初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

足湯の旅14 だいこん足の湯、再び(りんご入り)

道の駅「のと千里浜」にある「だいこん足の湯」が、一日限定でりんご湯になっていた日があった。

足を浸してきたので紹介したい。

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久しぶりに道の駅のと千里浜へ

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やって来た

羽咋市にあるこの道の駅は今年(2017年)7月にできたばかりだ。

自分も7月に能登町宇出津のあばれ祭を見に行った帰りに立ち寄って、ここの駐車場で仮眠している。

そこには「だいこん足の湯」という足湯もあり、早朝から浸した思い出もある。

7月のだいこん足の湯の記事はこちら

その足湯が11月12日限定でリンゴ足湯になっていた。

この道の駅では11月2日から11月24日まで「アップルパーティー」というものが催されており、限定のリンゴ足湯もその一企画だ。

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ポスターも貼られていた

売店ではフレッシュアップルティーや秋星のアップルパイ、期間中の土日限定で炭火焼きリンゴ、ほかにもリンゴソルベも売られていた。

こうアップルづくしなのは、羽咋市の鹿島路が林檎の産地だからなんだそうだ。

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砂像も完成していた

7月に来たときにはまだ作成途中であった砂像が完成していた。

でかい大黒天だ。「千里浜大黒天」と言う名前らしい。

金沢市の「つかぽん」こと塚本敦也さんという方が作られたそうだ。

そういえば羽咋市にある気多大社には「幸運の大黒像」があった。

この砂像の大黒様の足元にいるのはイノシシだ。自分の中で羽咋と言ったら「のとしし大作戦」のイノシシ肉が印象的だ。なるほど、この砂像には「羽咋」がたくさん詰まっているわけだ。

イノシシ肉を食べた記事はこちら

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さらに言うと裏側でもしっかり「羽咋

裏側にはまさかのUFOが彫られていた。

このブログでも過去に紹介しているが、羽咋市はUFOの町だったりする。

UFOの町を紹介した記事はこちら

そしてその記事内でも紹介したように、羽咋駅には漫画『ジョジョ』のようなオノマトペ(擬音)の石のオブジェが置かれていたりする。

砂像の「ゴゴゴゴゴゴゴ」も実は「羽咋」を象徴する一要素なのだ。

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サイドには「ドッドドド」

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ついでに大黒様も「ズキュウウウン」

むっちゃ荒木飛呂彦先生へのオマージュだ。ここまでやっていいのかと心配になるくらいやってくれている。

学生時代『ジョジョ』で卒論を書いた自分としては、その気持ち、わかる。

 

リンゴ足湯へ

だいこん足の湯はこの砂像のすぐ側にある。共に屋外だ。

この日、少々雨がぱらついていて、若干濡れながら足をつけることになった。

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これがリンゴ足湯だ

こんな感じで林檎が湯の上に浮かんでいた。

ほのかに林檎の甘酸っぱい香りもした。

子どもたちの中には手で掴んで鼻を近づけて嗅いでいた子もいた。

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角っこにたまる林檎たち

この日はお客さんも何人もいて、足を浸けたり、湯の中を移動したりすることで水面に波が立ち、このように林檎が隅の方に流れてくることもしばしばであった。

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その辺りで足を浸す

ちょうど自分が浸していた近くでたまりだしていた。

なんか我ながら独占しているようにも見える。(運が良かっただけです)

遠くにいたお子様が何個か手で掴んで自分の足元に持っていっていたのが微笑ましかった。

浸けてみると、外が寒かったこともあって、お湯は少しぬるく感じた。

りんごのお陰なのか、前回浸したときよりお湯がヌルっとしていた。

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りんごの成分が湯に溶け込んでいってるのかも

ポスターによると、なんでもリンゴに含まれるビタミン類やミネラル、ポリフェノールなどの成分が疲労回復やリラックス、冷え性改善に効果あるそうだ。

子供の頃に田舎の風呂で柑橘系の果物を入れていたことがあったけど、風呂に何か入れたりするのって、それだけで何だか楽しいので、リラックスできたことは確かだ。

いい体験が出来た。

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のと鉄道観光列車のタオルで拭く

羽咋とは関係ないけど、こちら、8月に七尾駅から乗った「怪談列車」より届いた景品のタオルだ。

怪談列車の記事はこちら

穴水駅で抽選券付きの乗車券を投函していて、ちょうどこの日の午前中に景品としてこちらが届いた。残念ながら抽選から漏れて豪華賞品は手に入らなかったが、これはこれで嬉しかったので早速使ってみたのだった。フェイスタオルだと思うけど足拭きタオルにもちょうど良い。

 

感想とスイーツ

リンゴ足湯、想像以上に良かった。ほのかな甘酸っぱい香り、ヌルっとした湯の感触、果実が湯に浮かんでいる珍しさ、どれも癖になりそうだ。

11月12日だけというのがなんだか惜しいようにも思えた。

上がった後、何かスイーツを求めて売店の方にも立ち寄ったとき、スタッフの方や道の駅の駅長さんに少し話しかけることができて、その旨を「リンゴ足湯は一年に一回だけなんですか?」という言葉にして訊ねてみた。

駅長さん曰く、初めての試みなのでなんとも言えないとのこと。ただ、好評ならまたやるかもしれないともおっしゃっていた。

自分としては、また行われることを期待したい。

りんごに限らず、湯に浮かべられそうな、浮かべて効能がありそうな羽咋市の他の特産品を入れても面白そうな気もする。

なお、そのときお店で買ったスイーツは↓こちらだ。

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ゴゴゴゴ(アップルのスイートじゃなくて申し訳ないです)

自分も我が目を疑ってしまったが、こんなものが売られていた。

ストーンクッキーというものだそうだ(一つ700円)。羽咋駅に置かれている『ジョジョ』風オノマトペの石のオブジェがクッキーになっていたのだ。

「ゴゴゴゴ」以外の文字もあった(計3種類ほどあった)。

これこそ大丈夫か?と思ったけど、ジョジョ好きとしてはたまらない。

リンゴとは関係なくて申し訳ないけど、こんなの見たらつい買ってしまう。

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文字、繋がっている

何か演出等に使えそうだ。

味は各文字二種類ずつあって、この黒いのはココア味だ。(もう一種類は色が白かった。食べてないので何味かわからない)

どこから食べようか少し悩むね、これは。

でも食べてみると、なかなか美味。

ユニークな足湯といい、ジョジョネタといい、道の駅「のと千里浜」のことが、この日だけで一気に好きになってしまった。