初心の趣

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辛いのが苦手なのに8番らーめんの期間限定「トムヤムクンらーめん」に挑む

この夏、8番らーめんでは、タイ出店30周年を記念して期間限定で「トムヤムクンらーめん」が登場していた。

本場の味らしい。

なんか、ものすごく気になってしまったので、辛いのが苦手なのに久しぶりに8番らーめんへと立ち寄った。

 

 

夜に8番らーめん

「なんでやろ、8番」のセリフでもおなじみ、石川県のソウルフードの一つにも数えられる8番らーめんが、30年も前からタイにも進出していたらしい。

いまではタイで140店舗以上出店しているというから向こうでも人気のようだ。

その30周年を記念して、8番らーめん全店舗で本場タイの味である「トムヤムクンらーめん」がこの夏7月11日より期間限定で登場していた。

タイに進出していたことも驚きだし、現地で出されている8番らーめんがこの日本でも食べられるというのは貴重だしで、一度食べてみたいと思っていた。

立ち寄ってみることにした

能登方面の穴水に行ってきた帰りに159号線沿いに8番らーめん高松店を見つけたので立ち寄ってしまった。

高松店の地図はこちら

8番らーめん全店(イオンモールかほく店だけは販売していない)で食べれるので、穴水のお店で食べようかと当初考えていたけど、穴水店が閉業していた。

縁がないのかなとも思ったけど、かほく市の高松で看板や旗を目にしたときは我慢できずに車のハンドルを切って、入店していた。

夜ご飯もまだ食べていなかったしね。

 

トムヤムクンらーめんをいただく

最近では夜に外食することってほとんどない自分だし、8番らーめんに入るのも久しぶりで、入ったときちょっとワタワタとしてしまったけど、夜だったのでお客さんも多くなく、すんなり奥の席に座ることが出来た。

頼むものも決まっていたから、座ってお水を出されるなり、すぐにトムヤムクンらーめんを頼んだ。

こちらがトムヤムクンらーめん

一杯850円(税込935円)。

夜だったので深夜料金で+55円かかった。忘れてた。そんなもので合計990円だった。

お盆の隅にナプキンみたいなものが乗っかっていたけど、これ、紙エプロンだった。

赤い汁が飛ぶからだろう。まあ、白い服を着ていたわけじゃないので、自分は使いませんでしたけど。

ライムがついていた

国産のものらしい。

タイのトムヤムクンって「マナオ」っていうタイのライムが欠かせないそうなんだけど、この日本のトムヤムクンらーめんでは日本国産のライムを代用していた。

スープの上にはパクチーも乗っている。これも国産なんだとか。

スープそのものは本場タイの8番らーめんのものをベースにしているそうだ。

さっそくライムを絞って

スープからいただきます

ここで改めて説明しておくが、自分は辛いものが苦手だ。

カレーだって甘口しか食べないお子様の舌の持ち主だ。

そんな自分が、見るからに辛そうなこんならーめんを注文して食べるなんて、自分でもどうかしていると思った。

かなりの挑戦だ。

お店のメニュー表には唐辛子マークが2つしかついていなかったので、辛いものが得意な人にはそれほど辛くないのかもしれないけど、自分には激闘になるのである。

なら食べるなよと言われてしまいそうなものかもしれないが、タイの8番らーめんがどんなものか気になって味見したい欲のほうが勝ってしまったのだから仕方がない。

意を決してスープを啜ってみると…

辛っ!

いきなりドンッと辛味がきた。

最初はたいしたことないけどあとから来る、なんて「激辛あるある」を想像していたんだけど、お子様の舌の持ち主である自分には口に入ったその瞬間から舌が熱を持った。

マジか…

と怯みながら麺もすぐにすする

スープに絡めながら麺もすすってみて驚きだけど、最初に辛いと感じた感覚は実はまだまだ序の口で、麺をすすっていけばいくほど、さらに口の中が辛くなった

激辛あるあるの最初は辛くなく後からガツンと来るっていう現象は、このトムヤムクンらーめんでも起きていたのだ。

最初の一口目から辛いと思ったのは、それだけ自分の舌が幼稚だったからであるようだ。

パクチーも食べてみる

辛いと思いながら、それでも食べることはやめず、すぐにパクチーにも手を出した。

あの独特の香りと味がする、嫌いな人はホント嫌いな香草だ。

変な味なのはわかっていたけど、辛さから逃れる一心で口に含んでいた。

そしたらどうだろう、やっぱり変な味だった。

でも自分、変な味だと思いながらもパクチーが嫌いなわけでもない。

チーズでもより臭いものを好む自分だ、変な味を「これもまた一つの味わい」と受け止めてしまうのである。

なんならその癖の強さこそが美味いと思ったりもする。

なにより、パクチーを口に含むことで、辛さも少し和らいでくれたものだから、食べずにはいられなかった。

食べて思ったのだけど、これ、パクチーがなければ「日本的な辛いラーメンの味」で終わっていたと思う。だけど、パクチーと一緒に食べることで、その独特の癖のある味から一気に「タイの味」になっていた。

エビも乗っている

後で知ったことだけど、「トムヤムクン」って、「トム」=「煮る」、「ヤム」=「混ぜる」、「クン」=「エビ」のことなんだそうだ。

エビ必須なわけで、このらーめんにも3匹入っていた。

このプリプリエビも辛さを紛らわすにはとても役に立ってくれて、バクバクと食べてしまっていた。

なんだったらもっと入っていてくれても良かったよ。

気がつけば完食

辛い、辛いと思いながら、全て食べてしまった…

しかも、しかもだ、途中で一切水を飲まずに食べきってしまった。

辛いものが苦手な自分なのに、甘口カレーしか食べない自分なのに、やりきった。

というか、辛いものを食べていて途中で水を飲むと余計に辛くなるというのを経験で知っていたので、一気に食べきったのだった。

ほんと、勢いだった。勢いで、押し切った。

麺まで食べきったところでやめてもいいのに、調子に乗ってスープまで全部飲みきってやった。

あれ? 意外と辛いの食べれるじゃないか…

食わず嫌いだったのだろうか?

まあ、これで「トムヤムクンらーめん」には勝利した。

なにか、嬉しい気持ちになった。

そのあと鼻水がしばらく止まらなくなって、お店のティッシュを何枚も使ってしまいましたが…

 

まとめ

8番らーめんのタイ出店30周年記念、期間限定「トムヤムクンらーめん」、辛かったけど、辛いのが苦手な自分でも食べきることが出来た。

辛いというより酸っぱさもあるので、自分のような辛いものダメ人間でも食べれたのかもしれない。

会計時にお店の方と少し話したけど、8番らーめんにてちょっと前に季節限定で出していた「酸辣湯麺(サンラータンメン)」のほうが辛いらしい。

上には上がまだあるようだ… ちょっとゾッとする。

さすがにこれ以上は無理だと思うので、今回「トムヤムクンらーめん」を完食できて良かった。頑張ったと思う。

辛かったけど、美味しいとも思ってしまったしね。

改めてタイ出店30周年、おめでとうございます

一杯850円。

トッピングで「パクチー増し」(税込165円)や「ライム増し」(税込55円)もあったので、それらでもうちょっと辛さを和らげられ、戦いやすく出来るかもしれない。

あ、餃子のセットもあった。

7月11日から始まり、なくなり次第終了してしまう(8月上旬くらいと言われている)期間限定メニューなので、興味のある方は挑んでみてはいかがだろうか。