初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

小松市の「農家まりちゃんの手作りトマトジャム」を食べてみた

以前、小松市に行ったとき道の駅で小松市名産のトマトを使ったジャムを見つけた。

食べてみたくなったので一つ購入してみた。

 

 

道の駅で購入

少し前になるが、小松に用事で行った際に、帰りに道の駅「こまつ木場潟」にも立ち寄った。

以前にも何度か立ち寄って、当ブログでも何度か紹介している。

こちらが道の駅「こまつ木場潟」

文字通り、カヌーの日本代表の強化拠点でもあった木場潟の近くにある。

地図

小松バイパス(8号線)の蓮台寺ICを下りてすぐのところにあるので立ち寄りやすい。

中にはレストランもあるし、もちろん物販コーナーもある。

小松の地産のものをお土産で買うときはとりあえずここに立ち寄れば間違いないと自分などは思っている。

そのお店でトマトを使ったジャムが売られていた。

小松はトマトの産地で、北陸では生産量が一番多い。

以前から気になっていたそのトマトジャムを初めて買ってみた。

それがこちら

「農家まりちゃんの手作りジャム とまと」だ。

100%ハンドメイドのジャムだそうだ。

 

パンに塗っていただく

蓋には「石川県小松市産」

このジャム、小松市に「まるしょう農園」(有限会社まるしょう)で収穫されたトマトで作られている。製造も「まるしょう」さんだ。

まるしょうさんは地元素材、天然素材にこだわった商品を作り続けているところだ。

このトマトジャムは小松市による「こまつもんブランド」にも数えられていて、更にいうと「こまつもんゴールド」認定商品なんだとか。

このビンで内容量は150グラム。

価格は一つ680円だ。

決して安くはないが、その素材は皮を手剥きした小松のトマトと、オーガニックの砂糖のみだ。ペクチンといった添加物は一切なし。

じっくり煮込んで自然の甘みを引き出しているようなのだ。

商品名の「農家のまりちゃん~」とあるように、作っているのは「まりちゃん」という方だ。

農家とあるように昼間は自社農園で収穫をして、その後にジャム作り等をしているんだとか。

なんでもフランスパンと相性がいいとのことなんだけど、あいにくフランスパンを用意できなかったので…

生食パンを用意した

近くのスーパーで購入したものだ。

「濃い生食パン」という名前で、ちょっと高い。普段、こんな高い食パンを食べないのだけど、せっかくいいジャムなのでと買ってみた。

ではさっそくやってみよう

フタを開けた瞬間から香りがトマトだ。

変な表現かもしれないが、それくらいナチュラルなトマトの香りが立ち込めたのだ。

この香りだけで、なんだか酸っぱそうなイメージが頭の中で湧いて口の中に唾が溜まりそうであった。

パンに乗せる前に一口なめてみる

その強いトマトの香りに引きづられるように、パンに塗る前になめてみた。

すると不思議なことに、想像していた酸っぱさなんてものは感じられず、ものすごく「甘さ」を感じられた。

トマトの味はするのに甘いものだから、自分の舌には衝撃的なものがあった。

いい意味で裏切られたような甘みがそこにあるのだ。

しかもトゲトゲしたものが一切ない。

これだけ甘いと変なクドさとかもでそうなものだけど、そういったものもないのだ。

パンに塗らずにはいられなくなった

ただなめてそんなに気に入ったのなら、ずっとナメていればいいだろうにと思われるかもしれないが、パンにも塗りたくなるのがジャムの不思議な魅力だ。

なんなんだろうか、甘さをいったんパンがある程度吸収してくれるというか、パンの塩分がまたジャムの甘みと化学反応を起こすというか、互いに引き立てるような何かがこの組み合わせにはあるんだよね。

ごちゃごちゃ言っていないでかぶりつく

はい、正解

最初からわかっていたけど、パンに塗って正解。

フランスパンと違い、ややしっとりとした生食パンでもジャムの甘さを名捕手のように受け止めていた。

硬めのフランスパンのほうがより塩分も感じられてジャムとの相性は良いのだろうと想像はできるけど、しっとりのパンにジャムを忍ばせるようにくるんで食べると、菓子パンになったようで、これはこれで面白いのだ。

そして美味い

この雑味のなさ、そして甘み、かつトマトの風味もしっかりと味わえるというこの出来の良さ。

いいジャムを見つけたと、自分の脳が訴えてくる。

オーガニックってやっぱりすごい、とも。

ごちそうさまでした。

 

まとめ

農家まりちゃんの手作りトマトジャム、使っているのが小松のトマトと砂糖のみで、その砂糖もオーガニックと書かれていたから最初から予想はできていたけど、美味かった。

しっかり煮込んでいるからかトマトの旨味が凝縮されていて、ひとくち食べてみると爽やかに快感が後頭部へと抜けていく、そんな感動がある味だった。

多くを足さなくても素材だけで、その素材をちゃんと下処理するだけで、そして煮込むだけでこんなに美味しくなるのかと、目からウロコ。

シンプルなのに、食材のパワーってすごいものだとつくづく感心した。

その後しばらくいつもの食パンでもまりちゃんトマトジャムを使用

普通の食パンが普通じゃなくちょっとスペシャルになった気にさせてくれた。

保存は常温でいいらしい

賞味期限も半年くらいもつ。

農家まりちゃんの手作りジャムは「とまと」以外にもあるようだ。

「りんご」だとか「いちご」だとか「ゆず」だとか「メロン」だとか、併せて10種類くらいの味が道の駅「こまつ木場潟」で売られていた。

それぞれ価格は多少違う。

欲を言えば…一つ一つ味見していきたい。

今後、機会を見て少しずつ試していきたいと思う。