初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

ミルク王国の内灘でミルクちゃんぽんを食べる

内灘町は「ミルク王国」とも呼ばれている。

そんな内灘でミルクが入ったちゃんぽんを食べれるお店があるというので足を運んだ。

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ミルク王国のお店に数えられるラーメン店へ

以前、当ブログでも紹介したが、石川県河北郡内灘町は「ミルク王国ウチナダ」を自称している。

以前紹介した記事はこちら

県産の牛乳の47%が内灘町のものであることがその名の由来だ。

町産の美味しい牛乳をたくさん味わってもらおうと「ミルク王国の店」として牛乳を使用したオリジナル商品でおもてなしする加盟店も20店以上ある。

そんなお店の中に牛乳を使った「ちゃんぽん」を提供しているラーメン屋もあった。

乳製品のオリジナル商品と言ったらケーキとかソフトクリームとかを思い出してしまうだけに「牛乳in ラーメン」という発想は突飛だ。

天の邪鬼な自分の心をくすぐられてしまう。

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ということで内灘に行った際に足を運んだ

らーめん la.la.la.」というお店だ。

内灘町向粟崎にある。

その地図

「向粟崎」交差点を目指していくと行きやすいと思う。

パチンコ「ミリオン」の隣、駐車場も共有しているようなところにあるお店なのでミリオンの建物を見かけたらその駐車場めがけて入っていくと良い。

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こちらがパチンコ店「ミリオンうちなだ店」の建物

ただし、このミリオンうちなだ店は3月より長期休業となっているため、現在は利用できない。

パチンコをしにやってきたお客が一番立ち寄りやすいラーメン店が「らーめん la.la.la.」だったんだろうなと思う。

売上のことを考えるとミリオンの長期休業って「la.la.la.」からすると手痛かったことなのかもしれない。

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でも、「la.la.la.」は営業を続けるとのこと

最初目にしたときなんのことかと思ったけれど、ミリオンの休業の張り紙を目にして納得した。

そして、ちゃんと「ミルク王国の店」の幟も店先に立っている(翻って文字が逆さですが)。

王国の店に数えられるところはその目印としてこの幟旗が立っているのだ。

このお店で間違いない。と、この旗を見て自分はちょっと安堵した。

 

ミルクちゃんぽんをいただく

「らーめん la.la.la.」は化学調味料を使わないらしい。

そういうこだわり、自分は好きだ。

内灘にはいい食材も多いので、下手に使ってどこにでもある味になってもたしかにつまらないだろう。

体にも優しいので嬉しい。

優しいといえば、店長の人柄も柔らかく優しい感じの方だった。

従業員の方も挨拶等に気遣いが見えて、こちらも礼儀正しく接客してくれた。

ラーメン屋ってお店によったら頑固な空気が流れていたり、テンション高めすぎていたりして、食うのに緊張してしまうところもあったりするけど、このお店にはそういったギスギスしたものがなく、客をちゃんと客としてもてなそうと言葉使いにまで気を使ってくれている優しい雰囲気がある。

写真を撮ってもいいかと訊ねても普通にOKしてくれた。

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ということで撮影

こちらがミルク王国ウチナダに加盟している当店の牛乳を使ったオリジナル商品だ。

ミルクちゃんぽん」ということで、そのスープに内灘の牛乳が使われている。

自分は調理場正面のカウンター(レジ横)に座ったので作っているところもじっくり見れた。河北潟内灘)の「ホリ乳業」のパックが見えたときは自分はついニヤリとしてしまった。

ちゃんと使っているのだ、内灘の牛乳を。

その牛乳でスープをつくり、そこに麺を投入するのだ。

なにか間違っているようで、なにか冒険しているようなところにも心が弾んでしまう。

ただ、ラーメンと牛乳って実は結構マッチする。

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野菜からいただく自分

野菜にも必ず一種類は内灘のものを使っているそうだ。

具材は他にエビ、イカ、アサリなども入っていた。

そのスープは鶏清湯がベースでそこにミルクが加えられ塩タレもプラスされているとのこと。

麺は中太麺だった。

アクセントとして辛味(タンタンパイタンというメニューに使われているもの)が小鉢に入れられており、お好みで加えていくことができる。

自分は基本的に辛いのが苦手なので、まずはその辛味無しで食べていった。

その味は、クリーミー

自分はチーズを筆頭に乳製品が好物で、特にそのクリーミーさに虜になっている人間なので、その味はツボだった。

見た目からもっと味も薄いものだと思っていたら、その逆でなかなか濃厚。

クリームシチューを食べているような、またはアサリなんかも入っているからクラムチャウダーを食べているような感覚もあった。

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途中で何度か辛味もプラス

少量であるがこのように辛味もプラスして食べてみると、よりちゃんぽんを食べているような気にもさせてくれる。

少量なら、この辛味のおかげで却ってクリーミーさや甘みも際立つ瞬間もある。

ただ、入れ過ぎるとひたすら辛くなるかと思われる。自分はやはり辛いのが苦手なお子様な舌を持っている人間なので、辛味一切なしのミルクのクリーミーさをひたすら味わう食べ方のほうが好みかもしれない。

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クリーミーだからスープまで美味しい

おかげでこのときばかりは、やっぱり辛味は入れなければ良かったとちょっと悔いた。

 

感想

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スープも全部飲み干してしまった

麺 in 牛乳ということである意味面白さを求めて食べに行ったが、化学調味料を使わない自然な味のミルキーラーメンは、想像以上に美味しかった。

これは乳製品好きにはたまらない一杯だろう。

ついでにいうと、ミルクを使ったオリジナル商品は、なにもソフトクリームやケーキと言った王道のものばかりではないことをこの一杯が証明してくれた気がする。

それくらい満足感のある一杯だった。

変化球でもコレだ、内灘のミルク王国の製品、あなどれないですな。

また他のお店のものも試してみたくなった。

また、このお店には他にも煮干しを使ったラーメンなどもあり、今回の一杯で同店のほかのメニューも試してみたくなったことも補足しておく。

ごちそうさまでした。