初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

宝達志水町の「やわらぎの郷」へ桜の季節に行ってきた

先日、桜が見頃を迎えた日曜日に宝達志水町の「やわらぎの郷」へ向かった。

ここもソメイヨシノなどの桜が1500本植えられている花見の名所となっている。

さらに当日、オムライス販売のイベントも行われていたので、それ食べたさに足を運んできた。

 

 

宝達志水町の「やわらぎの郷」へ

オムライスを生み出したとされる大阪の外食店「北極星」の創業者・北橋茂男さんが建立した「やわらぎの郷」というところが宝達志水町にある。

以前にオムライスの町と名乗る宝達志水町のオムライスを食べに行ったときにも一度立ち寄ったところだ。

数年前に立ち寄ったときの記事はこちら

故・北橋茂男さんが宝達志水町出身なので同町はオムライスの町とも呼ばれているのだ。

その「やわらぎの郷」には北橋茂男さんの銅像も立っている。

ここ、能登有数の桜の名所でもあるようで、1500本植えられているらしい。

さらに4月10日(日)には北極星の100周年を記念して元祖オムライスを食べられるイベントも行われるという。

これは花見も兼ねて食べに行きたいと思ってしまったので向かうことにした。

ただ、その情報を自分が仕入れたのが当日の朝で、家を出たのがイベント開始時間と同じ11時だった。

オムライスは先着200名に販売ということで間に合うかあやしいところであったが、思い立ったが吉日の性分なので車を走らせたのだった。

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到着

のと里山海道を使って1時間弱くらいかかった。

到着してすぐサクラも目に入る。

桜の季節にここにやってきたのは初めてで、ひと目で「いい場所だ」との声が漏れてしまった。

ただ…

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間に合わず

北極星オムライス、完売御免になっていた。

後日新聞で知ったのだけど、200名分、さらに追加の50食もすぐに売り切れてしまったそうだ。

そりゃ、みんな食べたくなりますわね。

 

やわらぎの郷で桜観賞

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敷地内に入っていく

北橋茂男さんの銅像が見えてくる。

高いところにいて、その周りにサクラも植えられているから存在感が明らかに違う。

このやすらぎの郷聖徳太子を祀っている施設なんだけど、聖徳太子以上に威光を放っているように見えてしまう。

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さらに近づいてみよう

サクラの中の銅像、桜の守護天使のように見えてくるじゃないか。

オムライスの父なんですけどね。

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ここまで近づくと

父の威厳、のようなものを感じずにはいられない。

やはり何処かへ先導してくれているようで、こうなるとサクラがメインではなく、花が背景になってくる。

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ではサクラを撮ってみよう

天気にも恵まれて、ちょっとした丘のようになっているところで見晴らしもよく、影になるものもないものだからスッキリと撮れる。

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日本のお花見ですな

イベントが有ったこともあわせてゴザを敷いて花見をしている人が多かった。

ここ、毎年のようにこうやって昔ながらの花見の風景を見られるようだ。

この開放感ならそうだよねと、その気持ちに自分も納得だった。

コロナ禍なんか関係ないこのピクニック気分、最高だ。

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太子殿の方にも足を向ける

奥に見えるのが「聖徳太子殿」で、左の建物が「やわらぎ堂」だ。

やわらぎ堂は普段は拝観料を支払わないと入れないんだけど、この日はイベントに合わせて無料開放されていた。

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このように

普段は大人200円、小人100円を支払うところ、この日は自由に入れたのだ。

こんな機会はなかなかないので、もちろん自分も入ってみた。

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中の様子

一枚だけ撮影。

やわらぎ像が展示されていた。人間国宝の小島与一氏(故人)とその門弟たちが製作した博多人形なんだとか。

ブースのように仕切りになっているところそれぞれでいろんな「やわらぎ像」が展示されているので見ごたえがある。

三十三場面あるようだ。

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そんなやわらぎ堂もサクラとともに

堂を抜けるとちょっと小高いところへ続くので、その上から見下ろすようにサクラと撮れる。

桜の薄ピンクって、建物の色の彩度を引っ張るのか、堂の瓦屋根も朱色もくっきり見えた。

これ、撮っていて不思議だった。

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太子殿も桜とともに

こうしてみると雲ひとつない。

むかしアニメ『めぞん一刻』の桜吹雪の中の墓参りのシーンが好きだったのだけど、この前で合掌しながらそんな景色も想像できた。

散りはじめの頃にも来たくなる場所だ。

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このときは満開時

まだまだ散る様子はなく花が元気である。

背後の抜けるような青い空も、見ていて気持ちよかった。

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この小さな門はなんだろか

謎だ。

ともあれ背後の緑とも映える。

ここでもまた散り際の画が思い浮かんできた。

風の通りも良さそうなのだ。

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道路を挟んで向こう側にも桜

もうゴザを敷いてピクニックをしろと言われているようなロケーションだ。

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駆け抜けたくなる斜面

小さなお子さんたちが走り回っている姿も見られたんだけど、敷地が広くて芝だから動きやすい。

満開の桜の木の下を駆け回るって、アニメ映画のワンシーンのようじゃないか。

大昔も桜の楽しみ方、桜と人との映え方ってそんな感じなんだったろう。令和になってもそんな光景が見られることに人の普遍性のようなものを感じ取ってならない。

どれだけ花見しながらスマホをする人が増えても、人間って自然の中で体を動かしたいものなのだと思うのだ。

見ているだけで気持ちも晴れた。

 

感想

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出店も出ていた

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こちらではビールの販売なんかも

花見には食べ物も必須だ。

いや、むしろ花より団子、花より食い物だ。

コロナ騒動で見られなくなっていたこの景色を見られただけでも自分の気持ちはほっこり、ハートウォームな気持ちになった。

ただ、それでもオムライスを食べれなかったことは、やはり悔いが残る。

北極星のオムライスのイベントの情報、宝達山のマスコット「ほっぴーさん」のツイッターから知ったのだけど、もっと早くに、前日にちゃんとチェックしておけば早起きして向かっていたはずなのだ。

ツイッターってフォローが多いと、こういった地元情報を見逃してしまうことが多いので、余計なフォローを減らそうかなと真剣に考えたくらい悔やまれた。

それでも、太子殿に置かれていたチラシによると、「北極星」さんがオムライスのオリジナルレシピを公開しているサイトもあるようで、それを参考に自分で作ることもできるとの情報も仕入れることが出来た。

いつかやってみようかと思う。

見てみるとソースから作るようなので、料理下手の自分にできるかはあやしいけれど…