初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

金沢のビジネス街にある神社の狛犬はスタイリッシュだった

石川県金沢市のビジネス街といったらどのあたりだろうか?

おそらく、香林坊、片町から南町、近江町市場のある武蔵ヶ辻あたりまでがそうだろう。北國新聞のでっかいビルもたっていれば、デパートもあり、銀行も並んでいる。少なくとも自分ならそう思い浮かべてしまう。

もっとも、東京などの大都会と比べるとかなり規模が小さくて、距離にしても短い。

そしてド~ンと神社が鎮座していたりもする。

f:id:seisyunsanka:20160821224340j:plain

尾山神社だ

近くにありながら駐車場が無いため、写真を撮りに行くにはなかなか行きづらかった神社だ。今回、仕事のついでにカメラも抱えて撮りに出向いた。

狙いはやはり「狛犬」だ。

 

f:id:seisyunsanka:20160821230146j:plain

見上げると石造りの大きな鳥居

そしてその奥には「神門」も見える。

この写真、構図的にかなり気合を入れて撮ったつもりだったのだが、左下に看板が写ってしまっているので、失敗だ。

ちなみに訪れたのは仕事前の朝と、仕事後の夕方の2回だ。この写真は夕方のときに撮っている。以前から、この神門は夕方のほうがキレイに撮れるだろうと踏んでいた。

寄るとわかるが、

f:id:seisyunsanka:20160821231423j:plain

「ステンドグラス」が使われている

洋風と中国風がミックスしたちょっと奇抜な建築物だ。

明治のはじめ頃、参拝客が減った時に追加で建てられたらしい。

今では国の指定重要文化財に登録されている。

f:id:seisyunsanka:20160821231920j:plain

 屋根には「避雷針」も伸びている

なかなか近代的だ。

石川県は雷日数が全国1位になるくらい雷が多い町なので合理的でもある。

この避雷針、以前までは日本最古の避雷針と呼ばれていたのだが、新たな資料によって日本の避雷針第1号は富山県富岡製糸場にあったものと判明したそうだ。

(ちなみにこの写真は朝方、門の内側から撮っています)

この神門をくぐると、

f:id:seisyunsanka:20160821234018j:plain

正面に拝殿だ

この尾山神社の主祭神は、最近NHK大河ドラマ真田丸」でもようやく出てきた加賀藩の藩祖である前田利家公だ。

f:id:seisyunsanka:20160822225104j:plain

f:id:seisyunsanka:20160822225149j:plain

そのため、色んな所で前田家の家紋を目にする

加賀梅鉢と呼ばれる梅の家紋です。

子供の頃にこの形の和菓子をよく食べた記憶がある。

f:id:seisyunsanka:20160822225827j:plain

 手水にも家紋

さらには、

f:id:seisyunsanka:20160822230122j:plain

前田利家公、本人の像も建っている

「槍の又左」と呼ばれていただけあって長い得物を高々と突き上げている。

あの先端に雷が落ちたりしないのだろうか?

自分には境内第2の避雷針に見えてならない。

 

また、この像のすぐ傍には、

f:id:seisyunsanka:20160822230822j:plain

利家の妻「おまつの方」の像も

この姿は出家して「芳春院」となったあとの姿です。

大河ドラマ利家とまつ」で主人公になった二人ですから、全国的にも知名度はあるはず。忘れている方でも唐沢寿明さんと松嶋菜々子さんが夫婦役だった大河ドラマと言えばピンとくるはずでしょう。(地元民からするとピンときて欲しい)

 

ついでに、

f:id:seisyunsanka:20160822233942j:plain

利家を象徴する兜の像まである

 いわゆる「鯰(ナマズ)の兜」です。しかもちゃんと金箔コーティングだ。

 

それにしても境内にオブジェが多い

神社なのにオブジェが多い。

そう思いながら振り返ると、

f:id:seisyunsanka:20160823222825j:plain

こんなオブジェまである

 これまた近寄ってみると、

f:id:seisyunsanka:20160823223701j:plain

カエルがいる

これも造形だ。

緑地が広がる公園などでこのようなオブジェを目にしたりするが…

改めて言う、

ここは神社の境内だ。神を祀って参拝するところだ。

アートの公園やアートの森ではない。

f:id:seisyunsanka:20160823224535j:plain

そう言ったそばからこんな彫刻も発見

蓮の葉とカエルはまだ日本に馴染みがあって風情も感じられたが、頭に鳥を挟んで子供を乗せているこちらはもう意味不明だ。

f:id:seisyunsanka:20160824222628j:plain

「母子順風之像」と言うらしい

天使のようにも見えなくもないが、だとしても随分とアーティスティックでエキセントリックな神社だ。

 

