初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

MROテレビ『絶好調W』のイベント「ばばぱんまつり」へ行ってきた

毎週水曜日の夜7時からMROテレビで放送されている情報バラエティ番組『絶好調W』の人気企画「ばばぱん」が10月1日(土)、2日(日)にイベントになっていた。

番組内で紹介されていたお店を中心にメンバーオススメのパン屋が、計19店舗やってくるという。

その名も「ばばぱんまつり」。

自分もパンが好きだ。

この番組もずっと好きだし、二日目の日曜日に足を運んできた。

 

 

会場はしいのき緑地

「ばばぱんまつり」の会場は「しいのき迎賓館」敷地内の「しいのき緑地」だ。

しいのき迎賓館に向かえばいいのだけど、しいのき迎賓館と言ったら旧石川県庁舎だ。

地図はこちら

香林坊の隣、広坂にある。いわゆる街の中だ。

街の中に行くと、大概、駐車場難民問題にぶち当たる。

自分は開場時間の11時くらいにやって来たのだけど、この近くまで車で行ってみると、緑地ではすでにたくさんの人が列を作っていたのが目にできた。

迎賓館のすぐ目の前にある金沢市役所の地下駐車場を利用しようと思っていたのだけど、やっぱりというか満車になっていた。

すでにあれだけ人がやってきているのだから、そりゃそうだろう。

仕方なくMROの近くにある金沢歌劇座(旧金沢市観光会館)まで行ってみると、なんとか有料駐車場に停めることができた。

そこからは徒歩で向かった。

わかっちゃいることだけど、この駐車場難民問題、どうにかならんかな?

 

会場では検温から

しいのき迎賓館到着

会場は建物の裏側の緑地だ。

こちらへ回る

この写真は帰り際に撮ったのだけど、このときでも結構入り口(受付)で混んでいた。

緑地内に入るには、まず検温をさせられるため、そこでまず列ができていたのだ。

受付はこちら

これも帰り際に撮った写真なので空いているが、自分がやってきた11時過ぎには奥の方まで列が続いていて、折り返してこちら側までその列が伸びていた。

検温は現場スタッフが行ってくれて、問題なければ衣服の袖口あたりに丸いシールを貼ってもらえる。

あとでシールシートを数えれば、何人来場していたかわかる訳だね。

自分を検温してくれた男の人、ラジオCMのCM(ややこしい)で出演している「勘弁してくださいっすよ」の営業の子に声が似ていた気がしたのだけど、気のせいだろうか?

 

