先日、本屋の「うつのみや」(野々市市上林)に立ち寄ったとき、「パラパラメモTube」なるものを見つけた。
石川県人としては興味深いメモ用紙だったので思わず買ってしまった。
うつのみやで見つけた金沢を知れるメモ用紙
うつのみやに立ち寄ってきた
「うつのみや」は金沢を本店に石川、富山、福井の北陸三県で店を構える本屋さんだ。
本の他にも文具やCD、DVDなども取り扱い、音楽教室といった文化教室の運営も行っている。
石川県の本屋だけに、石川県や金沢市らしい書籍や文具、知的玩具のようなものも見かける。
先日立ち寄った時、石川県の地域ごとの美味いものや祭り、観光名所などを知れるパラパラ漫画のようなメモ帳を見つけた。
その名も「パラパラメモTube」だ。
こちらがそのメモ用紙
正確にはパラパラメモTubeの「ひゃくまん散歩 まつり編」だ。
ご覧のように買ってしまった。一つ400円だった。
これがどんなものかと言えば、パラパラ漫画のようにパラパラすると石川県の有名な祭りが左から右へ行進するように見えるメモ帳だ。
言葉だけではなんだかよく分からないかもしれないので、このユーチューブみたいな名をした「パラパラメモTube」のアニメーションのような動きをGIFにしてみた。
こんな感じのメモ帳だ
GIFでの表現としては雑であるがお許し頂きたい。
片手でパラパラしながらカメラの連射機能を使ってもう一方の手で写真を撮影して、それをGIFとして繋いだらこうなった。
自分でもいろんな意味で回りくどいことをやっているなと思う。
でも、このメモがどんなものかは伝わるかと思われる。
ご覧のように石川県観光PRマスコットである「ひゃくまんさん」の背後を県内の有名な祭り行事が百万石行列のように行進している。
石川県の祭りも知れ、そしてどんどんめくりたくなるメモ帳だ。
制作したのは「株式会社中央メディアプロ」さんというところだった。
金沢市にある会社だ。
「パラパラメモTube」は同社の登録商標で、特許も出願済みとのこと。
同社曰く「受け取った人が大切に残しておきたくなる強く記憶に残るノベルティ」だそうだ。
ちゃんと上の方でメモ書きが出来る
上の方がメモで、下のほうがパラパラアニメーションだ。
破るのもったいなくなる。それだけにこのメモ用紙で伝言とかもらったら、確かに簡単には捨てられなくなるだろう。
ちなみにこんな絵柄が描かれている
アニメーションの説明用紙もついていた。
小松市の「こども歌舞伎」、金沢市の鼓門から出発する「百万石まつり」、「雪吊り」や兼六園の「ことじ灯籠」も経て、「尾山神社」、さらには何故か「城下まち周遊バス」も入っていて、最後は七尾市の青柏祭まで描かれている。
当ブログにて記事にしたものもいくつかあり、まだ記事にしていないものに関してはこれを参考に今度足を運んでみようと思えてきた。
色々なシリーズのパラパラメモTubeがある
なお、今回購入したものは「まつり編」であるが「ひゃくまん散歩」シリーズはほかにも「味覚編」や「伝統工芸編」もあった。
また「ひゃくまん散歩」シリーズのほかにも「こまつ散歩」や「のと散歩」「ののいち散歩」なんてものも同サイズで売られていた。
さらにはミニサイズのものもあり、小さなもの3冊をワンセットにして売られてもいた。
というか買ってしまった
買わずにはいられなかった。
こちらのミニサイズ3冊セットで450円だ。
そしてそれらをやっぱりGIFにしてみた。
まずは「こまつ散歩」
小松市といったらやっぱりカブッキーだ。
県内ではひゃくまんさんより知名度の高い彼と一緒に小松市の名所を巡っているような気にさせてくれるアニメーションをパラパラ出来る。
こんな感じ
小松のものだけは、比較のためにパラパラを連写せずに主要なところを一枚ずつ撮ってGIFにした。
これはこれで伝わりやすいかもしれない。
次は「のと散歩」
案内してくれるのは能登ふるさと博キャラクターの「のとドン」だ。
奥能登の方には「能登丼」というものもあり、こののとドンがイメージキャラクターを務めていたりする。
そのGIF(※雑なのはご容赦いただきたい)
奥能登の食や文化が描かれている。
のとドンもいろいろとコスプレしているので、見ていると次第にこのキャラクターにも愛着が湧いてきた。
なかなかカワイイではないか。
そうして能登丼も食べたくなる。
最後は「ののいち散歩」
野々市市を走るコミュニティバスの名前が「のっティバス」で、この子はそのキャラクターなのだ。
バスの車体にこの子がでっかくラッピングされているので、野々市市民ならほとんどの人が知っているであろうキャラクターだ。
もちろんこちらもGIFに
のっティがバスに乗るところがイイですな。
野々市市民じゃないけれど、このコミュニティバスに乗りたくなったではないか。
3冊セットのそれぞれの絵柄の説明書き
こちらも当ブログで記事にしたものもあれば、そうでないものもある。
知らなかったこともいくつかあるので、今後の記事ネタの参考にもなり得るアイテムだ。
野々市のヤーコンとかキウイフルーツとか、同市の特産物だったなんて初耳だ。
感想
以上、自分が購入した「パラパラメモTube」の紹介だ。
石川県の観光資源を扱った「散歩」シリーズなので、メモしながら、メモを受け取りながら石川県の文化や食を知れる一つの情報ツールのようなものであった。
少なくとも自分にはそう思えた。
この「パラパラメモTube」は石川県の散歩シリーズ以外にも民間企業の販売促進ツール等で導入されている。
自分たちのアイデア次第でマーケに利用できそうなところも興味深い。
本屋で偶然見つけたノベリティだけど、色んな意味で大変勉強になった。
大げさな言い方をすると、ちょっとだけ世界(自分の場合は石川県)が違って見えた。
めくっているだけでけっこう気持ちいい
皆さんももしどこかで見かけたら、パラパラとしてみてはいかがだろうか。