初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

しいのき迎賓館の前で灯りを楽しむオブジェを撮る

10月の連休前の金曜の朝、旧石川県庁こと「しいのき迎賓館」の前に普段は見かけないオブジェが置かれていた。ちょうどカメラを持っていた自分は、次には写真を撮っていた。

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それがこれら

アスレチックなのかアートなのか、それともその両方なのか不思議なものだ。

何にせよ、このしいのき迎賓館では毎週のようにイベントが行われ、ときどきよくわからないオブジェがポツンと置かれていたりするので、こういった光景も珍しくはない。

同じものもほとんど見ないので、新しく何かオブジェが登場するたびに芸術への好奇心も刺激させられる。次には撮っていたこの時の自分もまた、その刺激によって突き動かされていたわけだ。

 

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敦賀の天満宮には動物の像が多くて何だか小さな動物園

福井県敦賀市氣比神宮に立ち寄った際、自分はいったん敦賀港の金ケ崎緑地公園に車を停めて歩いて向かった。そこで斜め上な狛犬たちを斜めな写真で撮り終えて、再び敦賀港へと戻ったのだが、その途中で、何だか長閑というか、庶民的というか、格式の高さをあまり感じさせない神社を見かけた。少なくとも氣比神宮と比べるとそう見えた。

百聞は一見に如かずということでまずはそこの境内の写真を見ていただきたい。

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氣比神宮へ~写真を撮るたび斜めっていたらちょっと斜め上な狛犬がいた

福井県の端を目指し、滋賀県の琵琶湖まで行けたスロー運転の自分。そこから引き返して敦賀に立ち寄った話を、写真の傾きと共に前回記したが、敦賀には「氣比神宮」という神社もあったので立ち寄ってきた。

その目的の大半は相変わらず狛犬だ。

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福井県の端を目指していたら琵琶湖に着いた

自分が石川県の金沢市に住んでいるせいか、写真を撮りに行こうとするとどうしてもその近辺となる。県外へ出るとしても富山県福井県など隣の県がもっぱらだ。特に、休日の一日で撮りに行って戻ってくるとなると、さらに隣の県へと出向くのはなかなか難しい。

というのも、使っている足が主に車であるからで、自分自身かなりの安全運転でゆっくりだから、100km以上離れた北陸三県以外の県では時間がかかりすぎてしまうのだ。

ただそうなると、例えば福井県の真ん中あたりにある敦賀などでも、金沢から100km以上離れているため、北陸三県でもなかなか行きづらいところとなってしまう。

果たしてこのスローな運転で、しかも日帰りで北陸三県をどこまで行けるのかと気になった自分は、それを試すことにした。

 記事のタイトルのとおり、まずは福井の「端」を車で目指したのだった。

家を出発したのは朝の8時半前。通った道は国道8号線だった。

 

車内で音楽(その日は主に「Cloudberry Jam」と「Coldplay」)をかけながらまったりと進んでいると、

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ランクルフェスで傾きながら走るクルマを撮る

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土曜日、ラスパ白山というショッピングセンターの特別駐車場にて「ランクルフェス」と呼ばれる、トヨタランドクルーザーのデモンストレーションが地元販売店「石川トヨタ自動車」によって行われていたので足を運んだ。

理由は単純で、クルマが好きだからだ。

ランクルことランドクルーザーは荒れ地走破用のいわゆるクロスカントリー(略して「クロカン」)の日本代表みたいなもので、ぬかるみや段差を車体を傾けながら走ってしまえるスグレモノだ。いわゆる乗用車でなかなかそんなことはできない。

その珍しさを、一度写真に収めてみたかったのだ。

 

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中島町には「駅名」と「駅名板に書かれた名称」が違う駅がある

SEO的にペナルティを受けそうな記事のタイトルをつけてしまったが、その文言のとおり、実際の駅名と、駅のホームにある駅名板に書かれた名称が異なっている駅が、中島町にあるそうだ。