まずはオートバックスのブースに行ってしまう

ばばぱんまつりのスポンサーは「石川県オートバックス 和希」だ。

石川県のオートバックスって和希株式会社というところがやっているんだって、今回はじめて知った。

そんなもので会場にはオートバックスブースもあり、そこに珍しい車が並んでいたので、パンより先にそっちの方へと足が流れていってしまった。

車も好きでごめんなさい。

この車が目に入ってしまったのだ

ホンダのNSXだ。

ほぼ3000万円している。

写真やゲーム内ではよく目にしていたけど、実物を見るのは自分としてはこれが初めてだったものだから、つい近寄ってしまったのだ。

写真で見ていたときはそんなにかっこいいデザインじゃないな、なんて思っていたけど、実物見ると、いやカッコいいわ、これ、となってしまった。

エンジンは後ろに積んでます

3.5L V6 DOHCツインターボのエンジンがミッドシップ(座席のすぐ後ろに搭載)されている。

3つのモーターもついているから、一応ハイブリッドになる。

このNSXの背後にいた車が…

スバルのWRX STi

水平対向エンジンの名機であるEJ20を積んだ最後のWRX STiだ。

限定555台しか生産されていない一台がここに…

価格も1000万円を超えているし…

目にできて嬉しい限りだ。

さらに後方には「ガライヤ」もいた

かつてオートバックス・スポーツカー研究所が開発したスポーツカーだ。

本来、一般者向けに作られていたんだけど、開発が難航して結局発売中止になり、一般ユーザーの手には届かなかった幻の車だ。

こうしてオートバックスの展示に使われたりしている。

かなりレアだ。

個人的には後ろに置かれていたフィアットの「500」(チンクエチェント)が好きなので、そちらにも目移りしてしまった。

個人的にはジムニーほしい

スズキの小さな巨人ジムニー」に最近乗りたいなと思っている自分です。

石川県は雪が降るから、軽四なのにラダーフレームの本格クロカンのこいつには憧れてしまう。

いま新車を買おうとすると1年以上待たされるって聞いたけどね…

ほかにもレクサスの高級車や街乗り用のコンパクトな車なども展示されていて、見ずにはいられなかったのである。

タイヤくんもいた

オートバックスのマスコットキャラ「タイヤくん」もいた。

モフモフじゃないか。

背中の「#タイヤくん」が自分にはツボ

かわいいじゃないか。

背中だけ見ると、くまモンのよう(特に質感)でもあるなと思ったのは自分だけだろうか?

 

パンを買う

車ばかり見てパンはどうした!?

って言われそうなのでメインの目的であるパンを購入しに動き出した。

会場MAPを見てみよう

1日だけや逆に2日だけしか出店していないお店もあるが、すべてで19店舗が集っている。

県内だけではなく、富山や長野といった県外から来ているお店もあるようだ。

行ってみたいところだらけで、欲を言うならゆっくり回ってじっくり選びたいところであったが…

なにせがこの行列だ

各お店の前それぞれで長い列ができていたもんだから呆気にとられた。

このイベントの開始時間は11時からである。

自分が到着したのは11時過ぎだったんだけど、そのときにはもうこんな状態だったのだ。

仕方なく一つのお店に絞ることにした。

この週の水曜日の『絶好調W』では「ばばぱんまつり」に参加するお店が数店紹介されていたんだけど、そこで自分が目をつけていた「ぱん焼きば みきんち」にとりあえず行ってみることにした。

もちろん並ばされましたけど

どこを向いても緑地の上は人の列。

列の最後尾に着いた時、プラカードを持ったスタッフの方が、「数に限りがあるので、もしかしたら買えないこともあるかもしれません」といった旨のことを言っていたのだからドキドキものであった。

もはや賭けみたいなものである。

ゴネるつもりはないけど、並んで買えなかったらほんとショック。

しかもこの日は10月だって言うのに気温が30℃近くまで上がって日差しも強いのなんの。

熱中症で倒れた人もいるっていうんだから、珍しい車は見れたし並ぶのやめて帰ろうかな、なんて考えも一瞬よぎったくらいだ。

それでもちゃんと並ぶ自分

行列とか、本当は得意じゃないし、なんだったら嫌いなんですけど、並んでしまっていた。

ここまで来たらパンの一つも買わずに帰れない、そう思って覚悟を決めたのだった。

覚悟してしまうと、並んでいるのも苦痛じゃなくなってくる自分。

並んでいる人たちの会話に耳を傾けながら人間観察しているんだから、我ながらマイペースだと思う。

みきんちの本日の販売個数は「500」

チンクエチェントだ。良い数じゃないか。

この数なら全然買えるだろう。

おおっ、「あんバターくん」

このパンがかわいくて、以前より食べてみたいと思っていたんだよね。

お品書きはこちら

自分の購入の番が回ってきた時、中には置かれていないパンもあったので、これらの中から自分は「あんバターくん」「マロンパイ」「セーグルフリュイ」「梅と大葉のエピ」を選んだ。

4つも買うつもりはなかったけど、暑い中あれだけ並んだので4つくらい買わないと気がすまなくなっていた。

何より、どれも美味しそうで食べたくなっていたのだ。

 