いや、先ほどのステンドグラスで彩られた神門しかり、この神社はちょっと普通じゃないのだ。

 

さて、変わったオブジェも散見できるこの尾山神社、もちろん狛犬もいる。

改めて書くが、今回のお目当てもその狛犬だ。

拝殿の前に戻るとそれらはいる。

尾山神社… 流石に洗練されたビジネス街の中にある神社だ、狛犬たちも、

f:id:seisyunsanka:20160823231355j:plain

スタイリッシュだった

f:id:seisyunsanka:20160823233142j:plain

阿形の獅子もこのとおり、スタイリッシュ

減量中のボクサーなみに筋肉質で細い。

普段は狛犬たちの肉球を思わせる手や爪などに注目してしまう自分だが、今回は思わず…

f:id:seisyunsanka:20160823232034j:plain

胴回りに注目してしまった

f:id:seisyunsanka:20160823232311j:plain

アバラが浮き出てますよこの狛犬たち

モデルできそうですな。

 

ということで、ちょっとモデルっぽく撮った。

f:id:seisyunsanka:20160823232825j:plain

ステンドグラスをバックに

f:id:seisyunsanka:20160823233052j:plain

拝殿を背後に

雰囲気だけは伝わったと思うが…

申し訳ない、自分の力量不足で構図としては弱かった。

 

気を改めて、

f:id:seisyunsanka:20160823233926j:plain

f:id:seisyunsanka:20160823234014j:plain

顔のアップはこんな感じ

獣というよりスタイリッシュな鬼のような面構えです。

f:id:seisyunsanka:20160823234317j:plain

いつもの「爪」も撮った

でも一枚だけだ。

というのも、この狛犬たち、自分の背と同じくらい、つまりは180cm近い高い土台の上にいるので、爪先にカメラを近づけるのも一苦労。

背伸びして何とか撮ったのがこの一枚だ。

色々と、一筋縄ではいかない狛犬たちでした。

 

f:id:seisyunsanka:20160823234827j:plain

関係ないけど利家公が乗る馬のケツにもズームイン

こうしてみると、馬も筋肉質だ。

記憶違いでなければ、10年くらい前に訪れたときには、さらにスタイリッシュな「馬」の像もあったはずだ。境内を探して見かけなかったので撤去されたのだと思う。

 

この日、渾身の一枚…

f:id:seisyunsanka:20160824233052j:plain

「シルエットだけでもスタイリッシュ!」

…なんか、暗すぎた。

 

帰りは裏側の門から

f:id:seisyunsanka:20160824221844j:plain

帰る頃には

f:id:seisyunsanka:20160824222016j:plain

暗くなっていた

こちらは境内にあるもう一つの神社(摂社)「金谷神社」だ。

前田家の歴代藩主が祀られている。

朝にも撮ったが、日が暮れた時のほうが雰囲気が出ていた。

ナイトショットの練習のつもりで撮ったが、やはり難しい。

 

f:id:seisyunsanka:20160824223114j:plain

 裏口でもあるこの「東神門」をくぐって帰った

 この東神門は有形文化財だ。

1760年に金沢城で大火事が起きたのだが、この門は消失せずに済んだそうだ。

その際、ニ頭の龍が水を呼び込んだと伝えられている。

f:id:seisyunsanka:20160824223832j:plain

門の彫刻は釘をいっさい使っていない

名工です。(でも作者は不明とのこと)

当時の人たちからすれば、この彫刻は今で言う「スタイリッシュ」だったのだろうと思い馳せた。

 

最後に

f:id:seisyunsanka:20160824224727j:plain

ちゃんと御朱印もゲットしました

仕事前も仕事後も社務所が開いていない時間なので、昼に抜けて御朱印だけを押してもらってました。

葉月の印が押されているが、巫女さんが言うには月によって絵柄が変わるらしい。

御朱印帳を埋めるためだけに毎月通うのもアリだなと、そう思った。

世の中の若者たちはポケモンを集めているようだが、自分はこっちの方がいい。