初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

小松うどんを小松のお酒と食べてみる

小松市には「小松うどん」というものがある。

先日、市内の道の駅で売られているのを目にしたので一つ買ってみた。

かなり久しぶりで、改めてしっかりと食べてみたかったので、市内の酒造会社のお酒と一緒にいただくことにした。

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道の駅で小松うどんを見つける

先日、小松市に行った際に、道の駅こまつ木場潟に立ち寄った。

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久しぶりのこまつ木場潟

建物の前で九谷焼が売られていたりするので、九谷焼を手っ取り早く求めるならここに立ち寄るのも一つの手だったりする。

ここの売店に「小松うどん」も売られていた。

小松はうどんも名物だったりする。

300年も歴史があり、石川トランプにも載っているのだから確かだ。

自分も数年前まで知らなかった。

初めて食べたのは大倉岳高原へコスモスを撮りに行った時だ。

コスモスを撮りに大倉岳高原まつりに行ったときの記事はこちら

あのときはサラッと食べてしまっていたので、改めてしっかりと食べてみたいと、以前より考えていたのだ。

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ということで一袋購入

このように家で食べれるものが売られていた。

レストラン等々で食べることも考えたけど、自由に食べたかったので、こちらを選んだ。

一袋二人前で345円。

スーパーなんかで売られている安いうどんと比べるとだいぶ値は張るが、300年の歴史の重みだと受け止めることにした。

常温保存で2ヶ月位持つそうなので、どうなってんだと思う。

乾うどんってなかなかすごい。

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タレも売られていたのでこちらも購入

こういうの親切だ。助かる。

こちらは一袋5つ入って389円。

「冷」と書かれてあるように冷し用だ。

そうなのだ、初めて食べた時「かけ」(温)だったので、今回「もり」(冷し)で食べたかったのだ。

ちなみにお店には「温」用も同じ値段で置かれていた。

 

小松うどんを冷しでお酒と

うどんをうどんとしてシンプルに食べたい。

ということで「冷し」で食べることにした。

一度うどんを盛りソバのように食べてみたいと思っていたので、いい機会だと思った。

ただ、うどんだけではパンチ力に欠ける気がしたので、同時に小松の酒造会社のお酒も合わせることにした。

はっきり言って自分は酒飲みではない。

一年に数回しか飲まないし、なんだったら年に一回も飲まなかったという年もあるくらいだ。

そんな自分でも、お酒で「もり」のお蕎麦やうどんを食べてみたいという憧れだけはある。

おそらく、よく見ているドラマ『ワカコ酒』のせいだろう。

酒飲みでもないのに『孤独のグルメ』同様に好きなドラマだ。

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そんなもので、うどんとお酒

お酒は小松市にある加越酒造さんの「加賀ノ月 月光 純米大吟醸 袋しぼり 無濾過 生原酒」を購入した。

こまつ繋がりでこちらを選んだ。

720mlで1500円のお酒だ。

無濾過の生原酒なのでガツンと来るだろうとの思惑もある。

あっさりしているうどんと合いそうな気がしたのだった。

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ではいただきます

まずはうどんから。

小松うどんはつなぎに丸いもを使っているそうで、小麦粉に対する水の量なども定められていた。詳しくは袋の裏側に「定義八か条」として書かれてあった。

それによると出汁も、うるめ、むろあじ、さば節などを使って昆布もふんだんに使うべしと書かれてあった。タレ、出来たものを買ってよかったと思う。

そのタレを付けて食べてみると、やわらかいのにツルツルいけた。

麺そのものに甘みがあるのか、噛んでいて味が広がってくる。

タレに、わさびのような刺激が軽くあるので、ワサビもいらない。なんの刺激かは不明だけど、うどんの甘みといい具合にマッチしていた。

美味い。

ひさしぶりに美味しいうどんを盛りで食べれて箸がどんどん進んでしまう。

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お酒も間に

うどんだけで美味しくて、つぎつぎ食べてしまいそうだったけど、間に月光の無濾過も。

こんなに入れるつもりはなかったのに、お猪口に半分以上入れてしまった。

お酒に強くもないので自分にはドキドキものだったが、一気に飲んでみた。

そしたらまあ、思ったとおりガツンッときた。

無濾過、くる。

ツルっといけるうどんと対極方面にあるから組み合わせとしてはやはり面白い。

ただ、ガツンとくるけど、米の甘みも感じるせいか、まだマイルドな方だと思う。

何にせよ、これがお酒をうどんで嗜むという感覚か…

酒飲みじゃないけど、酒飲みのレベルが一つ上がった気がして満足だ。

 

まとめ

小松うどんを「もり」で、小松の地酒といただく…

まるで酒飲みの嗜みのようなことをしているが、改めて記しておくと、自分は酒飲みではない。

ほとんど酒を飲めないから酒の肴はご飯と一緒に食べてしまう口だ。

さすがにうどんをご飯と一緒にいただくのは違う気がしたので、今回は酒をチョイスしているが、実際にやってみるとかなり美味しく、乙なものだったので、たまにこうしてお酒を飲むのも悪くないなと思えた。

小松うどんの価格が2人前で345円。今回、この2人前を全部使っている。

タレが5つ入りで389円。一つしか使っていないから76円くらいか。

お酒が、全部飲んでないにしろ一本税抜で1500円であったので、併せて2000円くらいかけている。

お昼に食べたのでランチ代としては自分の中ではなかなか高い。

でもたまに(ここ強調)なら、こういうのもいいだろう。

小松うどんの味を改めて知れて、かつうどんとお酒の組み合わせを試すことが出来て、どちらも自分の舌には合ったのだから充実したお昼だった。

それにしてもお酒、普段飲んでいないから酔いがすぐに回った。

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アルコール分17度もあるんだね

お酒になれるためにも、たまには(改めて強調)、こういうことをしたほうがいいと、自分に言い訳するのだった。

昼間からのお酒、癖になりそうでちょっと怖いですが…