9月に福井県越前市に行ったとき、会社の人に頼まれていたお土産も買うことになった。
一度食べたらクセになったという「生さぶれ」が越前市の製菓会社で作られているそうなのだ。
越前そばの里のおみやげやにも売られていたので、自分用にも購入して味見してみた。
越前そばの里で購入
今回の記事も「越前そばの里」より
福井県産の蕎麦を食べに行った「越前そばの里」ではおみやげやにも立ち寄っている。
店内を歩いていると「絹小町 羽二重生さぶれ」というものが目に入って足を止めてしまった。
というのも会社の同僚より、福井県越前市に行くなら「絹小町」という「生さぶれ」のお菓子があるのでおみやげに買ってきてほしいと頼まれていたからだ。
そばの里にも売っているらしいとの情報は事前に仕入れていたので、きっと売っているだろうと信じていたけど、見つけたとき歓喜し、安堵した。
蕎麦も食べたい、頼まれていたお土産もゲットしたい、それら2つを同時に叶えられて「なんて素敵なところなんだ越前そばの里」と思ったくらいだ。
その同僚から「絹小町 生さぶれ」の美味しさを力説されていたので、正直自分も食べたくなっていた。
そんなに高いものでもないので…
自分用にも一つ購入してみた
絹小町 羽二重生さぶれ
6枚入りで756円(税込)。
ほかに12枚入りのものも売られていた。
製造は新珠製菓株式会社さん。
新珠はこう書いて「あらたま」と読む。
羽二重餅(はぶたえもち)の製造で知られる製菓会社だ。
絹小町を味見してみる
箱を開けてみると個包装
よし、食べよう、ということでパッケージを開けてみると、こんな感じで個包装されていた。
ちょっと硬めの袋だ。
これだけでも普通のサブレとは少し違う。
なお、お供として用意したのは、いつも通りの牛乳だ。
自分が「甘いものには牛乳」派だからだ。
袋から出してみた
生さぶれ、というだけあって、一般的な焼いたサブレとは異なり、手に持っただけでもわかるくらいしっとりとしていた。
さぶれなのにサブレと異なり弾力もある。
なんなら、手に持つとしなってくる。
ベイクドサブレとも違う、餅菓子とも違う、それらの中間のような触感だ。
かじってみた
写真で見てもわかるように、厚みはそんなにない。
かじってみると、舌の上でもやっぱりしっとりとして、そしてやわらかだ。
箱にくるみ入りと書かれてあったように、この薄いさぶれの中にくるみの小さな粒がいて、クルミの風味もちゃんとしている。
薄いモチのような食感は、一般的なサクッとしたサブレの食感とは明らかに違うので、とても「サブレ」のようには思えない。
しかしそのモチのような食感がクセになる。
これは羽二重餅だ。
生さぶれ、と書かれてあるのでサクッとしたサブレを想像してしまっていたけど、羽二重餅を薄いサブレ生地で包んだ餅のお菓子なのだ。
斬新だ。
サブレでも、餅菓子でも、この食感はあまり経験したことがない。
力説されていたように、これはたしかに美味い!
噛めば噛むほど止まらなくなり、この日は一袋でいいだろうなんて考えていたのに、やっぱりもう一個、やっぱりもう一個と手を伸ばしてしまい、気がつけば3つも食べてしまっていた。
この有様
6個入りの半分を一回で食べてしまったじゃないか。
もっとゆっくり味わうように一週間くらいかけて食べるつもりだったのに、このペースじゃ2日しか持たないじゃないか!
それくらい、やみつきになる味でした。
ごちそうさまです。
感想
「絹小町 羽二重生さぶれ」、サブレと餅菓子の中間のような新しい食感で美味しかった。
これは「生さぶれ」であって「サブレ」じゃないですな。
そうして「羽二重餅の焼き菓子」ですな。
会社の別の人も「絹小町が羽二重餅の中で一番美味しい」と言っていたくらいだ。
そういう認識なんだと思う。
言うなれば羽二重餅の進化した姿だ。
自分としては美味ければ何でも良いですけどね。
ちなみに残りの3個はどうなったかというと…
ええ、2日で食べきってしまいました。
やめられなくなっていた
生焼き菓子なので、表面は油っぽく、素手でつかんで食べていると、ご覧のようにすぐに手がベタベタになってしまう。
それでもお構いなく食べてしまっていたのだから、そうとうハマってしまっていたのだろう。
個包装の袋から出しきらないとか、食べ方は考えたほうが良いかもしれない。