初心の趣

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津幡町名産「おまん小豆茶」を「すっぽんせんべい」と頂く

先日、津幡町の道の駅「倶利伽羅源平の郷」に立ち寄った際、物販所で津幡町名産という「おまん小豆茶」なるものを見つけた。

「すごいネーミングだな、一つ間違えると…」と思っていたら、さらに近くには「すっぽんせんべい」というものも売られていた。

つい両方買ってしまった…

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おまん小豆茶は津幡町の名産品

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立ち寄った道の駅

道の駅「倶利伽羅源平の郷」に久しぶりに立ち寄った。以前、足を運んだのは「石川トランプ」を見つけたときだ。

石川トランプの記事はこちら

あの時は石川トランプに真っ先に注目してしまって物販所内のそれ以外の商品をしっかりと見ていなかったが、今回は時間が許す限りじっくりと見ていた。

入り口から右手の奥に津幡町の特産品が売られている。主に加工食品や手芸品などだ。

その一角に「おまん小豆茶」というものが置かれていた。

ポップもあり、それによればテレビでも取り上げられたことがあるとか。

あとで調べてみるとバラエティ番組でポリフェノールの多いお茶として、また放送コードに引っかからない程度の下ネタとして扱われていた。

考えてしまうことは皆さん同じなようだ。

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こちらがそのお茶((一つ550円)

缶には女の子が描かれている。

こちらの少女の名前が「おまん」だ。

なんでも藩政期に埴生村の大池が決壊して田んぼや家が被害を受けていたとき、埴生村大字綾子村の村役だった八十嶋家のお手伝いとして働いていた「おまん」という娘が人柱(ひとばしら)となったことで決壊を止めたのだとか。そして彼女が日頃使っていた籠から小豆が落ちて大池のまわりに自生したそうで、それが「おまん小豆」として現代に伝わっているという。

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缶の裏にはその逸話も記されている

津幡町の北横根区には「おまん小豆の里」のモニュメントもあり、倶利迦羅不動寺には「おまん地蔵」も建っているそうだ。ちょっとした観光資源になっているのだ。

なお、物語に登場した八十嶋家のご子孫が会長を務めている「おまん小豆の会」が、このお茶を製品化している。お茶の他にはアイスなども売られていた。

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「つばた認定ブランド」のシール

「津幡ブランド」というものだ。津幡町ふるさと納税のお礼の品にもこの小豆茶があった。

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中にはこのようにティーパックが入っている

缶を開けただけでアズキの香りがした。

この缶のものは5袋入っていた。他にも紙袋でパッケージングされているものもあり、そちらは10袋入っていると書かれてあった。

それまでは煎じて飲むタイプであったが、今年の10月末頃からこのようにティーパックのものが売られるようになったそうだ。

 

店内の同じ島で「すっぽんせんべい」も売られていた

道の駅「倶利伽羅源平の郷」の物販所内の同じ島には「すっぽんせんべい」というものも売られていた。

「おまん小豆茶」を目にした後の「すっぽんせんべい」だ。

並んで置かれていたわけではないものの、同じ島に置いてあるものだから見比べないわけにはいかなかった。店員さんがわざと置いているのだろうかと、そんなことも考えた。

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こちらが「すっぽんせんべい」だ(一袋545円)

思わず買ってしまった。

これは自分も知らなかったことだが、津幡町にはスッポンの養殖をしているところがあるらしい。

袋の裏面に書かれた製造者名を見るかぎり、煎餅そのものも津幡町の菓子屋さんで作られているようだ。

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2つ並べて撮ってみる

「すっぽんせんべい」と「おまん小豆茶」を夫婦(めおと)のように寄り添わせてみた。

なんだろうか、見ていると色んな意味で恥ずかしくなる。

 

淹れて食べる

せっかくなので、2つを一緒に食べてみることにした。

煎餅とお茶って、それこそ夫婦のように切っても切れない組み合わせだと思うのは自分だけだろうか。

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ティーパックを湯に浸す

使っているカップは陶芸体験で作ったものだ。

陶芸体験の記事はこちら

沸騰したお湯に浸す。説明書きによると一人分のお湯の量は130ccを目安にするとあった。適当に入れたのでおそらく自分が用意したお湯は130cc以上ある。

浸す時間は約60秒だそうだ。もちろんお湯の量によって変わってくる。

自分は手違いから確実に2分は浸出させてしまった。

ただ、2分浸してしまった後でも色はどこか薄かった。

味見でひとまずそのお茶をすすってみると、アズキの味よりお湯の味が勝っているように感じた。要するに、色も味も薄いのだ。

やはり湯が多い。これでは物足りなさを感じたので、もうしばらく浸けることにした。

計5分は浸けたかもしれない。

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そのうち色も濃くなってきた

だいぶお茶っぽくなってきた。

飲み頃だろう。

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二つ一緒に頂く

「おまん小豆茶」を「すっぽんせんべい」といただく。

色も味も出たアズキ茶は、ぜんざいの汁を飲んでいるような香りと味だった。

煎餅の方は開けてみると大きさが一口サイズのものだった。こちらは有機卵やミネラル豊富な粗糖も使っているので卵の風味とクセのない甘みがした。すっぽんの味はと言うと、あまり感じられなかった。そもそも自分はスッポンを食べたことがないのでわからない。

ただ、どちらも美味しい。そして栄養分が豊富だ。

「おまん小豆茶」は血液をサラサラにするというポリフェノールが豊富だ。赤ワインの4倍あるという。

脳梗塞動脈硬化、細胞の老化等の防止にも効果があると言われている。

一方のスッポンもアミノ酸やコラーゲンが豊富で美容や滋養強壮に良いとされている食品だ。

この組み合わせは「健康に良い」のだ。

 

まとめ

以上、たまたま目にして思わず買ってしまった津幡の二つの特産品だ。

ティーパックに入った「おまん小豆茶」を淹れて、「すっぽんせんべい」を口に含みながらすすってみても、二つは反発することなく気持ちよく喉を通った。ともにクセがあるようで強くない自然の味わいをしているので、口の中で合体させても美味しくいただけるのだ。

これで細胞の老化も防止できて滋養も高まるというのだからステキな組み合わせだ。

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最後に改めてもう一度二つを並べてみた(添い寝のように)

まるで卑猥な組み合わせのように見えたり聞こえるかもしれないが、自分はあくまで「カラダに良い組み合わせ」ということを言っていると最後に断っておきたい。

あしからず。