回わかった。
それぞれで特色があって面白いので、可能な限り宝達志水町や羽咋の秋祭りに足を運びたくなった。
見比べたいのだ。
もちろん、「いしかわ百万石文化祭2023」そのものも楽しみである。
期間は10月14日(土)~11月26日(日)。
今年2023年は奥能登国際芸術祭2023も行われるみたいだし、忙しい秋になりそうだ。
ついでに岐阜県にも行きたくなった
水が美味しいようですな。
水が美味しい=食べ物もおいしい… ということで食べ物遠征に岐阜県へといつか行ってみたい。