自宅でいただきます

購入したパンは自宅で食べることにした。

すぐに帰って…

皿に

左下から「セーグルフリュイ」(400円)。

左上が「梅と大葉のエピ」(260円)。

右上が「マロンパイ」(360円)。

右下が「あんバターくん」(280円)だ。

ちょうどお昼時だったので、4つ続けて食べることにした。

男子なので4つくらいペロリといけます。

ちなみにパンのお供は…

牛乳

自分は昔からパンのお供は牛乳と決まっている。

もっというと「甘いものにも牛乳」派だ。

小学生の時は牛乳ばかり飲んでいた気がする。

ではまずは「セーグルフリュイ」から

手に持ってみるとすぐに分かるのだけど、これパンとしてはズッシリ重い。

中にはワインに漬け込んだ果実がゴロゴロと入っているので質量があるのだ。

断面図はこんな感じ

レーズンはわかるんだけどそれ以外の果実が何なのかちょっとわからない。

ワイン漬けなので風味がワインなのだ。

その香りも、かぶりつくとすぐに鼻を抜けていく。

子供が喜びそうなパンではないかもしれないけど、自分はこの風味と重量感、食べごたえ、かなり好みだ。

ちょっと上品な大人になれたような気になれるパンだ。

続いては「梅と大葉のエピ」

エピっていうのはフランス語で「麦の穂」を指す言葉だそうで、パンの形も麦の穂をイメージしたものとなっている。

中にはベーコンも

パンはやや硬めで、かじったときにほんのりとした大葉の香りと、しっかりとした梅の香りがやって来た。

大葉と梅の香りのコラボは相性が抜群で、そこにアクセントとして利かされた塩味がまた良くて、食欲をさらにそそられる。

どんどん食べ進んでしまうのだ。

惣菜パンとしては正解の一つの形だろう。

デザート感覚で次には「マロンパイ」へ

パイ生地は自家製だそうで、その中に栗がまるっと入っているという。

食べごたえありそうだな。

デザートよりだけど、菓子パンと惣菜パンの間くらいに位置するように自分には思えた。

食べる前に香りを嗅いでみると、それだけでマロンの甘い香りが心地よく届いてくれる。

かじる前から、これ舌に優しいな、と思わせた。

かぶりつく

パイ生地は何層なんだろう?

サクサクしながらしっとりとして、パイとしてのバランスがすごくいい。

パイ生地から美味い。

そして栗はまるごと一個入ってた。

この食べごたえが惣菜パンのようにも思えてくる。

案の定、優しい甘みでトゲトゲさもなくて美味しい。

最後はこやつ、「あんバターくん」

しかもこちら、期間限定バージョンで中の餡は「甘栗あん」なんだとか。

こちらはもう完全にデザート感覚でいただく。

パックマンを連想させるそのフォルム、それでいて間抜けのような愛らしい顔、食べるのがもったいなくなるようなやつじゃないか。

でも容赦なくかぶりつく

パックマンのようにかぶりつく。

そのネーミングから餡とバターのコンビネーションで美味いに決まっていると想像できるもので、実際に食べてみても「餡とバターのコラボに間違いはなし」と思えたのだけど、このあんバターくんはそれだけではない。

餡とバター、さらにそこに塩もいた。

これは「よつ葉」の有塩バターを使っているからなんだそうで、甘栗餡の甘みとバターの風味に塩味がアクセントとして利いているのだ。

4つの中で一番の菓子パンだろうと思い、最後に食べたわけだけど、これは子供だけが喜ぶような菓子パンではない。

塩のお陰で大人も唸ってしまう菓子パンだったのだ。

あんバターくん、その可愛さからちょっとなめていた。

これ、大人でもまた食べたくなる美味さ!

塩、ほんと絶妙!

4つともごちそうさまでした!

 

感想

以上、絶好調Wのイベント「ばばぱんまつり」に行ってきて、購入したパンを食べた話である。

「ぱん焼きば みきんち」で買った4つのパンはどれも美味しく、また食べたくなった。

特に「梅と大葉のエピ」と「あんバターくん」の塩味はクセになる。

「みきんち」は共にパン職人である若いご夫婦でやっているお店なんだけど、お二人共優しい感じの人たちだった。ほんとお店の方にもまた行きたい。

会場には大勢の人がやってきていて、「みきんち」でしか買えなかったのは残念であるが、もらったパンフレットにその他の出店パン屋の住所が書かれていたので、「まつり」で終わりにするのではなく、それを頼りに個人で出向いてそれぞれのお店の味を確かめに行きたいと思う。

一人「ばばぱんまつり」延長戦である。

また、会場ではステージも設けられ、2日にはアクターズスクール金沢のキッズたちがパフォーマンスを見せてくれていたりしていた。

しいのき緑地にやってくるにはどうしても周りの有料駐車場を使うことになるので、これが無料駐車場のある会場であったら、それらステージも、それこそパンでも食べながら最後まで見ていたんじゃないかと思う。

馬場ももこさんと「テミじぃ」を見れたから、まあ良し!

MROの新しい局キャラクター「テミじぃ」の着ぐるみ、この「ばばぱんまつり」が初お披露目だったそうだ。

楽しいイベントだった。

またいつかやってほしい。