AVモードの存在を教えてもらってからというもの、ずっとそのモードで写真を撮っていた自分。
F値とISO感度を固定していると、露出の±が常にゼロ近くになるようカメラがオートでシャッタースピードを調節してくれるので便利といえば便利なのですが、最近、特に植物園に行った前回、撮った写真を確認して、
「本当ならもっと明るくしたかったのにな」
または、
「暗くしたかったのにな」
と思うことが何度かありました。
いわゆる「露出補正」です。
どうせ撮るなら「明るさ」も己の感性に従って演出したいと思う自分は、ここいらでいったんAVモードをやめにすることを決定。
今後はしばらく、たとえ面倒でも「マニュアルモード」を使用し、撮影時に露出の三要素を自分自身でコントロールすることにしました。
ただ、その被写体や風景にとって、どれくらいの明るさが、または暗さが露出補正として最適であるのか、自分は経験上まだわかってもいません。
ということで、今回は同じ被写体でも明るさを変えて何枚か撮り、それらを比較しながら、何が良いのか、勉強することにしました。
さしあたって出かけついでに撮る
週末、「My俺ンジ」のオイル交換のためにいつも良くしてもらっているトヨタのお店に足を運びました。
交換まで30分くらいかかると言われたので、待つ間、カメラを抱えて近くを散策しておりました。
なかなか適当な被写体を見つけられなかったのですが、そのうち公園を見つけたのでそこで何枚か撮ることができました。
「堀内東公園」という小さな公園です
でも、面白そうな遊具がありました。
これ、たぶん小さい子がボルダリングができます。
時代だな、と思った。
ブランコもあり
水飲み場あり
ベンチあり
子供の頃、地元の近所の公園でブランコに乗りながら靴飛ばしをしたり、デカいオブジェの上で怪我しそうな危ない遊びをしていたことを思い出して、ふと懐かしくなる。
懐かしくなっていたせいで…
AVモードで撮ってた…
本日はマニュアルモードで露出の三要素を全部自分でいじって、露出補正を試すってミッションをいきなり忘れてた。
気持ちを改めて、同じ被写体を露出を変えて撮っていく
まずは明るく
何の葉っぱかは自分にはわかりません。
露出のメーター(補正量)は+1くらいをさしていました。
次は暗く
こちらは補正量-1くらい。
明らかに明るさが違う。
初心者の自分にはどちらもそれぞれ雰囲気があって甲乙つけがたい。
ちなみに初心者の自分は、補正量±0の写真を撮るのも忘れる…
小さな花でも試す
はい、明るく
はい、暗く
そしてまた±0の写真を忘れる…
葉っぱの場合、明るいと「光合成してます!」というふうに見え、暗いと「光合成ちょっと休憩」といったふうに見える。
花の場合、明るいと「活溌溌地な娘」、暗いと「手をひさしにして日除けしているしとやかな娘」といったふうに見える。
明暗を使い分けることで「演出」ができますな。
時計と旗のポールを縦で撮ってみる
まずは明るく。
続いて暗く撮る
明るさが違うだけで季節が違うようにも見えてくる。
または撮った時刻が違うかのようだ。
そして今回こそは±0でも撮影。
アングルがズレた…
下から見上げるように撮っていたため、首がおかしくなったのだと思われます。
撮っていると30分なんてあっという間。
そろそろオイル交換も終わるだろうとトヨタのお店に帰り始めたその途中、シロツメクサを発見したのでそれも撮った。
あえて暗く撮った
明るい写真と比較しているわけでもないのに、何か質感が違うように見える。
ホワイトバランスで青く撮ったものともまた違う。
被写体が「白い」からだろうか?
暗く撮って良かったと、初心者心は勝手に納得した。
被写体の色による露出補正の効果の違いも試したい
タンポポの件で、被写体の色によってプラス補正(明るい)が合うのか、それともマイナス補正(暗い)が合うのか知りたくなりました。
自分は知りたくなると、すぐ試してみたくなる性分でもあります。
ということで、数色試してみました。
水色
ズゴックです。まずはプラス補正。
続いてマイナス補正
暗いと味気ないが、プラス補正だと頭のほうが白くなりつつある。
補正なし(±0)
引いて撮ってしまった…
この時の自分はきっとグリコっぽく見せたかったのだろう…
次は赤(オレンジ)系
マラサイです。こちらは±0(補正なし)
全身黒かったらダースベイダーだな…
プラス補正
腕や肩がテカテカしてやる気がみなぎっているようにも見える。
ダークサイドへ(マイナス補正)
堕ちたな… いかにも悪そうだ。
茶色のゴッグも
まずは±0
ちょっと寄ってしまったけどプラス補正
ミルクチョコなイメージ。
茶色は明るいほうが見やすいかも。
マイナス補正
急にビターになった…
ところで、なんでガンプラを持っているかというと…
「甥っ子の誕生日にガンプラを買い与えていたら自分も欲しくなった」からです。
おかげさまで、いい被写体になってくれています。
日が沈みかけた頃にもう一度、外で撮る
空が暗くなってきたときに露出補正をした場合の仕上がり具合を知りたくなりましたので、これも試しました。
ガードレールと反射板、ついでに遠くに街灯
こちらは補正なしです。
確かに撮ったとき、外はこれくらいの明るさでした。
プラス補正で明るく
まるで昼間。
昼間の提灯みたいで趣がないです。
マイナス補正で暗く
おっ、趣でた。
個人的にはこちらのほうが好みです。
シャッタースピードでも露出補正ができる
すぐそばに用水があったので、シャッタースピードによる明るさの違いと、動いているものの写り方の違いも、ついでなので試しました。
(F値とISO感度は固定で露出をシャッタースピードのみで調整)
以前から、一度これを試したかった。
シャッタースピードが速いと暗い
光を取り込む時間が短いので暗くなるのですが、その分、水の動きが止まったように見えます。
シャッタースピードを遅くすることで明るくなっていく
その分、水の動きはアバウトに、雲のように見えてくる。
さらに遅くするとさらに明るく
まるでスライムを垂れ流しているように見えてくる…
本日の結論
やはりマニュアルモードのほうが楽しい。
これからも試しながら撮っていきたい。
(ついでに写真が右上がりになる癖も直さねば…)