初心の趣

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ふらっとパン屋巡り 津幡町太田「手作りパン工房ターボラ」

パンが好きだからふらっと立ち寄る…

津幡に入ってもそれは同じ。

ということでふらっとパン屋巡りだ。

今回は津幡町にある「手作りパン工房ターボラ」に立ち寄った。

 

 

津幡町太田にあるパン屋

パンが好きなので散歩やドライブついでにふらふらっとパン屋に立ち寄ってしまうことがある自分。

そんな立ち寄ったパン屋を紹介するのが「ふらっとパン屋巡り」だ。

早くも二回目だ。

津幡町太田に「手作りパン工房ターボラ」というベーカリーがあったので足を運んでみた。

場所はこちら

金沢方面から山側環状、国道8号線を使って津幡のアル・プラザに向かおうとするとき、本当は南中条ICで下りなきゃいけないのに、間違って太田で下りてしまったことが何度かある。

特に夜だと間違えやすい。

迷子常習犯なうえに、夜盲症の気もあるのか、そこが降りるべきICに見えてしまうのだ。

でも、間違ったからこそパン屋を見つけたりもする。

太田で降りると、すぐ津幡町立条南小学校があるのだけど、その脇の道路に入っていくと今回のベーカリーがあった。

この看板が目印

交番の向かいにある。

ターボラだ

背後に見える赤い屋根の建物が小学校だ。

小学校の近くのパン屋だ。

いまでも通学路破りや寄り道禁止みたいなものがあるのだろうか?自分がいま小学生の身分なら学校帰りに寄りたくなる場所だ。

中に入る

店の中を撮らせてもらった。

パンを選んで会計を済ました後、お店の外を撮っていいかと訊ねたところ、中もどうぞとおっしゃるので撮った。

ちょうどお昼の1時過ぎ、2時前くらいの比較的空いた時間だったので邪魔にならずに撮れた。

入り口は写真右側だ。

写真正面の棚に菓子パンや惣菜パンが並び、左手のラックの上には食パンが並んでいた。

食パン、どれも「予約」と書かれてあったので、ふらっとやって来て買えるものではないようだった。

もちろん、中央のテーブルにはすぐに買える食パンも置いてあった。

入り口脇の冷蔵庫にはサンドイッチが並んでいた

この懐かしい感じのガラスケースのような冷蔵庫がたまらん。

それに惹かれて、ついつい開いて、中を物色して、そうしてサンドイッチも一つ購入している。

他にも菓子パンを2点、購入している。

一度の買い物で500円を超えたからなのか、コーヒーを一杯どうぞと言われた。

コーヒーメーカーが置かれている

紙コップに入れて一杯もらっていけたのだ。

こちらもまた懐かしい感じがする機械だ。

というか、その背後の棚とかが実家や祖父母の家にありそうなもので、なんか家に帰ってきたような雰囲気がある。

庶民的で落ち着く。

帰りの車内で一口

テイクアウトのコーヒーサービスは運転してやって来ている者からすると有り難い。

これで眠らずに帰れるというものだ。

 

家でパンを食べる

購入したパンは持ち帰っていつもどおり家で食べることに。

このとき購入したのは3品だ。

その3点がこちら

右から「アボガドとハムサラダのサンドイッチ」。

左手前のものは「きなこ揚げパン」。

左奥のものは「あんバター」だ。

食べたくなったサンドイッチ、そして自分としては珍しく菓子パンを二種類選んでしまった。

惣菜パンの役目はサンドイッチに預け、残りは直感で食べたくなったものを選んでしまったのだ。

あ、パンのお供はいつもどおり牛乳です(+コーヒー)。

ではアボカドのサンドイッチから

サラダ、美味っ!

しゃっきりレタスにトマトの酸味、ハムの塩味にアボカドのまろやかさのバランスが具合良い。

おかげで味にキレのようなものがある。

それらを挟む食パンも美味いね。

あふれるアボカド

これだけいろいろ入っていると見た目以上にボリュームを感じて食べごたえもあった。

これで税込み300円か… お昼の定番にしたくなるじゃないか。

続いて揚げパンを実食

揚げパン、懐かしい。

ばあちゃんが好きだった記憶がある。

なんだろうか、揚げパンって現代ではあまり見かけないので、珍しさからつい手を伸ばしてしまった。

こちらの揚げパンは「きなこ揚げパン」だ。きなこっていうのも自分の中ではかなり珍しかった。

かぶりつく

中になにか入っているわけではないのでシンプルなパンだけど、かじりついてビックリ、きなこの粉が舞う

手にもきなこ、口の周りにもきなこ。

あちこちきなこまみれになりながら、懐かしい味に頬を緩ませてしまう。

いやぁ、揚げパン食べたの何年ぶりだろう?

