初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

「松井家秘伝のカレー」をニンニク増量で食べる

先日、能美市にある松井秀喜ベースボールミュージアムに行ったとき、帰り際に売店で「松井家秘伝のカレー」が売られているのを見つけた。

ニンニク入りとニンニクなしの二種類ある。

以前より気になっていたので、購入して食べてみることにしてみた。

 

 

ベースボールミュージアムのお土産

前回、当ブログでも記した松井秀喜ベースボールミュージアムにはもちろん売店もある。

松井さん関連のグッズやサブレといったお菓子なんかも売られている。

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グッズではこういったものが売られている

その売店で一番人気となっているのが「松井家秘伝のカレー」だ。

松井さんが子供の頃に家で食べていた、お母さんが作ったカレーを再現したというレトルトカレーだ。

こちら、小松市にある道の駅なんかでも売られていて以前より自分も目にしており、一度食べてみたいと思っていたのでこの機に購入してみた。

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2種類ある

青色パッケージの「練習中」とされる「ニンニクなし」のもの、赤色パッケージの「試合前」とされる「ニンニクたっぷり」の2つだ。

どちらも一つ430円(税込464円)だ。

自分はニンニクに抵抗がなく、むしろ好きなので赤色パッケージ一択で良かったのだけど、味がどう違うのか知りたかったので、結局2種類買ってしまった。

 

まずは練習中ニンニクなしを

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「練習中」から

ベースとなる味を知るべく、まずはニンニクなしの「練習中」からいただくことにした。

ニンニクが苦手だったり、食後に人と会うから口臭が気になるという方はこの「練習中」がいいのだろう。

ちなみに辛さは「中辛」だ。これは青も赤もこの辛さだけとなっている。

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5分くらい煮込んで完成

レトルトなのでパックのまま鍋で煮るだけでいい。

なんか、じゃがいもと思われる具材が大きかった。

パックから出しただけで、これといって他に具材を足しているわけでもない。

市販のレトルトカレーってほとんどソースだけってものが多いので、この大きさは良心的だ。

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いただきます

なんの練習もしてないけど「練習中」をいただく。

香りは、中辛らしく刺激のあるものだけど、辛い食べ物が基本的に苦手なお子様の舌を持つ自分でも鼻抜けは良いと感じた。

一口食べてみると、最初は意外と辛さを感じない。野菜の味がしてあっさりでクセがないから食べやすいと思った。

ただ、辛さは後から少しずつやってくる。辛すぎではないけど、中辛らしい刺激は舌にやっぱりある。

辛さの他に酸味もあるだろうか。

リンゴやトマトケチャップも使っているようなのでその味も後を追うようにやってくる。

さらに食べ進めていると、そのうちマーガリンの味にも気づく。

カレーにマーガリンを入れるってあまり聞かないが、松井家ではこれがスタンダードだったのだろうと思うと、ニヤニヤとしてしまう。

松井さんはこの味のカレーを食べてあんなにでかくなったんだなと勝手に想像するのだった。

 

試合前ニンニクたっぷりをニンニク増量で

基本的な味がわかったところで、後日、本命の「試合前」を食べることにした。

「ニンニクたっぷり」のこちらを食べてコロナ禍で疲弊した心身に活力を取り戻そうとの思いがあった。

だけど、ただ食べるだけでは物足りない気がしたので、ニンニクをさらにトッピングしていただくことにした。

自分、よほどコロナ禍にうんざりしていたんだなと思う。さらにいまはロシアがウクライナ侵略戦争を仕掛けているし、いろいろと滅入ることが多い。

まあ、ここ最近一番ショックだったのは、大好きだったお昼のラジオ番組「Twin Wave」(MRO)が先週で終わってしまったことだ。

お昼休憩の唯一無二の楽しみだったのに… 来週から何を聞けばいいのやら…

すでにロスだ。

そんなもので、とりあえず元気になりたいのだ。

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ということでニンニクスライスを油で炒めることからスタート

青森県産の乾燥ニンニクスライスをオリーブオイルで炒めてみた。

先に記しておくと、まず水で少し戻してからのほうが良かったかなと後悔した。

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完成

ザ・男の簡単料理、といったものだけど、炒めたニンニクの香りが強烈だったので、自分としてはそれだけでかなり満足している。

その匂いがたまらん。

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先に増量せずに「試合前」を味見

「練習中」と何が違うのか確認するために、まずニンニクスライスを放り込まずに食べてみた。

なるほど、ニンニク特有の食べたときの熱量みたいなものがあって、「練習中」を食べたときの酸味だとかマーガリンの味があまり際立ってこなかった。

とはいえ、そこまでニンニクがきついかといえばそうでもなく、香りなどもほのかにする程度で、このあと人と会うの気がひけるようなドきついものではない。

にんにくの味を感じながら、それでも食べやすいのだ。

どちらが好きかと言われれば、自分はやっぱりニンニクたっぷりの「試合前」だろうか。

あっさりしていないから、食べごたえがある。

でも、自分はもっと活力がほしい。

この滅入った気分を吹き飛ばすようなカロリーやエネルギーをもっとほしいのだ。

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ということで予定通りニンニク増量へ

オリーブオイルで炒めたニンニクスライスを投入することにした。

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あ、一気に全部入っちゃった…

小皿から滑り落ちちゃったんだからしようがない。

のぞむところだ。

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あらためていただきます

見るからにニンニク増量で口の中に放り込んだ。

乾燥したものをそのまま炒めたので、カリカリだったのだが、一気に放り込んだら口の内側に刺さったりしたものだから、一度水で戻してから炒めればよかったとこのとき後悔した。

そう痛い思いをしたものの、ニンニク臭は抜群、咀嚼して飲み込んだあとの熱量もこれまた抜群で狙い通りだった。

喉の下から胸の上部あたりが熱くなって火でも吐きそうな勢いで、さながら放射熱線を吐き出すゴジラを想像した。

なるほど、どうしてニンニクたっぷりが「試合前」になるのかわかった。

松井さんがニンニクたっぷりのカレーを試合前に食べていたのかよくわかった。

改めて、ニンニクのパワー、かなりのものだと気付かされた。

そりゃホームランも打てる。

もちろん味もパンチ力があって満足するものだった。

ごちそうさまです。

 

感想

松井家秘伝のカレー、ニンニクたっぷりの「試合前」は、ニンニクが入っているけどまだまだ食べやすいものであった。

比べて自分がトッピングした増量バージョンは、はっきり言ってやりすぎだった。

胸が熱くなりすぎて、動いて何かで発散しなければ気持ち悪くなりそうなくらい熱くなっていた。

匂いも熱量も強い。ニンニクが苦手という方、これから人と会うという方にはオススメしない。

それでも、滅入った気分を吹き飛ばしたい時、ここぞっていう勝負時にはまた食べたいと思った。

それくらい活力がみなぎる。体に負担がかかるけどベジータ戦で悟空が使った界王拳3倍くらいみなぎっていたかと思う。

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次は乾燥じゃなく生のニンニクを使おうかな

乾燥のものだとちょっと焦げてしまっていた。味としてはそこが残念だった。

ニンニク炒めの正しい作り方を誰か教えてほしいものである。