東京オリンピックのレスリング女子にて姉妹で金メダルを獲得した川井姉妹をたたえて津幡町の二箇所に金色のポストが、昨年12月に登場していた。
縁起が良さそうなので拝んで、ハガキを一枚投函してきた。
津幡町役場前に妹・友香子選手のポスト
県民なら誰でも知っていることであろうが、2021年に行われた東京オリンピックの女子レスリングで、石川県の津幡町出身である川井梨紗子、友香子選手が姉妹で金メダルに輝いている。
女子レスリングで姉妹で金メダルを獲ったというのも世界で初めてのことだ。
凄いことをやってのけた姉妹が石川県出身、それだけで県民としてはただひたすらに誇らしい。
そんな二人の偉業をたたえ、津幡町では金色のポストが設置されることになった。
これは、内閣官房と日本郵政が実施する、東京オリンピックの金メダリストのゆかりの地の郵便ポストを金色に塗り替える「ゴールドポストプロジェクト」と呼ばれるものだ。
設置の希望があれば、ゆかりの地のポストを一つだけ、ゴールドにしてしまうのだけど、なにせ姉妹で金メダルをそれぞれ獲ったものだから、二人の出身地である津幡町には二つのゴールドポストが登場することになったのだ。
駅前のものには姉の梨紗子選手の名前と競技名が、役場前には妹の友香子選手の名前や競技名が書かれてあるそうだ。
縁起が良さそうなので昨年のうちから一度は拝んでみたいと思っていたので、今年1月2日に初詣のついでに立ち寄ってきた。
ということで津幡町役場へ
東京オリンピックでも競技の日程上、妹の友香子選手から金メダルを獲っていたので、彼女の名前が記されてある役場前のポストから記したい。(実際にはこちらのほうが後に足を運んでいる)
津幡町の役場に来たの、自分はこれが初めてだ。
津幡町民ではないので、これまでまず寄ることがなかった。
中には入れず外側からしか見ていないけど、きれいな庁舎だった。
年季が入りすぎている金沢市役所なんかと比べてもピカピカして見える。
この建物の正面に電話ボックスがあり、その脇にポストがあるのだけど、わかるだろうか?
ここ
矢印で記したように、近寄ってみると、電話ボックスがあって、その斜め前にポストが置かれている。
普通はポストって赤いのでよく目立つのに対し、金色だと、特にこの雪の景色の中では色的に埋没してしまいそうである。
ただし、目立たないようでいて、庁舎の玄関の柱の色と同じような色だから、景観を壊すようなことはしていないので、こうして遠くから見ていても美しく感じてしまった。
更に近づいてみる
これがゴールドポストだ。
ポストって基本「赤」で、色の種類もソリッドカラー(キラキラ光る粒子が含まれていない)なので、こういうメタリックカラーなものは本当に珍しい。
車の色とか見比べるのが好きな自分としては、この色の使われ方にはそそられるものがある。
川井友香子選手の名前
東京オリンピック、レスリング女子フリースタイル62kg級ゴールドメダリストだ。
その功績を讃える記念ポストだということが書かれてある。
文字の下には点字もあるので目が不自由な人でも、このポストが何を記念にしたものかわかるようだ。
ちなみに大きさもそれまで置かれていたものの2倍あるらしい。
取集予定時刻は11時50分と15時の一日二回(休日は11時50分のみ)。
一日に二回取集というのは石川県内では普通だろうか。
メタリックを意識して撮る
ちょうど車を前付けしてポストにハガキを投函しに来ていた人がいた。メタリックだからソリッドよりよく反射してくれる。
コスト的に難しいだろうけど、これ、クローム(鏡面)仕上げにしたらもっと光の反射が凄いことになるんじゃなかろうか。
さらなる活躍によっては、このポストももっと金ピカに磨き上げられていかないだろうかと、そんな妄想をしてしまった。
なにはともあれ敬意を評してこの前で拝んだ。