こんなアトラクションのような食べ物だったっけ?と、色んな角度で興奮してしまった。

きなこの粉でグレートカブキの毒霧ごっこができないかと思ってしまったくらいだ。(食べ物で遊んじゃいけないわね)。

最後はあんバター

自分、個人的に「あんバター」というパンが好きで、入ったパン屋に置いてあると、ここのはどんな味がするのかと味見をしてみたくなってしまう。

ターボラにも置かれてあったものだから菓子パンが二種類になるのを覚悟で購入してしまった。

こちらもかぶりつく

そしてすぐに気づく、バターの塩味に。

そういえば店内のサンドイッチが入っていた冷蔵庫によつ葉乳業の加塩バターも販売用に置かれていたので、それを使っているのだろう。

よつ葉の加塩バター、おいしいんだよね。

冷蔵庫でそれを目にしたことで、これは間違いなく美味いだろうなと思ったからこそこうしてあんバターを買ってしまった節もある。

そうして実際に期待通りに美味い!

バターの量も結構なものだ。

この値上げのご時世に、有り難い話だ。

そしてなんだろうか、この懐かしい感じ。

あんこの甘すぎない甘みとバターの塩味のバランスがたまらないのだけど、そこにプラスしてなにか懐かしさがあるのだ。

これはあんバターに限った話ではなく、揚げパンもそうだし、なんならアボカドのサンドイッチというハイカラな食べ物でも口に入れて感じる「懐かしさ」があった。

理由はなんだろうか?

具材ではなく、それらを包み、受け止めるパンにあるのだろうか…

ターボラのパンの味が懐古的な何かを呼び覚ますのだろうか?

そういえば、店内で「予約」と貼られてあった食パン、美味しそうだったな。

あんなに予約があるってことはファンも多いってことだよね。

惹かれてしまう何かがあるということなのだろう。

謎は解決しなかったが、うまかったからまあいいか。

ごちそうさまでした。

 

後日、また足を運ぶ

ターボラって、ポイントカードがあって、500円に付きスタンプを一つおしてもらえる。

初めて行ったときに500円を超えたので、自分も一つポイントカードを頂くことになった。

こちらがポイントカード

また来るだろうなと思ったから作ってもらった。

紙なところも懐かしい。

ポイントカードをもらうとね、実際また行きたくなるもので、なによりあの懐かしさの正体を知りたく、また確認したくて、後日再び足を運んでしまった。

同じように日曜日のお昼すぎに行ったのだけど、置かれてあったパンの種類とかも微妙に違っていた。あんバターもアボカドサンドもなかった。

月や曜日によって置かれているパンの種類も違うのだろう。

もしくは売り切れたかだ。

代わりに生クリームバナナサンドを購入

冒険してしまった。

どうみてもスイーツだなと思いながらも買ってしまった。

そうしてかじって、すぐにわかる。

チョコバナナだ

いや、見た目からわかっていたのだけど、デザートでした。

口にした瞬間、甘みがガツンときた。

ただし、後ひかない甘みだ。

チョコや生クリームの甘さそのものは控えめなのかな?

バナナの甘味がインパクトあるのだ。

バナナ、うめぇ。

おかげで想像以上に食べやすかった。

おまけにこういうものも

こちらはロースハムロール。

マヨネーズの乗っかり方がまた懐かしい感じした。

牛乳ともあうし、コーヒーとも合うし、これで一つ130円だからコスパすごくいいんだよね。

ついでにこういうものも

こちらは焼きサンド。

またまたサンドイッチを選んでしまった。

パンが焼かれていても中のレタスやきゅうりのシャッキリ感、そしてトマトの酸味、さらにハムの塩味のバランスがいい。

うまい。

決して大きなものではないものの、こちらもまた130円なものだから、これまたコスパ良すぎ。

それにしてもこのターボラはサンドイッチがおいしい。

奇を衒ったことはしていないのに、その素材と何よりパンだろう、それらの組み合わせが懐かしさと美味さを、自分の記憶にポンッと置いていってくれる感じだ。

庶民的な感じが、安心させてくれるのかもしれない。

ポイントカードもあるし、また行こう。

いつか食パンも食べてみたいし、自家製カレーにも挑んでみたいものである。