初心の趣

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かほく市の道の駅高松の「王様のクロワッサン」がクセになる

かほく市にある道の駅「高松」の物販コーナーには「王様のクロワッサン」というパンが置かれている。

一年くらい前に人から教えてもらい、一度食べてみたらクセになってきているので紹介したい。

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道の駅高松で販売

石川県かほく市には「高松」という道の駅がある。

のと里山海道(旧能登有料道路)沿い、昔で言うところの高速道路のパーキングエリアにあるので、一度立ち寄って休憩したことがあるという方も少なくないかと思われる。

上りと下りでそれぞれ「里山館」と「里海館」とで別れているところが特徴的な道の駅だ。

地図

足湯もあり、以前「足湯の旅」で当ブログでも紹介したことがあるところだ。

足湯の旅で行ったときの記事はこちら

5年ほど前に足湯目的で足を運んだときにはまだなかったのだけど、この道の駅高松には現在「王様のクロワッサン」なるものが売られているという。

自分がその話を聞いたのは一年くらい前だが、調べてみると販売は2年くらい前の2019年12月より開始しているようである。

これがまた、食べてみるとクセになる。

自分もここに立ち寄るとつい探してしまって、あれば買ってしまっている。

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ということで里海館

金沢から能登方面に向かう途中、小腹がすいているなと思ったりすると、こうして立ち寄ってしまう。

能登方面へと向かう下りは里海館と呼ばれている。

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その名の通りそばはもう海

浜沿いに置かれているモニュメントは「ブドウノオウチ」と呼ばれるものだ。

金沢学院大学と連携して制作したものだそうだ。

ぶどうはかほく市の特産品だったりする。

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浜方向から見上げる里海館

矢印案内が示すように館には足湯も設置されている。

久しぶりに利用しようかなと思ったけど…

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湯は張られていなかった

コロナ禍のせいで使用禁止になっている足湯が多い。

ここもその一つだ。

しょうがないので、この日は館内に入って「王様のクロワッサン」だけを求めた。

 

王様のクロワッサンを車内で食べる

里海館だと、目的のクロワッサンはいつもレジのすぐ前に他のパンと一緒に並んでいる。

売り切れていることもあるけど、昼前にいくとだいたいいつも残っている。

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こちらが「王様のクロワッサン」

普通のクロワッサンと比べると結構大きい。

写真では伝わりにくいかもしれないが、約20cmある。

サイスがキングサイズなのである。

バターにもこだわっていて、袋を開けるとすぐにいい匂いがしてくる。

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オープン

バターの香りがたまらん。

フランス北西部、イズニー地方の伝統的なバター「イズニーAOPバター」を使用しているそうで、風味がすごく豊かなのだ。

車内にバターの香りが広がってくる。

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いただきます

かぶりつくと、その食感はどちらかというとフワッとしている。

その断面を見てもわかるように、中に何かが入っているわけではない。

チョコレートがかかっているわけでもなく、バターだけの至ってシンプルなクロワッサンだ。

シンプルだけど、このバターの味が美味い。

バターの旨味のほか、ちゃんとほのかに甘みも感じさせてくれるので、何かを入れたり乗せたりする必要がないのだ。

余計なものいらないよね、と言われているようで、そうして「いらないです」と納得させられる、そんな味だ。

この納得が、妙に落ち着くというか、懐かしい感じがして、また食べたいと思ってしまう。

シンプルなほど、クセになってしまうようなのだ。

 

後日、家にてトースターで焼く

この王様のクロワッサン、運転中に食べることがほとんどなんだけど、家に持ち帰ってトースターで焼いてみたこともある。

パンってもう一度焼いたりすると香りが再び立ったり、味がもう一回膨らんだりするから、それを狙って火を入れてみたのだ。

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後日、そうしてみた

ふたたび道の駅高松に立ち寄った日があったので、またまた王様のクロワッサンを一つ購入してみた。

このときは車内で食べず、持ち帰ってトースターで焼いてみた。

焼き加減が毎度難しいのだけど、焼き時間は3分くらいが丁度いいだろうか。

以前、5分くらい焼いて表面を焦がしまくった経験がある。

今回も表面に少し焦げ目が入ったけど、焼くことでバターの香りがすんごい立った。

正確には焼いている最中からいい香りが立ってくる。

トースターのワット数って各家庭で違うと思うので香りが立ったなと思ったら、トースターの火を止めていいと思う。

香りの立ちっぷりは、車内どころか部屋の中にまで広がっていくくらいだ。

うむ、狙い通りだ。

ちなみに食パン一枚がきれいに乗る皿の上に乗せてもはみ出る大きさだ。

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ついでにスマホとも比べてみた

スマホよりでかい。

王様サイズだ。

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かじってみるとやはり味もさらに膨らむ

15世紀からの伝統製法で作られているイズニーAOPバターの風味がさらにグンッと増して、そのおかげで口に含んだときの味も濃く感じる。

つくづく味って鼻腔でも感じるものなんだよなと思い知らされる。

バターだけのシンプルな味付けだけに、ことさらよくそう感じる。

美味だ。

香りが旨いと味もうまい。焼いて正解。

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欠点としてはパンくずがさらに出やすくなる

クロワッサンの表面がさらにパリパリ、サクサクになるので、かじるとクズクズがポロポロと落ちてしまう。

それだけに皿は必須かと思う。自分はまあ貧乏性なので、それらもつまんで食べましたけどね。

パンくずにまでバターの味がついているから、さすが王様だと思った。

 

感想

以上、道の駅高松で売られている「王様のクロワッサン」の紹介だ。

今回、里海館で購入したけれど、上り(金沢方面行)にある里山館でも売られている。

というかむしろ、作っているのは里山館の方らしい。

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あっち(里山館)で作っているのか

能登から金沢方面へと帰る途中にも買えるわけだ。

シンプルながらバターの香りと味が立つ王様のクロワッサン、何度食べても美味しい。

何度も食べてしまっているのだから、気がついたらクセになっていた。

難点を一つ上げるとすると、直接手で掴むとすぐにバターの油分で手が油ギッシュになってしまうところだろうか。

運転しながら食べると、いつの間にかハンドルがベタベタになっていることがあるので注意していただきたい。

なにはともあれ、今日もごちそうさまでした。