駅名板とは、駅のホームなどに見られる現在いる駅の駅名が書かれた立て看板のようなもので、よく右下や左下に次の駅や前の駅の名前が小さく書かれていたりするものだ。

電車に乗っていて、車窓からその駅名板を目にして「あ、降りる駅だ」となるあの看板だ。

それが実際の駅名と違うとはどういうことか、一度確認したく、現地に足を運ぶことにした。

ちなみに中島町は石川県七尾市にある。以前は鹿島郡中島町であったが、2004年に田鶴浜町や能登島町と一緒に七尾に吸収合併されている。食べ物でいえば牡蠣、文化では国指定重要無形民俗文化財に認定されている「お熊甲祭」(おくまかぶとまつり)が有名だ。余談だが、中島町は自分の祖父母が住んでいた、My「田舎」だ。

 

ただ、駅名板だけを撮りに行って果たして画になるのか不安であった。そのため、今回は駅名板ならびに、その駅から見える「空」を撮ろうと決めて出かけた。

安宅の関で空を撮って以来、空の写真に目覚めてきたのだ。

 

いざ、のと里山海道を使って中島町

むかしは有料道路、現在無料の「のと里山海道」(のとさとやまかいどう)を、車を走らせ向かった。速い人なら中島町まで1時間くらいで着くらしいが、自分は現在、安全運転&エコ運転派なので1時間半から2時間くらいかかる。

道中、ぶっつけ本番で駅の空を撮ることにも不安を覚え、一度適当なパーキングに停めて、そこで空の撮影の練習をしてみることにした。

いや、正確には練習したくなった。それくらい、その日はよく晴れて、空が青かった。

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安宅の関は海と空がキレイなロケーションだった

安宅の関跡にも寄った

前回の記事で記したように、安宅の関に行ったら神社があって、ついつい狛犬を撮ってしまっていた自分だが、ちゃんと「安宅の関」跡にも足を運んだ。

最初、どう行けばわからず、御社殿の前でウロウロとしていたところへ巫女さんがやって来てくれて道を教えてくれた。

それは神社の社務所の右の橋をくぐって、左に折れて真っすぐ行けばあるとの事だった。

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安宅の関跡に行ったつもりが神社で狛犬を撮っていた

先日、どこに行くか決めもせずにカメラを持って車に乗り込み、目的地を決めないまま発車させた。

「さて、どこいこうか」と呟きながら運転して、運転しながらすぐにどこに行きたいか決めれないことに気がついた。

まあ、当たり前だろう。

そこで車のナビで石川県の名所を検索することにした。それまで言ったことがない場所で、かつ車で行けそうな場所を検索結果から選ぼうとすると、「ア行」でさっそく「安宅の関」(あたかのせき)が目に止まった。

 

安宅の関」は小松市にある。歌舞伎の演目として有名な「勧進帳物語」の舞台となっている所だ。

勧進帳物語というのは、ざっくりいうと、仲違いした兄こと源頼朝に追われている源義経弁慶たちが山伏に扮してこの安宅の関を通るとき、関守の富樫左衛門義経ではないかと疑われながらも、弁慶が機転を利かせてニセ(白紙)の勧進帳を見事に読み上げて、通してもらえたという話だ。(富樫は義経だとわかっていながら通した)

歌舞伎のファンの中にはこの関跡に一度は足を運びたいと思う方もいるそうだ。

今っぽく言うと、アニメファンの聖地巡礼みたいなものだ。

 

一度も歌舞伎を見たこともないのでファンでもない自分だが、石川県人でありながら一度も「安宅の関」に来たことがないので足を運ぶことにした。

小松市なので、金沢からだと1時間くらいだろうか、そんなに遠くない。

 

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足軽資料館を駆け足で撮りに行ったら足が重くなった

金沢市の観光名所の一つに「長町武家屋敷」というものがある。

金沢城で知られる加賀藩藩士たち、特に上流、中流藩士たちの侍屋敷が軒を連ねているのだが、そこから少しばかり離れたところに「足軽」が住んでいた建物も残っていて、現在は資料館として保存されている。庶民と足軽では正確には身分が違うのだろうが、自分もまた庶民であることから親近感や興味が湧いて、また金沢市民でありながら自分はまだ一度もそこに行ったことがないことを思い出して、先日、初めてそこへ足を運んだ。

しかも、昼休みにカメラを抱えて足を運んだ。おかげで休憩時間1時間のうちに撮って戻ってこなくてはいけないという、かなり駆け足の撮影となった。

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いしかわ動物園のナイトズーに行ったら百獣の王は眠そうだった

