先日、内灘町に寄ったときに「コンフォモール」というショッピングモール内の「ひまわりポンポン」というお店で「うちなだロール」という名のロールケーキが売られていたのを見つけた。
気になったので食べてみた。
ミルク王国の内灘へ
当ブログのサイドバーにある「カテゴリー」には石川県の19の自治体を中心に市や町の名前も並んでいる。先日、それを見直していると、はて何かが足りないことに気づいた。
石川県の19自治体すべてを並べていたと思っていたのに「内灘町」が抜けていたのだ。
完全に忘れていた。
そういえばカメラを始めて以来、内灘を撮りに行ったことってなかったなと、今更のように思い出した次第だ。
というわけではないが、今回はその内灘町の小さな魅力を紹介したい。
同町は正確には「河北郡内灘町」だ。金沢駅から出ている北陸鉄道浅野川線の最後の駅があるところだ。
隣接する金沢市のベットタウンとして知られ、砂丘や、恋人たちの聖地にもなっているサンセットブリッジなんかが有名だけど、実は内灘って「ミルク王国」とも呼ばれているところだったりする。
こんな幟旗を町内や町役場で見かける
河北潟の干拓地に酪農家が入植して以来、同町では牛乳の産業が盛んになっている。
今では石川県の47%の牛乳がこの内灘から産出されているそうだ。
そんなウチナダのミルクをたくさん味わってほしいという熱意から「ミルク王国ウチナダ」というプロジェクトが誕生している。
その加盟店の一つが、立ち寄ったショッピングモール「コンフォモール」内にあった。
コンフォモールだ
内灘町の千鳥台4丁目にある。
すぐ近くに砂丘で知られる海水浴場もある。
そしてこちらがそのお店
手作りケーキとあったかスープの「ひまわりポンポン」だ。
河北潟の食材を使った洋菓子や軽食を提供してくれるお店だ。
完全無農薬の野菜や米を使っているらしい。
カレーも売られていて、自分としてはそちらも美味しそうだった。
店主さんは製菓衛生士第1期生の方だそうで、その方がすべて作っているのだとか。
この日も、たしかに厨房におじいちゃん(失礼)が立たれていた。
うちなだロールを食べる
ショーケースの中にショートケーキやロールケーキが置かれていた。
そこに「うちなだロール」もあった。
内灘の名前の付いたロールケーキだ。その町を代表するような名前に惹かれて買うことにした。
内灘町最初の記事としても良いだろう。
「うちなだロール」はプレーン、抹茶、ココアの3種類がある。
どれも一人分にカットされたものが売られていて、一つ250円だった。
このお店(隣にはラーメン店もある)の前にはちょっと広い飲食スペースもあるので、ここで食べても良ければ持ち帰りもOKだ。
自分は「プレーン」を「持ち帰る」ことにした。
かわいい袋に入れてもらえた
保冷剤は必要ですかと問われ、不要であることを伝えると、このような袋に入れてもらえた。対応してくれたのは若い女性の方だ。
持ってみると、少しひんやりしていた。
こちらが「うちなだロール」(プレーン)だ
袋から取り出してもひんやりしていた。
裏面を読んでみると、保存方法は「冷凍・冷蔵」とある。
賞味期限は冷凍で2ヶ月、冷蔵で3日とあった。
すぐ食べる
見た目はシンプルなロールケーキだ。
嗅いでみると、ミルクの香りのほかにかすかに別の香りもする。
なんでもこのロールケーキ、その生地に内灘産のさつまいもをふんだんに散りばめているのだとか。どうやらその香りのようだ。
かじる
生地はふんわりタイプだ。とはいえスカスカしているのではなく、冷えていたこともあってややしっとりとしていた。
さつまいもの味はそこまで主張してくるわけではなく、自然食品のやさしい風味の一つとしてとけ込んでいるイメージだ。
クリームもギスギスした濃さがなく、甘さもきつくない。なにもかも自然な味わいだった。
すごく食べやすいロールケーキだ。
これ、ロール一本まるまる売られていたら、まるまる一本食べてしまうんじゃなかろうか。
美味でした。
感想と地図
以前より噂には聞いていた「ミルク王国ウチナダ」、その食べ物を今回初めて味わうことが出来た。
食べてみて感じたことは、やはり、風味が良い。これがこのウチナダのミルクの力だろうか。
なお、ミルク王国のお店は今回の「ひまわりポンポン」の他、計20店あるそうだ。
宝達志水町の「オムライスの町」でもみらる町のいろんなお店でつくるこういうプロジェクトってなんか好みだ。
今後も少しずつ立ち寄って食べ歩いて、またこのように紹介していきたくなった。
今回足を運んだお店の地図
ちなみに「ひまわりポンポン」にはロールケーキの他に、ウチナダのミルクをつかったパンナコッタやプリン、スープなどもあった。どれも食べてみたい。
考えてみると、ミルクって色んな料理に使われる。
ミルク王国の可能性って、すごく広いんじゃなかろうか。