津幡駅前に姉・梨紗子選手のポスト
続いては姉・川井梨紗子(現在は結婚されて金城梨沙子)選手の金色ポストが置かれているという津幡駅だ。
やはり自分は津幡町民ではないから津幡駅に行くことも、まずない。
津幡駅初心者だ。
到着
大きくはないけど、きれいな駅舎だ。
目の前に駐輪場があって、その上に駐車場があるので、学校通いや通勤する人にとっては使いやすい駅だと思った。
振り返ると駐輪駐車場
車に関して言うと月極の駐車場もあれば、コインパーキングもある。
しかもコインパーキングは30分無料なので駅への送迎に車を使っても来やすいところだ。
自分ももちろん駐車
こんな便利な駐車場があるんだから使わないわけがない。
年末年始に降って積もった雪がスロープを登るときにちょっと怖かったけど、FF車でも登れた。
駐車場から見下ろす
ここから見おろすの、心地が良かった。
駅を往来する人々の観察をしばらくしていたくなるところだ。
見ていると、駅舎前に停車する車が何台かいた。
みなさん、降りてすぐのところにあるポストの写真を撮ったり、一緒に写ったりしていた。
すでに観光スポット、または縁起のいいパワースポットのようになっているようである。
自分もまたそんな一人だ。みんな、考えることは同じだ。
こちらが駅前のゴールドポスト
駅舎の屋根にある「津幡駅」の文字の下ぐらいに置かれている。
役場前のものと同じメタリックの色だ。
川井梨紗子選手の名前
レスリング女子フリースタイル57kg級ゴールドメダリストだ。
姉妹の試合、両方見ていたけど、お姉ちゃん、ホント強かった。
そのパワーにあやかりたいと、ここでも自分はポストの前で合掌して拝んでいた。
もう神社仏閣、神仏に対するような感覚である。
取集予定時刻はこちらも一日二回
10時30分と16時だ。
休日だけ10時10分の一回だけになっていた。
このポストでは個人的にハガキも投函してみた。
特にたいした繋がりもないけど…
奥能登国際芸術祭2020+で購入した絵葉書を投函
2020+の鵜飼駅で展示していたディラン・カク氏の「😂」という作品(大きなおサルのバルーンがホームに座っている作品)を鑑賞した際に買った絵ハガキだ。
(ディラン・カク氏の「😂」について書いた記事は→こちら)
作者のディラン・カク氏へのメッセージも大歓迎と書かれてあったので…
エアメールで作者宛に送った
香港の住所が書かれてあったので海外へのエアメールだ。
個人で海外にハガキを出すの、人生で初めてのことだ。
切手代がいくら掛かるかも郵便局でちゃんと聞いて、その際エアメールのシールももらった。
切手は、官製はがきのサイズだと70円だった。
いやぁ、いい経験になった。
駅つながりで、このポストに出そうと年末より考えていたので、ちゃんと出せて嬉しい。
ゴールドメダリストのパワーで、無事香港に届いてほしいものである。
感想
金色は国によってはホント縁起のいい色なので、新年よりゴールドポストを二つも拝めて気持ちも晴れ晴れであった。
拝むだけではなく、ハガキ投函という「利用」もできたことが楽しかった。
これくらい企画性がないと、海外にハガキを送るなんてなかなか行動に移せなかったので、いい機会であったと思う。
何事も初めて何かを行うって勇気がいるからね。
大げさかもしれないけど、ゴールドメダリストである川井姉妹より、その勇気をもらった、といった具合だ。
役所の懸垂幕
ありがとう川井姉妹、凄いよ姉妹で金メダル。
津幡町にもサンクス
なお、この金色のポスト、町が日本郵政に申請して設置しているものである。
姉妹二人が、もうやめてくださいと言うまで設置し続けるそうなので、いつ普通のポストに戻るかわからない。
こうして早めに拝みに行けて、自分としては安堵している。
無事見れてよかった。
今年、いい年になりそうな気がしてきた。