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夕方の6時30分すぎ

石川県能美市にある「いしかわ動物園」に到着。

普段、17時までしか開園していないのだが、この日は中に入ることができた。

この動物園は夏から秋にかけて土日にナイトズーを行うことがあるのだ。

以前より一度ナイトズーに行ってみたかったので、夜の撮影の練習も兼ねて足を運んだのだった。

ちなみに自分は、この動物園に昼夜問わず一度も来たことがなかった。どのような動物がいるのかよくわかっていなかったので、お目当ての被写体というものも特になかった。

「ナイトズーを撮れればいい」

という、ほぼ無計画にも近い思惑で入っていったのだった。

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金沢のビジネス街にある神社の狛犬はスタイリッシュだった

石川県金沢市のビジネス街といったらどのあたりだろうか?

おそらく、香林坊、片町から南町、近江町市場のある武蔵ヶ辻あたりまでがそうだろう。北國新聞のでっかいビルもたっていれば、デパートもあり、銀行も並んでいる。少なくとも自分ならそう思い浮かべてしまう。

もっとも、東京などの大都会と比べるとかなり規模が小さくて、距離にしても短い。

そしてド~ンと神社が鎮座していたりもする。

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たまには風景画を撮ろうと巌門に行ったら暑かった

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お盆だったので田舎の墓掃除と墓参りに行ったついでに、石川県の羽咋郡志賀町にある景勝地、「巌門」(能登金剛)に寄った。

そろそろ風景画の練習もしないといけないと思ったからだったが、風景写真はやはり難しい。

そして、この日も暑かった…

35℃を超す猛暑日の昼過ぎに歩くと茹だるようで、すれ違う他の観光客たちからも「溶ける~」という声が聞こえた。

それは決して手に持っていたソフトクリームの話ではなかった。

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鯖江市西山動物園のレッサーパンダがかわいすぎだった

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福井県鯖江市にある道の駅「西山公園」に行った

目的は公園内にある「西山動物園」だ。

日本一規模が小さいと言われる動物園だ。

規模は小さが、レッサーパンダの聖地と言われるくらい、レッサーパンダの繁殖に力を入れている。ここから巣立って大きな動物園に行ったレッサーパンダも多い。

看板を見てもわかるが、レッサーパンダ推しだ。

自分は今回その「レッサーパンダ」を撮りに来た。

ちなみに、やはりかなりマイナーだからか、自分の車のナビでは「動物園」から検索をかけてヒットしなかった。そのため住所を直接入力して向かった。

鯖江市が運営しているため、入園料は無料だ。

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久しぶりにやって来た羽咋市は変わらずUFOの町だった

前回綴った気多大社だが、石川県の羽咋市にある。

羽咋市といえば、テレビでも何度か取り上げられたことがあるので知っている人もいるかと思うが、何故かUFOのまちと呼ばれている。

いや、呼ばれているのではない、市自らがそう名乗って推しているといったほうが正しい。

知らない方は、

「UFOのまちってどういうこと?」

と首を傾げることだろうが、なんにせよUFOの町なのだ。

気多大社の帰り際、ふとそのことを思い出した自分は、久しぶりにそのUFOの推しっぷりを目にしようと思い、まっすぐ帰らず羽咋駅に車を走らせることにした。

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気多大社に行った…「気」の因果で狛犬写真家を自称しようかと思った

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先日、気多大社に行った

気多大社は石川県の羽咋市にある。

何かイベントが行われていたわけではないが、足を運んだ。

目的は、狛犬を撮ることだった。

最近、自分は世の中の狛犬がかわいく思えて仕方がない。

普段から水族館や動物園を調べることが多く、そのせいで動物好きになっていることがおそらく起因していると思われる。

自分の目は、神聖な狛犬も、動物を愛でるように見てしまっているのである。

カメラで撮りたいという衝動もあり、以前から少しずつ撮っている内に、いっそ「狛犬写真家」を目指そうかとも思ったくらいだ。

この気持ちがどこまで本気なのか自分でもよくわからないが、何にせよ撮りたいし、撮らなければ何も見えてこないという理由で神社までやってきた。

気多大社を選んだのは、以前よりずっと行ってみたいと思っていたからだった。

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